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キイロスッポンタケ

キイロスッポンタケは先週前半の雨後が発生タイミングだと予想し、
デジタル写真に追加更新したくて出かけました。
やはり予想通り発生していて、既に終わっている個体も有り、
近づくと、とても嫌な臭いが辺りに漂っていました。
似た仲間の腹菌類では最高に臭い種の一つだと思います。


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キツネノヤリタケ

4月末にキツネノワンとキツネノヤリタケの観察地へ行ってみました。
去年の水害で、かなりの被害がでた、と噂では聞いていましたが、
想像以上のダメージを受け、その傷跡が生々しく残っていました。
発生地の桑畑への橋が流されていて、観察地の桑畑は濁流で洗われ、
砂が積もり、壊滅的です。
桑の木は枯れるかも知れませんし、回復は無理なように思います。
この地の他に県内でキツネノワンの発生地は有りますが、
キツネノヤリタケの発生地を知りません。

非常に残念な事態となっていましたが、昨日偶然にも宍粟市山中の
小さく急な谷でキツネノヤリタケに出会えました。
発生場所の面積は僅か1㎡程で、細い山桑の木一本が急斜面に
有り、キツネノワンも共に発生していました。
この場所もいつか集中豪雨で崩れそうな感じですが、
新たな発生地が見つかり、本当に嬉しい日でした。

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キツネノヤリタケ


アミガサタケとカンムリタケ

ここ数日、冬に逆戻りしたような天気でしたが、
春に出るきのこは例年通り姿を見せてくれました。
カンムリタケとアミガサタケです。
某神社では、イチョウも桜もあってアミガサタケが
出てくれないかなぁ、と観察して3年目、今年初めて
発生していました。
私が靴の裏等に胞子を付け、運んだのかも知れないです。


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アミガサタケ


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アミガサタケ


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カンムリタケ


ニセクロチャワンタケ

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ニセクロチャワンタケに出会えました。
これまで出会ったクロチャワンタケはモミの葉や球果を
分解しているようですが、ニセクロチャワンタケは落枝を
分解して発生しています。
この2種は良く似ていますが、ニセクロチャワンタケには柄が有り、
クロチャワンタケより少し大きいようです。


シロキツネノサカズキモドキ


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週末、シロキツネノサカズキモドキを探しに出かけました。
赤と白が森の中で競うように咲いて?いました。
可愛いかったですよ。
ミヤマカタバミの花と思います。

ピロネマキン属かな?


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モミ林で小さなチャワンタケの仲間の様なきのこに出会いました。
ピロネマキン属かな?と思うのですが、どなたか情報をお持ち
でしたらお教え願えませんでしょうか。

ウスムラサキシメジ

ウスムラサキシメジと思われるきのこに長年出会っていますが、
ムラサキシメジの変化の範囲とすべきなのか、結論を出せずに
いました。
今年は10月10日から出会い、次々と発生し、20日頃に新たな
発生は止まった様です。
色は薄いピンク紫褐色といった感じで、日が経つと褐色が強く
なってきます。
添付写真はウスムラサキシメジの典型的な個体だと思うのですが、
如何でしょうか。
兵庫きのこリストには未だ入っていませんね。



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ヤマブシタケ

今年のきのこシーズンもいよいよ終わりに近づいてきましたね。
週末、あまり期待しないで出かけましたが、思わぬ大物に出会いましたので
お知らせします。
11月のこんな時期ヤマブシタケに会うのは初めてです。


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ケブクロツチガキ

タマノリイグチは8月24日、ケブクロツチガキは9月20日に届いたものです。

UPをさぼっていました。皆さん、先生ごめんなさい。


一ヶ月以上前に見つけていたケブクロツチガキの幼菌が、ようやく裂開しました。
裂開した状態の写真が撮りたくて、毎週、観察に通っていたのです。
2003年7月22日鳥取県倉吉での兵庫きのこグループ観察会で
長沢先生にご案内頂いた時に初めて出会って以来6年ぶりの出会いです。
当時同定出来なくて、ヒメツチグリ科SPとして整理していたのですが、
これで、やっと解決した思いです。



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タマノリイグチ

ただ一個体だけですが、やっと若いタマノリイグチに出会えました。
夏場に雨の多い今年だから出会えたのかも知れません。
初回は老菌すぎてはっきり同定出来ませんでした。
2度目は成菌でしたが、4個体いずれも孔口が虫食い状態でした。(姫路科学館に納めました)
そして今回の個体も孔口が虫の食害にあっています。
幼菌の成長初期段階から虫が来ているようです。
過去何度もこの場所へ通いましたが、出会うのが難しいはずです。
発生してから4~5日位で幼虫に食べられて消えてしまっているようです。
発生母体のツチグリもタマノリイグチが発生するまでは土を被っていて
比較的見つけ難いですし、
最初から露出しているツチグリにはあまり発生しないようですね。



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