玉ちゃんの玉遊び

玉ちゃんの玉遊び

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!

わたしが猫の餌を購入するホームセンターでいつもゴロゴロしてたリーチ。
売れないまま、いつの間にか大きくなって小さいケースからデカいケージに移動されていたリーチ。




その大きなケージの中で、いつも尻尾を1人でチュパチュパ。あみの間に指を入れると、ペロペロと舐めてくれて懐っこい猫だなぁっていうのが最初の印象。

「なんでこの子は売れないんですか?売れないとどーなるんですか?」

と、もはや顔見知りになっていた店員さんに聞くと

「スコで、耳持たれてて毛色も人気。抱っこする人もいるけど、もう大きいからかなぁ…。なかなか新しい家族が見つからないけど、家族が見つかるまではここにいますよ」

って言われた記憶があります。




すでに2匹の猫がいる我が家では厳しいよなぁ…(しかも2匹は里親も生まれたタイミングも同じでずっと一緒)なんて思いながら、また餌を買いにホームセンターへ行った時にとある家族がリーチを抱っこしてて。

…え、わたしがあいさつしようとしてたのに。
独り占めずるよ、って思ってしまって。

その流れで家族が帰宅したあと、店員さんに 

「わたしも抱っこしてみていいですか?あの家族の反応はどうでした⁉︎」

と質問攻め。

抱っこするとパーカーの紐で無邪気に遊んでて、
半年で大きいとは言えまだまだ子猫の様子で。
すんごく可愛かったから!
すぐに「我が家に迎え入れよう」と即決しました。




いちよう猫がいる家とはいえ、店員さんに必要な物や準備などの話をきき、迎え入れる準備をしてたしか次の日、我が家にリーチがやってきたのです。

ベルガルとは正反対で体は軟体でぐうたら。
動かしても抱っこしても、写真撮っても、やられるがまま。



少し喜怒哀楽が荒くて、すぐ怒るけど基本はとても優しくて他の猫ともそれなりに仲良くやってくれてました。

男の子だからか、ナワバリ意識が強く
絶対にベッドの足元かわたしの顔の横で寝て
俺の寝床をとるな!と、よくロトとケンカをしてたなぁ。

気がついたら、タンスの奥とかめちゃ狭い隙間とか
どーやって入った⁉︎と思うところにいて
毛質のせいでまん丸く見えるけど実はスマートだったリーチ。




誰かが遊びに来ると、ペロペロあいさつして「みんな友達」ってやってくれてて。1番愛嬌を振りまいて、誰もがみんな、リーチがアイドルだった気がします。


4歳になったころに
「心音に雑音があるかもしれません」
といわれ、
「?????」
となったわたしに、
「喉を鳴らしてるからなんとも言えませんが…これから少しづつ調べていきましょう」
と。

【肥大型心筋症】


心筋症は、心筋(心臓の筋肉)が、厚くなったり薄くなったりするなどの異常が生じて、心臓の働きが弱くなる病気です。また、血流が悪くなることで心臓内に血栓(血の固まり)ができることがあり、それが心臓から出て動脈血管に詰まる(血栓塞栓症)と、血栓が詰まった先の足などに突然麻痺が起きたりする可能性があります。



猫にとってはポピュラーな病気らしく、ただ現状何かできることもなく。
先生の言葉通り、ただ様子を見てるだけの日々が続いてました。

それよりも先に、ある日血尿からの膀胱炎になってしまって。すぐに深夜もやってる救急の病院に連れてったら腎臓に問題がある…と。
そこからリーチはエサもかえて、毎日薬を飲んでいたんだよね。



絶対的に運動神経が悪いくせに、ベンガルの真似して高いとこに登ってみたり
ロトが見つけた隠れ家奪ったと思ったら、アイルーを追いかけ回して喧嘩して。
食欲も好き嫌いなく、1番食べてよく寝て、1番遊んで他の猫を圧倒させてたんだけどなぁ…。



ある日、突然。
大好きなキャットタワーに登れなくて転倒したんです。

足を引きずってたから、骨折⁉︎と思って、すぐさま病院へ。
時間外だったため最初の病院はとにかく今見てくれるところ!と、なったけど今思い出しても本当にありえなくて。
「ここ19時に閉店なので、骨折もしてないし原因もわからないから1日入院して様子見るのは良いのですが、たぶんもう…看取るのがいいと思います」
とか言われて。

