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高をくくる

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2月の末。

2月の27日に、季節は春へと移り変わった。

未だに風が吹くと肌寒いような感覚はあるけれど、太陽が出れば温かい日差しが射してくる。

なるほど、寒いというのはどうやら2月いっぱいまでで終了するらしい。

僕は相変わらずスキルも伸びず、技術も伸びず、学習も思うように進まない自分に

苛立つ日々を送っている。

 

どうやれば器用に生きられるのだろうか、などと考えても

そんなものは大部分が才能といわれるところであるので

器用ではない僕は人の何倍かの時間をかけて努力しなければならないのだろうか。

僕は努力が好きなようで、やっぱり嫌いであった。

   

 

三月にもうすぐなる。

大阪に居る期間としてはもう一カ月も残っていない。

そして、大学に在籍している期間としては一ヵ月どころか更に短いはずだ。

 

思い出も沢山出来たし、

それを形にした思い出の品者達も沢山ある。

それらを整理した。

 

東京に持っていくべきかどうか。

過去は振り替えらない、どころか、僕はもっと振り返るタイプである。

やはり全部持っていこうか。

1kのあの部屋にそんなに入るのかは不安だけれど。

 

 

 

 

 

ひょんなことからアマゾンのプライム会員に舞い戻り

少しながら暇つぶしに映画を見ようとしていた時にこの作品に出合った。

 

これは昭和の仮面ライダーアマゾンをリブートしたものらしい。

食人という、人類三大タブーがテーマになっており、主人公やその人間関係を織りなす人物が非常に魅力的な作品だった。

どんなに高尚な作品と言われてようと、

どれだけ大人向けだといわれてようと、

どれだけ評判が好かろうと、悪かろうと、

自分にとって、それが面白いか、かっこいいか、合うか合わないかが全てである。

 

そんな気質で言うと、この仮面ライダーアマゾンズはカッコよかった。

シンプルで迫力のある変身と、作品内において説明づけられているメカニズム、

葛藤やらポリシーやらがせめぎ合う世界観などなどが、

見ている側としても引き寄せられた。

 

変身というのは男のロマンだと、誰かが言っていた気がする。

カッコいいものに変身することもあれば、

その逆もあるかもしれないが……。

 

同じ特撮でもウルトラマンではそういった人と怪物の狭間が描かれることは少ないような気がする。

構成上の違いだろうか。

アマゾンズでは自分の出自や、アイデンティティが大きく議題として挙げられていた。

変身して闘いはするが、それが果たして自分の望む姿なのか。

 

自分にしても同様である。

近頃大きな環境の変化に遭遇するたびに枕を濡らして

自分を変えてきたけれど、そのたびに僕は何かを得て、何かを失った。

 

先日は最も大切なものまで失ってしまった。

時間と気持ちと一時のすれ違いがとんでもないことを起こしてしまうこともあるものだ。

変身したい。

今よりももっとすごい自分になりたい。

 

そうやって特撮の世界に焦がれる。

アマゾンズはその手を振りほどくような、

その手を丸のみにしてしまうような恐ろしい作品だった。

 

 

 

 

タイピングスキル

 

僕が就職する会社は普通のIT会社だ。

就職活動する時点で、僕は自分が就職する会社はIT会社だと定めていた。

それがなぜなのかはさておき、就職したあと部署によってやる内容はばらばらだが、

実際IT会社に就職するに際して準備しておかないといけない……というか

基盤となるスキルはタイピングスキルなのではないだろうか。

 

これまで何度もタイピングに関しては修正を重ねてきた。

中学生時代は人差し指でタイピングしていたし、

高校生時代はそれを修正しようとして中途半端に3本指でタイピングしようとした。

大学生に入ってからホームポジションを学んだものの、

今見つめ直してみれば僕は右手の動かし方が基本に即しておらず、

全くの我流であることが分かった。

まれに我流で早い人も居るというが、この日本において我流は突き抜けてでもいない限りは

認められないし、教育も受けられない。

よって、僕は再びまたこの段階で基本からやり直すはめになってしまったのである。

 

なんて不器用な男なのだろうか。

自分でも情けなくなる。

最初に教えてくれる人が居ればこんなことにはならないはずなのだが……。

 

 

