震災による津波が
街に押し寄せる映像が
テレビから流れ
そしてそれを
観る立場として
深い悲しみと
どうする事も出来ない
無力さが、ただただ
込み上げるばかりです。
「忘れない」
という
東日本大震災に対する言葉の
意味をずっと考えていました。
被災地に居られる皆様と
そうでない皆様の
それぞれが思う想いを
比べても意味なんて
無いとまず思うのです。
辛くて悲しい
思いをした日の事を
忘れたくても
忘れられないと
思う事だって
あるでしょう。
けれど
覚えていた事も
あったから
今をこうして
生きている命も
あるでしょう。
「忘れない」と
いう言葉は
誰かが誰かに
「忘れないでいましょう」と
唱え、強いるものでなく
きっと自分自身の中に
留めておくものだけで
いいと思いました。
「忘れない」事で
教訓を生かし改善すべき
場所があり、
「忘れない」事で
今在る命の尊さを感じ、
「忘れない」事で
再び同じ様な事故が
生まれない様、
ひとりひとりの
意識の中での大切なことを
忘れないでいれば
良いのではないだろうか
と自分なりの
結論へと辿りました。
5年経っても
復興はまだまだですが
遠く離れたこの土地から
出来る事も
まだまだ沢山あるはずです。
東日本大震災で
犠牲となられた皆様の
ご冥福をお祈り致して居ります。
そして
これからの
さらなる復興に向けて
より多くの人々の
心身のご回復とご健康と
より多くの街や村に
健全な解決や収束を
これからもそっと
お祈り致して居ります。
2016年3月11日