猫が危ない状況の、口呼吸をしてる状況なのなわかるけどそれはないだろ、と。

夕方になりいつものところが午後の診察の時間になったので予約でいっぱいの中、連れて行くことに。

原因は肥大型心筋症。
それが要因で血栓が形成され、足に詰まってしまったんですよね。

見てもらってすぐに手術……。そもそもその手術に耐えられるかどうか、麻酔に耐えられるかなどの話もあったけど、出来ることをすぐにやって欲しかった。

何がなんでも助けてあげたかった。
助かって欲しかった。

手術は無事に成功し血栓は取り除けたたものの、
足に溜まっていた血流により
合併症になってしまって。


腎臓が悪いのも相まって、おしっこでカリウムが排出できず…。
先生の話を聞いて、やれる事は全部やって欲しくて。
だけど辛そうなリーチを見てるのも嫌で。
ただただ、どうしたらいいのかもわからず
もしかしたら…を考えるとどうしても家で、
大好きなベットに寝かせてあげたかったから
手術を頑張った次の日、家に帰宅することになりました。




最初は薬で呼吸も普通にできてけど、朝方になると口呼吸になってしまったリーチ。
とにかく、おしっこさえ出してくれたら!
願いはそれだけだったのですが、どんなにまっても苦しそうな姿は変わらず。

かなりの点滴で体にお水も溜まってしまって…
姿はいつもの寝てると同じなのに……
たくさんたくさん生きようと頑張ってくれて。
もう大丈夫だよ、頑張らなくていいよって思った時に
苦しいまま、リーチは息を引き取りました。

大好きなベット、家で看取れてよかっとは思いつつ
もっとなにか気がついてあげれたら
やってあげてれば良かったと
後悔ばかりが残ってます。

まだ6歳。
人間で言えばわたしと同じくらいの年齢です。





リーチと取り合っていたベッド、
寝相が悪いのはお互い様。
何も言わずにそっと隣にいてくれたり
誰に触られても気にしなかった姿。
チュールは袋ごと食べようとするし
ウザがるとすぐ甘噛み。
爪を切るとすぐ怒るし、
他の猫の邪魔をするのも得意技だったなぁ。

だけど、絶対に粗相はしないし
いっつも隣にいてくれたリーチ。
猫の醍醐味である癒しを最大限にくれた猫です。

こんなに、早く
こんなに可愛い猫がなんでいなくなってしまったんだろう。




振り返るたび、写真を見るたびに
いなくなってしまったことを思い出しては悲しくなります。
きっとこんな猫にはもう会えないし、
ロトやアイルーとはまた違った癒しでした。

ただ、そんないなくなってしまった隙間を埋めてくれるのも猫。

不意に笑わせてくれるアイルーとロト。
一緒に寝てくれて、癒しをくれる2匹の家族は
たまにリーチがのりうつってる⁉︎と思うような、
素振りでわたしを和ませてくれます。




たまのときもそうだったけど、
猫の寂しさは猫がしっかり埋めてくれます。

悲しい気持ちはいっぱいあるけど、
それに勝る思い出もたくさん。
そして、きっと2匹の猫もわたしと同じくらい寂しい思いをしてるんだろうなぁ…と思ったら、
わたしがしっかりしないといけないんですよね。

たくさんの人に気を使わせてしまって、心配をおかけしてごめんなさい。
口にするとなかなか笑顔でいられなかったり
気持ちが落ち着いてなかった部分もあるので
報告が遅くなってしまいました。

2022年12月

リーチは亡くなりました。


いつか生まれ変わって、もしくはわたしが死んでしまうまで。
どこかでまた再開できると信じてます‼️

たくさんの人がリーチを好きでいてくれてありがとう。
グッズを作ってくれたりしてくれてありがとう。
可愛いとリプをくれてありがとう。
漫画に、動画にも出てれてありがとう。
最後まで頑張れって、大丈夫だよって応援してくれてありがとう。
わたしの家に来てくれて…
たくさんの幸せをありがとう、リーチ。