青森県知事選挙が終わりました。
17日間の全県選挙を戦い抜かれた各候補者の皆様、各陣営の皆様、大変お疲れ様でした。
投票率57.05%。
知事選を通じての県政への関心の高まりは、皆様のご尽力によるものであり敬意を表し、感謝申し上げます。
宮下宗一郎さんにおかれましては、ご当選、誠におめでとうございます。
404,358票、得票率68%、全市町村最多得票。
圧勝です。
青森県のニューリーダー誕生に相応しい県民運動とも言える選挙戦を展開されました。
「青森新時代」をスローガンに、新たなリーダー像を示され、ブレない、ひたむきな姿やその言動に多くの県民が夢や希望を抱かれた結果と捉えています。
感服するとともに、民意を真摯に受け止めております。
任期が始まりますと県議会で所信表明が行われるものと思いますが、県民に向き合い対話を重ね発表された「政策」の実行にあたり、県議として議案審議等を通じて関われることを楽しみにしております。
宮下さんとはこれまでご縁がなく、きちんとお話したことがありません。
もし、お会いしお話できる機会があれば、大変ありがたく何卒よろしくお願い申し上げます。
小野寺晃彦さんにおかれましては、誠にお疲れ様でした。
2月頃でしょうか、小野寺さんに「骨は拾う」と申し上げました。
真意が伝わっていないとすれば心残りです。
小野寺さんにとって、極めて厳しい選挙になるとの認識からでした。
自民党県連が自主投票としたタイミングや、その後も劣勢との見方が広がるなか、青森市長を続けられることも選択肢としてあり得るのではないかと思っていました。
それでも最終的に市長職を辞し、知事選立候補の意思を固められた以上、これまでの私の県議選応援に対する「恩返し」と思い、応援させていただきました。
市長退任翌日に発表された政策は、数値目標設定や圏域毎ビジョンを示された点など、もっと評価されるべきですし、「政策の選択肢を示す役割は果たした」との敗戦の弁に「政策」に対する強い拘りを感じました。
今回の結果だけをもって、青森市長としての7年間の歩みが否定されたわけではありません。
頑張り過ぎたぐらいです。
しばらくは心身ともにゆっくり休んで欲しいと思います。
横垣成年さん、楠田謙信さんにおかれましても誠にお疲れ様でございました。
政治家として多くのことを学び考えさせられる知事選でした。
当初、自民党県連内の選考委員会からは小野寺さんを推薦することが私共に提案されました。
しかし、多くの党員の意見を受け入れ、最終的に「自主投票」としたことは良識ある選択であり、県民本位の知事選が行われる一つのきっかけになったのではないかと受け止めています。
一方、選考プロセスなど反省すべき点もありましたし、党県連の動きが選挙戦に与えた影響も大きく、支持が分かれた点も含め自民党にとっては難しい選挙であったと感じております。
また、小野寺さんを支持する県議団結成には実は異を唱えておりました。
有志の集まりとは言え、党県連が組織的に小野寺さんを支持しているような印象を与えかねないと感じたためです。
小野寺さん陣営にマイナスの影響が及ぶ可能性や党内に無用な分断が生じてしまうことも懸念いたしました。
緩やかな連携にとどめ、各々の議員が個別に応援すべきと県議団結成に向けた会合で提案したものの賛同いただけませんでした。
よって、私自身は小野寺さんを支持する県議団には加わらず、個別に応援することを県議団幹部と小野寺さん本人には申し伝えておりました。
他にも様々なことが起こり続けた県知事選。
私自身、今回の知事選で得た経験を活かし、政治家としてどう行動すべきか自問自答を繰り返しながら、県議5期目を務めてまいりたいと思います。
活動報告はフェイスブックに移行しているため、ブログ投稿はなんと6年ぶり。
6年前の最後の投稿は、政治家としての恩師である故木村太郎先生の記事。
太郎先生は今回の知事選を天国からどのように見ていたのだろうか…。