尼崎事件とグリコ森永事件を結ぶ点 | オレはこう思う

尼崎事件とグリコ森永事件を結ぶ点


尼崎の連続変死事件は、日本の犯罪史にも残るとんでもない大事件になる様相を呈してきているが、現場記者やネット上ではあのグリコ森永事件との関連性を指摘する声も出ているという。

日刊ゲンダイより

関係を指摘する声は、美代子の旧姓が「月岡」と報じられて以来、広まっています。理由は08年に大阪地裁で懲役14年の判決が下った男の名字と同じだったこと。
この事件は、西宮市の自称医療機器販売業の男が弁護士を脅迫し、3億円余りを脅し取ったのですが、裁判長が「陰湿な脅迫行為を尽くした」と指摘するほどヒドかった。
因縁をつけた弁護士宅に押しかけ、400回以上も嫌がらせを行っていたのです。男は当時の大阪地検の取り調べに対し、「(かつて)グリコ・森永事件の重要参考人として調べられた」と供述しています。
別の名字と犯行手口の陰湿さ、事件の舞台が兵庫という共通点から、グリコ・森永事件との関係を疑う声が出たのです。
(事情通)

名字以外にもグリコ・森永事件との共通点はある。犯行を"グループ"で行っていたことだ。

グリコ・森永事件では、関連の「寝屋川アベック襲撃事件」(84年)で3人組の男が犯行に加わっていた。
また「丸大食品脅迫事件」(84年)でも、子供の声を録音したテープが使われるなど複数犯との見方が強い。
一方、連続変死事件は美代子をボスに複数で動いている。2つの関係を疑うほど、怪しい共通点が浮かぶのです。
(地元記者)

以上、日刊ゲンダイより

あのグリコ・森永事件からはや28年半が経過した。
グリコ江崎社長誘拐を皮切りに、丸大、森永、ハウス、駿河屋、不二家など食品会社ばかりを狙った脅迫事件
グリコ事件を真似たロッテ脅迫事件まで起きた

寝屋川アベック襲撃事件も引き起こし、「毒いりきけん、食べたら死ぬで」のメモを付けた菓子をコンビニに置くという犯行、この菓子に入っていた青酸の量は致死量に達しており殺人未遂事件として懸命の捜査が続けられたが、2000年に時効となった。

男の子と若い10代~20代位の女性の声による脅迫電話の録音テープ2本が全国のテレホンサービスで公開されるも手がかりなし。
当時、音響研究所の鈴木さんは男の子が小学5.6年、女性が中学3年位、と言ってたが男の子に関してはもう少し下の可能性もあると思ったのだがね。
おそらく、学校でいつも顔を合わせている教師、あるいは隣近所の人ならあの子の声だ!と気付くと思うのだが、知ってる子供を警察に売りたくないという判断が働いたのだろうか。

滋賀県警が犯人の1人を偶然パトロール中に発見、これも逃げられてしまう。
警察が犯人に最も近づいた時であった。
この時は兵庫県警や滋賀県警などとの連携が取れてない、縦割りの弊害も指摘された。

一橋文哉氏の推理本がベストセラーとなったり、株価の操作で儲けるための経済犯罪ではなかったのかという説、江崎社長は犯人と取引をしたのではないか、食品会社を脅すのはカムフラージュで実際は警察に恨みを持つものによる警察への嫌がらせ説、様々な憶測が流れるも真相は闇の中である。

日航ジャンボ機墜落事故があった昭和60.8.12に犯人から犯行終結宣言が届いたのを最後に犯行グループは完全に動きをやめ、闇の中へと消えて行ってしまった。

犯人の狙いは何だったのか
単純に金目当てだったとは思うのだが、江崎社長誘拐の時の身代金が100億という、当時としては突拍子もない金額。
様々な脅迫事件を引き起こすも、結局犯人は金は手にしていないのである。
裏では企業と手打ちしていた可能性はあり、株価で儲けた可能性もあるが、劇場犯罪として世間が震撼し、警察が困るのを楽しんでいるかのようにも見えた。

となると、企業、警察、社会への恨みを持つ者の犯行だったのかという可能性も捨てきれなくなる。

さて、尼崎事件、この犯人がグリコ・森永事件とも何らかの繋がりがあるのだろうか。
同じ兵庫で犯行をグループでやる点
多くの人が疑念を抱くのは多くの人が直感的に本質的なものを感じ取っているとも言える。
0.01%でも可能性があるなら調べるしかないだろう。
調べても何も出てこなかったら、それで済む話である。








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