☆お酒女優☆ LILYの~飲んだくれ日記~

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徒然なるままに・・・酒飲み日記。
飲んだくれ<お酒女優のLILY>が毎日のおいしいご飯とお酒、そして役者仲間とその日常を酔っ払った勢いで、独りごちる。

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二人芝居「更地」無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様に深く感謝いたします。

♪エイチエムピー ・シアターカンパニー 次回作品:「アテンプツ オン ハー ライフ」

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お酒やめます!!!

あ、そしたら「お酒女優」の看板返さなきゃ。
廃業か?いやいや女優はやめません。

ということで、本ブログ閉鎖しようかと…


訪れてくれてありがとうございます。
愛してくれてありがとう!

またいつかどこかでお会い出来るかしら?

見つけてくれてありがとう。
決心が揺らぎませんように。


さよなら。



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公園の桜の葉がすっかり赤く染まっていた。

桜は春に淡いピンク色で愛でるものと思いこんでいる。

秋にもこんなに美しく楽しませてくれるなんて。

きっと何度もこうして、繰り返し気づかせてくれているのだろうけど、そのたびに感激しては、また忘れ、日々の些末事に埋もれていく。
他の多くの大切な事と同じ様に‥‥


春の桜が慎ましい花を開き、それでいて薄いピンク色を妖艶にたたえ、これでもかと言うような華やかさで立っているのに比べ、秋の桜はひそやかだ。

妙齢の女のごとし。


小さな花をつけ黙って微笑む春の桜。その奥にあるのは、私を見ろと言わんばかりの傲慢さ。野望とか野心とか。欲望とか。

それが、傲慢で、それが、野望とか野心とか、それが、欲望とか、そういう名前がつくのだと知る前に、あっけなく散りゆく。

儚さと残酷さと。人の若さにも似た、営み。ただの営みなんだけど。


秋の桜は、自分が主役で無いことを知っている。
春のように華やかに散ることはなく、一つ二つ、やっとの思いでしがみつく丸い葉を、丁寧に選び取るように落としていく。


必ず来ると約束されている春、次の春にまた、若い生娘のような表情でピンク色の花をつけ、傲慢で、欲望に満ち満ちた姿をさらすために。



私は‥‥
私には必ず来ると約束されている春はもうない。
人は、母の胎内という宇宙を捨て、この世に生まれ落ちた時から確実に、老いへと向かう。


あの狂うような破調にやられてしまい、春の桜は昔から苦手。
桜の木の下へは近づかないようにしているんだけど。
秋の桜の下で、お弁当食べるのも悪くない。悪くない。

秋の桜の赤い葉の下で、もう過ぎてしまい、やってこない春の話ではなく、次に巡ってくる宇宙のことを想像しながら、さてさて、どの葉を落とそうか、なんて考えてみるのも悪くない。








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今朝、大阪でポツリポツリと降っていた雨は、今、土砂降りになって東京について来た

11月の雨
一雨ごとに身にしみる
嵐の夜は浮ついた心を沈めてくれる
どんよりとまとわりつく粘膜の様な夜

開かれていけ
拓かれていけ
ひらいていけ
閉じるな
ひらけ

心も身体もひらいていけ


肩をすぼめるな
どんなに寒くても
首をすくめるな
どんなに雨に打たれても
足を開け
どんなに恥ずかしくったって

人は他人の恥部を見たいのだ
あけすけな姿を見たいのだから

のたうち回って震えている
剥き出しの心と身体からこぼれる恥ずかしいもの

晒されている 震えている
それは残酷で最も美しく感動的だ

どんな風に開かれていけば繋がれるのだろう
いつもいつも探している

雨の横断歩道で
前のめりにすぼめた肩を少しだけひらいてみる

閉じるな開け
閉ざすな開け

でも、風の強いこんな夜の傘だけは、少し閉じられている方がいいのかもしれない










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