あなたはお絵描きする人ですか?
私も絵を描くことは大好きで、小さいときはたくさん落書きをしていました。小学校の美術の先生はどんな絵でも褒めてくれたし、たとえ描いた絵が好きなアニメのキャラクターでもちゃんと評価してくれました。思えばその頃が一番生き生きとお絵描きしていた頃でしょうか?
「自分は絵を描かないよ」という人でも、塗り絵が好きという人もいるでしょう。最近は大人の塗絵と言うものも流行っているようで、ある意味「癒やし効果」というのもあるのでしょうね。
「絵を描くこと」といって思いつく漫画家さんもどんどんとアナログからデジタルへと移行していることでわかるように、パソコンでお絵描きすることも普通になってきました。当初は紙に描いたものをスキャナーで取り込んで、修正して色を塗ってという流れも、いきなりペンタブレットに書き込むこともできますし、スキャナーがなくてもスマホで撮影して取り込んだりとデバイスの種類が増えてきたことで、様々な方法ができるようになりました。
タブレットも当初はこのようなタイプでした。ペンタブレットといっても絵を描く部分(タブレット)と見る部分(モニタ)は離れているわけで、使いこなすにはコツも必要でした。しかも、A4サイズだと6万円くらいはしていたように記憶しています。今ではだいぶ安くなってきましたし、色々なタイプが出てきましたので、このようなタイプのものは板タブと呼ばれています。
パソコンと接続して使うことは同じですが、タッチタイプの液晶を用いたタブレットがこちらになります。画面と絵を描くところが一致しているので、より使いやすいタイプです。ただし、値段は20万円程度と跳ね上がります。私も所有していますが、タッチするときの反応などは現在のものよりはだいぶ劣りますので、中古で入手しても5万円程度はしますし、筆圧感知も512レベルなので「安く液タブをつかいたい」「外部モニタとしても使えるから・・・」という人以外にはオススメしません。
あ、サラッと書きましたけれど、こちらは「液タブ(液晶ペンタブレット)」と呼ばれてます。
iPadやWindows8が発売されて液晶タブレットが身近になってきました。液晶ペンタブレットも20万~30万円と手の届かないものばかりではなく、ちょっと奮発すれば買えるものとなってきました。機能向上と価格低下で、その裾野も広がってきているようです。ちょっとしたメモを手書きでしたいとか、お絵かきをしない人にもニーズが有るようです。本体+ペン+お絵かきソフトで15万円以内で購入できるものが多くなってきました。もちろん、30万円以上~天井知らずとプロ用のすごいスペックのものもあるわけですが、収入に見合ったものでないとなかなか素人には手が出せませんね。
で、いろいろお絵かきタブレットについて調べていると、こんな製品が出ていることがわかりました。いわゆるタブレットパソコンですが、ペンもお絵かきソフトも付いて、4万円台で買えるものです。8インチと小型ですが、Windows10が入ったタブレットですから、パソコンの機能+お絵かきタブレットとして使えるものです。
この手の液タブのメリットは気軽に外に持ち出せることです、スケッチブック代わりに持っていき、さっと取り出して写生なんかもできるわけです。スンバラシ~!
