1月は通常の授業も終って、特別講義や普段とは違う授業等があります。
環境学科の松澤先生が、陶プログラムの2年生のために特別な授業をしてくださいました。

松澤先生は、山中湖にある多摩美のセミナーハウス「純林苑」の立て替えの基本設計プロジェクトを環境学科の大学院生達とすすめていますが、その設計の過程を松澤先生と大学院生達が、模型や素材サンプルを見ながら解説してくださるという授業です。

建物を設計する人がどんなことを考えて計画をすすめるのか、大学院生達の臨場感のある説明と、松澤先生のわかり易い補足で、これから出来上がる建物が皆の頭の中で組み上がっていくようです。
そして2016年の1月に建物が完成して実際に訪ねた時、そのイメージと現実の空間とを比べるどことになるので、空間をイメージする力を養う貴重な授業です。この特別授業は3年生の後期に「場所」の課題をするときのためのプレ授業でもあります。

授業に先立って、松澤先生がスパゲッティーをごちそうしてくださるという豪華得点付きの授業でもありました。お礼の意味でホットチョコレートを鍋に一杯用意していたのですが、これがピリ辛のスパゲッティーをいただいた後に程よく甘くて、皆満足していました。





卒業生3人が、近頃の活動の様子を4年生と大学院生を対象に講義してくれました。

飛松弘隆、小駒眞弓、鈴木仁子は共に2004年の卒業生で、このところ活動が目ざましい3人です。
卒業してからのこと、近頃の制作のこと、アトリエのこと、材料や技法のことなどリアルな話に、皆興味深々でした。







小駒眞弓


鈴木仁子 


飛松弘隆



小駒真弓 uu-unununium.blogspot.com

鈴木仁子  kimikosuzuki.com

飛松隆弘 tobimatsu-toki.blogspot.jp










3年生の窯業機材学。
高田先生から週に一回、様々な技術を学ぶ演習です。

今年度最後の授業は、金繕い。

割れたり欠けたりした焼き物を持参してきて、補修する技術を学びました。






長く使っていなかった電気こたつを誰か欲しくないか、と呼びかけたら、陶プログラム2年生の女子学生が手を上げました。

ところが後日、4本の足が梱包に入っていないと言われ、どこにしまったか捜していました。
数日してようやく物置に足を見つけたので、その旨彼女に連絡を入れたところ、メールの返事に、

「木製の足を手作りしようかと思っていたところなのでとても嬉しいです✨」

とありました。
さすが工芸学科。
自分で作ろうかと考えるだけでもすごいと思う。