餅(もち)は餅屋餅は餅屋のついたものがいちばんうまい。 その道のことはやはり専門家が一番であるというたとえ。
最近、専門外のことをよくやるせいか、この言葉が身に沁みます。
ここ数日、麹町警察署によく行きます。もちろん悪いことをしたとか駐禁切符を切られたとかではなく、例の看板の件で道路使用許可の申請をするためです。
こいつを取り替えるために、道路の使用許可が必要でして。で、警察のHPから申請書をダウンロードして
こーゆーのは得意。求められることを書くだけだから。ん? 添付書類って何? あー、まぁ場所の写真とか地図出せばいいよね。それで用意したのがこれ
うん!凄く分かりやすい。地図と写真。ここに高所作業者停めて、上の看板の取り替えとか電気が点くようにしますよ。そう説明したらいいだろうってね。(こういう分野に詳しい方はもう突っ込みたくてしょうがないでしょうね(≧∇≦))
この2つを持って麹町警察署の交通課へ行きました。
梶本「道路使用許可の申請にきました。これが申請書で添付がこれです」
担当の人は添付の書類を一目見て
「あー、これじゃダメだわ」
梶本「ええ?」
まぁ普段、ここに来る人は仕事でそういう申請する人ばかりなんでしょう。ちゃんと書類も揃えて、担当の人はそれをぱっぱっと見て、ものの一分でハンコをバンバン押していくんでしょう。
担当の人からしたら久々に来たど素人=梶本なわけです。
どうやらちゃんと道路とか幅とか書いて図面っぽく書いた物が必要だったらしい。ふわっと写真と地図に○ではダメなんですと。
ど、ど、ど、どーすればいいんですか?
担当「こーやってな、道路の幅とかちゃんと測って書いてくるんだよ」
梶本「なるほどー。でも、車道とか車走ってるじゃないですか。危ないですよ」
担当「まあ車少ない時とか、陸橋の上からとか、赤信号の時の歩道とかでやればいいよ」
梶本「はい(危ないからいいよとはならんのね)」
とりあえず再受験確定のようです。
担当「あ、歩道ならその管理者のハンコ(許可)がいるからね」
梶本「管理者? 道路に管理者とかいるんですか?」
担当「(やれやれ、こいつマジど素人だわ、と思ったかどうかは知らんけど)そう。そこに行ってこないとダメだから」
梶本(道路って国とか県とかが管理してるんじゃないの? てか警察以外の許可いるのとかホームページに書いてないんだけど)
なんだかよく分からないまま、とりあえず店に戻ってきて。ひたすら道路の幅を測りまくって、こんな図面をGoogleシートで作りました。
これをもって、その管理者さんの会社へゴー!
したのですが…
まぁ結果から言うと管理者さんの許可は得られず。原則的に歩道に作業車を乗せて作業するのは認められてなくて。「原則っていうなら例外はどんな時?」って粘って聞いてみたのですが、今回のケースはそれに当たらないのでダメでした。
仕方ないので車道から行うように申請を書き直しました。ただ、目の前の目白通りは現在夜間で地下鉄の工事を延々とやっておりまして。
そういえば、件の担当は「道路でやる場合は工事の会社と話をしに行ってね」
って言ってましたわ。とはいえ、またそこに交渉に行くのも面倒だし、業者さんからも申請書出せとか言われたらもっと面倒だし。
で、考えたのた。
図面上部は地下鉄工事もやってる目白通り。そこを外して、かつ歩道も外すなら青い部分のように車を置き、そこからバケットのアームを伸ばせばいけるだろう。
面倒な手間は出来るだけ省きたい(地下鉄工事の人まで巻き込んだらさらに手間だし)
と思って、上の図を持って麹町警察署へ再試験に行きました。
結果…再々申請の必要あり
理由…縦横の縮尺がめちゃくちゃ。手書きでいいからちゃんと測って書いて。あと、やっぱり目白通りに停めて作業する方がいいよ、とのこと。
昨日夜、工事現場の人に声をかけ、監督さんにお話しさせていただいてところあっさり許可がとれました。いつもこれぐらい話が早いのがいいですね。
まあなかなか手間はかかりますが、もしこのまますんなりなら業者さんに丸投げしたときの5分の1ぐらいの費用ですみます。まあこれもいい勉強ということになりますね。
ちなみに新看板のデザインはこれ! ゴールデンウィーク明けには入れ替え完了してますのでお楽しみに!