先日、学校教育における新聞活用講座に参加してきました。
新聞活用(NIE)を活用している学校現場の職員、
NIEを推進しているコーディネーター、
学校の校長、教育委員会の教育長などが参加する会です。
講座というより講演会といったほうがよいイベントでした。
来年から小学校では新聞活用が学習指導要領に組み込まれていることから
学校現場では新聞を活用して行かなければならないので、
認識しておかなければならない
取り組みの一つであると僕は感じました。
学習指導要領における(NIE)の位置付け
2011年に「言語活動の充実」を目的にNIEが
新学習指導要領(小学生)に組み込まれた。
ではなぜ学習指導要領に「NIE」が組み込まれたのか?
新学習指導要領は「生きる力」を養わせたいとうことが
大きな目標であり、PISA型教職課程により、
読解力の低下、読書離れが著しく、教科においては
掃除より古典が嫌いと言われる程らしい。
そのためにもNIEを活用し、
「言語活動を充実」させ
「思考力、判断力、表現力など」の育成に力を入れたいそうだ。
ポイントとしては
◯学習課程の明確化
◯言語活動の充実
◯学習の系統性の重視
◯伝統的な言語文化に関する指導
◯読書活動の充実
◯漢字指導の内容
とあげられています。
学習指導要領における疑問
NIEの活用は「新聞を読むこと」を目的としています。
僕はこれについて違和感を感じています。
果たして読ませるだけでよいのか??
新聞を読ませることは誰でもでき、生徒は読んでいるふりもできます。
「ただやらせている」という教員になってはならないと思っています。
NIEにおいては「どう使うか」が現在の教員のなかで一般的に考えられているけれど、
「どう使うか」ではなく「どう深めるか」が大切だと僕は思います。
読むことで終わってしまえば、インプットだけで終わってしまい、
言語活動の充実のポイントとして
「表現力」を養うためにアウトプットが欠如してしまいます。
NIE活用の流れとしては
読む→調べる→比較、書く、取材→発表、話す
という流れが良いではないかと思う訳です。
時間というものが限られていますが1分でも
4人で話す時間を作ることが教員になったやりたいと思います。
あとは教員から「なぜ読むのか」という話もほしいところです。
埼玉市におけるNIEの活動
埼玉市では埼玉県NIE推進協議会と提携しており、
非常にNIE教育に力を入れている自治体の一つとして紹介します。
さいたま市がNIE教育を重視する理由
目指す子ども像
「夢を持ち、未来を切り拓く、さいたま市の子ども」
その具体像
「将来なりたい職業を見つけられる子ども」
「自分の言動に責任の持てる子ども」
「クリティカル・シンキングのできる子ども」
このような目標が上げられています。
3つめの「クリティカル・シンキング」が上げられているのには
僕は非常に驚きました。推進されている自治体は違うなと。
おわりに
NIE講座に参加できたこと非常に良い経験になりました。
そして、これを機会に、今まで新聞はテレビ欄とスポーツのページしか見なかったという小中高校生達が、毎日それ以外のページも読む習慣を身につけ、自分の考えを持って、それを外部に発信できるような本当の頭のいい子を育てたいと心から思いました。
実際にどのようにNIEを実践するか、すでにさまざまなアイデアが頭の中をひしめいています。
【橋本拓也とは】
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一人でも多くの人を笑顔にすること
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