傾国の美女 西施 4 | 竹取物語の謎を「うら」読みで解く

竹取物語の謎を「うら」読みで解く

かぐや姫は、なぜ竹から生まれて月に帰るのか?
かぐや姫、竹取翁…、名前は何を表すのか?
蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣…、宝物に隠された意味とは?

『竹取物語の謎を「うら」読みで解く』 since 2013 ~ Weekly KAGUYA

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かぐや姫は、5人の求婚者を不幸にした上に、帝までを虜にして後宮を乱しました。中国の史書にも、君主を夢中にさせて政務が疎かになり、国を傾ける「傾国の美女」が登場します。このブログでは、唐の楊貴妃、漢の李夫人、殷の妲己(ダッキ)を紹介してきましたが、さらに、呉の西施(セイシ)を取り上げます。

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柴売りの娘・西施は、美人の計のために選ばれました。

 

西施は美しい衣服を着せられ、入念に化粧をほどこされます。

山村の純朴な娘は、非常に美しくなりました。

しかし、貴人の目からみると、どうしても粗野な感じがします。

 

そこで、女性の指南役を招き、立ち居振る舞いを教えさせました。

さらに、都に住まわせて、王侯貴族と付き合わせさせました。

 

ついに、この上なく艶麗な美女となったのです。

 

(続きます)…

 

 

…画像:Pixabay様よりロイヤリティーフリーの写真をお借りしました…

 

 

竹取物語にも、衣と化粧が出てきましたね。

第三の求婚者、阿倍右大臣 * が、火鼠の皮を持ってかぐや姫の家に行く前に、化粧に精を出していました。

 

 

さて、そんな西施を越王は…。 

 

 

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☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆  次回  ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* ☆

 

竹取物語のように…。


参考文献:
 片桐洋一、他(校注・訳)
 『竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語 日本古典文学全集8』小学館、1972年。

 野口元大(校訂)『竹取物語 新潮日本古典集成 第26回』新潮社、1979年。

 大野晋、他(編)『岩波古語辞典』岩波書店、1974年。

 戸川芳郎(監修)佐藤進・濱口富士雄(編者)『全訳 漢辞海 第三版』三省堂、2011年。

 小竹文夫、他(訳)『史記3世家 上』ちくま学芸文庫、1995年。

 袁珂『中国の神話伝説 下』青土社、1993年。 

 

 
イラスト:あおい

字*:リンクあり
                   
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