以前はPhoton2という10インチ AMD搭載のWin10タブレットが出るとかでないとか話題になっていましたけれど、一応発売されたものの日本では殆ど話題にならず、発売元の社長さんが亡くなったなどの理由で日の目を見なかったということですが・・・(ちゃんと裏はとってませんm(_ _)m)一応中古で、2~3万円で流通しているようですが、ちょっと怖いですね。
昨日は、近くのパソコンショップへと、安価な液タブがないかと覗いてきたわけですが、パソコンショップの店員さんといえど、お絵かきをしない人だとあまり情報も持っていないわけで、筆圧感知も512段階のレベルで止まっているようで、「最新のものだと4096段階とか8000超え」と教えてあげると驚いていましたが・・・(笑
まぁ、こちらのraytrektab DG-D08IWPはドスパラ扱いなので実際に見ることができませんでしたが、展示されていたのはMicrosoftのSurfaceとacerのSwitch Alphaという製品でした。ともに10万円程なので、この価格帯だと比較する機種は多く悩むところです。Surfaceは新型も出るタイミングなので、値引き次第でしょうし、iPad pro 12インチも候補になってきます。
ペンタブレットばかりは実際に触ってみないと判断できないところがありますので、実際に言って確かめてみると良いと思います。こちらのお店でもペンを用意してくださり、試し書きできました。
入れて使うソフトとの相性などもあり、完全に試用ができるかというと無理なところもありますが、お店に行ったらダメ元で試してみましょう。それにしてもドスパラの静岡店がなくなってしまったのは痛いですね。
まとめ
パソコンでお絵描きしたいという要望もあったり、自分も興味が有ることから調べてみましたが、こちらのお絵かきというジャンルでも数年前からだいぶ変化がありました。これからお絵かきパソコン(タブレット)を購入したいという方向けに参考になれば・・・
入門(安価で導入したい方向け)
板タブ+中古パソコン(Windows7以上)+無料ソフト
板タブの価格は2万円~
Wacom Intuos Pro:http://www.wacom.com/ja-jp/products/pen-tablets/intuos-pro-overview
板タブはそれだけだと機能しません。パソコンとUSBで接続して使います。接続するパソコンはWindows7以降であれば問題ないでしょう。使用するには描く部分(タブレット)と画面(パソコン)が離れているため慣れが必要ですが、紙に描いたものを取り込んで、「修正」や「色塗り」などに使うにはそれほど難しくもなく、細かい所の操作ができるので良いと思います。
中級(いろいろ持ち運んで使いたい方向け)
液タブ(タブレットパソコン)+付属または無料ソフト
ペン対応の液晶タブレット5万円~
raytrektab DG-D08IWP:http://www.dospara.co.jp/5info/cts_raytrektab
この価格帯で液タブが買えるようになったことに驚きですが、私自身まだ実機を触っていないので購入される方は店頭で試すか、上のサイトに投稿されたツイートなども参考に!
液晶の画面の大きさや、搭載CPUなど今後も色々出てくるジャンルだと思いますので楽しみです。
これら商品は本体のみで使用できる(OSが入っているパソコン)ため、お絵かき以外にも通常のパソコンとして使えますし、無線LANも搭載してますので持ち歩いて様々な用途にも利用できます。ただしこの機種はCPUがAtomとちょっと非力かもしれません。先に紹介したAMD搭載のものやCore mなどを積んだものが出てくると面白いですね。またiPad Proも10インチクラスが出そうな噂もあり、この価格帯に入ってくると更に激化しそうな気もします。
安いタイプのもので気をつけたいのが、パームリジェクションという機能があるか。
これはお絵かきの際、ペンで描くときに手をついてしまったところもペンで描いたと判断して描画されるのを防ぐ機能です。なかなか手をつかないで描くというのも難しいので、実際に実機で試した見たいところです。ペンの反応、強弱(筆圧感知)がつけられるか、などとあわせて試しましょう。なかなかカタログスペックだけではわからないところです。
上級(仕事で活かせるproの方向け)
お金さえ出せば、もう上限なしでしょう。
30万円~
Surface Studio:https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/devices/surface-studio/overview
もう、道楽の範囲では変えません。お金を稼げるプロの方、御用達
こんなんで落書きしてたら怒られますなぁ・・・
その他
実際、iPad Pro 12インチや新型Surfaceあたりの価格帯は10万円前後とここで紹介した中級~上級の間になるものですが、ここらへんが「中級」でraytrektabあたりは「初級」なのかもしれません。ただ描く人の技術にもよりますが、かなりよくできたものがかけるスペックを持っているようなので、中級としました。近くのパソコン屋さんではドスパラの製品は良くないとディスってましたが、ここは実機を触っての判断としたいと思います。
10万円クラスの製品だと「ちょっとお絵かき」というよりも「本気でパソコンを購入」という気持ちだろうし、パソコンにペン入力の機能がついたもの的な位置づけのものが多いようです。
お絵描きと言ってますが、マウスしか使ったことのない人にもタブレットの面白さは一回使ってみてほしいです。小さめの安いタブレットなど中古も含めかなり安価(数千円程度)に出回っていますので、利用できるパソコンが有れば、使ってみてはどうでしょう。はじめは塗り絵などから初めて見るのもいいと思いますよ。Googleの画像検索から「塗り絵 下絵 フリー」などでググって見ましょう。