朝三時ごろに目が覚めた。

確かにこの日は早く起きなくてはならなかったが、それでも三時に起きる必要はなかった。

いつもならば布団の中でもう少し眠っても良かったのだろうが、

脚に激痛が走った。

同時にビリビリビリと衣服を引き裂くような音が鳴った。

脚が痛い。

 

感覚としては針金に引っかかったような感覚。

脚は明確な痛みをもって僕にうったえかけてきた。

 

「布団の中に何かが居る」

 

僕は足が引き裂かれたその部分へと手を伸ばした。

そして、またビリビリビリと衣服を引き裂くような音が鳴った。

親指がやられた。痛い。激痛だった。

 

電気をつけた。

布団の中には何もいない。

しかしながら脚には切り傷のようなものがあった。

左足を念のために見ると同じような切り傷が二か所存在した。

合計4か所の切り傷。

これは一体何なのだろうか。

怖い。

 

しかしこの日の僕はそんなことに構っている暇などなかった。

動画技術を団体の後輩に引き継がなくてはならない日だからだ。

通常引き継ぎといえば事務的なつまらないものだが、動画技術自体、

そういったマンネリをくつがえすために活用してきた。

そんな僕がつまらない真似をするのは許されない。

そう思ってPPTと動画式タイトルの準備をした。

 

11時から17時後半まで、後輩2人と僕は動画を練習し続けた。

声なしの環境でこんなカルチャースクールみたいなことをするとは……。

動画を学び始めた頃の僕は想像すらしていないだろう。

 

正直これだけでも疲れていたのだが、ここからいつも通りに会議があった。

今回は全く内容が頭に入ってこず、音の重要性を思い知らされた。

音の情報ならば恐らく半分くらいは頭に入れることが出来ただろう。

 

そして午後10時。

この時点でやはり疲れていたのだが、

僕は東京に行かなくてはならなかった。

 

ここから夜行バスに乗るのだ。

どうしてこんな無茶なスケジュールを組む羽目になってしまったのだろう。

それは不動産……いや、マンションの管理会社ががめつき日割りの家賃を請求してきたからである。

新社会人応援物件などもあるなか、全く家に住むわけでもない、2月と3月分の家賃まで請求されるとは。

 

僕はまだ親の力が(財)ある分、そこから禁中策として借りることが出系るのだが、

実際どれだけの学生がこの急激な日程調整と請求に対応できるのだろうか。

この世の中良い物件に手を出すというのは諸刃の剣であるようだ。

というわけで、何度目になるかはわからないが、

夜行バスで東京に向かうことにする。

 

 

 

 

 

 

カラオケというのはあんまり得意ではない。

なんでだろうか。

たぶんこれは経験値に関係しているのだと思われる。

僕は学生時代カラオケに行った経験が数えるほどしかなかった。

 

幼少の頃に言ったことはあったが、その幼少時の僕は

曲の2番?Bメロが流れると分からなくなるので

カラオケで中途半端なまま曲の終了をしなけばならないのだ。

それはいやだった。

 

中学に入ってから

安物の音楽プレーヤーをクラスメイトからもらい受けた。

それは本当に安い代物だった。

再生と停止ボタンしかなく、曲を順番に流す以外の事は出来ないのだ。

しかし、当時の僕はそれを大切にした。

音楽プレーヤーとの初対面であるからだ。

それに曲をなんでもいいから入れて、なんでもいいから聞いてみた。

塾の帰り道、イヤホンという道具で脳内に響いてくるかのようなサウンドに感激して

将来良い感じの部屋で音楽を聴く大人になりたいとか思った。

 

そして高校に入ってから

カラオケに行く機会は数度あったが

周りはそれとなくカラオケ慣れしている人たちが多かったため

僕は面くらうというか……一歩引いてしまうことの方が多かった。

 

そして知っている曲といえば以前合唱で歌うような曲ばかりなので、

早いの速いテンポの曲なんかを謳うことがなかった。

そもそも自分がそれを謳えると思わなかったということもあるだろう。

 

今回のカラオケは初めて色々歌った気がする。

ハイテンポな曲は勿論、高音が必要になるような難しい曲、

英語の歌詞にも挑戦した。

失敗はしたが……。

 

それはなぜかといえば、そのカラオケではキャンペーン中か何かで

お酒が、アルコールがなんとただで頼むことが出来たからだ。

どうも、やはり気分がのると、楽しく歌う事ができるようなのである。

今度からは空いたお腹にお酒を入れてカラオケに向かうこととしようか。