昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、
おばあさんは川へ洗濯に行きました。
お昼の事。
お腹の空いたおじいさんは、おばあさんが握ってくれたおにぎりを重箱から取り出して食べました。
その10分後、おじいさんは急に腹痛に襲われ便意に耐えられなくなりました。
『山で用を足すのは山の神様に申し訳がない!』
そう口にしたおじいさんは、
重箱の中で用を済ませました。
そしてそれを川に流し、芝刈りに戻りました。
一方その頃、、、
おばあさんが川で洗濯をしていると、
上流から重箱が
ドンブラコ~ドンブラコ~♪と流れて来ました。
おばあさんが重箱を開けると、
『これは良いお味噌だわ!』
と喜びました。
その晩、二人は仲良くお味噌を平らげ幸せな夜を過ごしましたとさ。
めでたしめでたし♪