先日、赤ちゃんの時から来て頂いている小学生の女の子が来院されました。
最近の地震や台風の緊急避難速報の発信音が怖くて、食事がのどを通らなくなって外にも出れなくなったと、お母さんから相談がありました。
確かに大人でもあの突然のアラーム音は、びっくりしますし、ストレスを感じるので多感なこどもにはかなりつらいと思います。
ただ、医療的に何かできるかといわれるとなかなか難しい問題で、
ゆっくり本人と話をして、最後に元気になるおまじないをプレゼントしてその日は帰宅されました。
数日後、「元気になったのでお手紙を渡したい」と受付にその女の子とお母さんが来られました。その日は忙しい日で患者さんがたくさんおられたので、特に受診予定ではなかったため、当初そのまま受付に預けて帰られる予定でしたが、受付スタッフが気を利かせてすこしだけ診察室に入ってもらいました。
お手紙とおまもり、折り紙を折ってくれて、元気な笑顔と一緒にプレゼントしてくれました。また、元気になるおまじないもつらい時に思い出してくれているようで、そのおかげで遠足にも行けたとのことですこし安心しました。
受診の際にお手紙等を下さる方は、時々いらっしゃいますが、わざわざそのためだけに来てくださったので本当に嬉しかったです。