分からないからと言って
勝手な発想と展開
赤いインクで罰を付けて
答えの上塗り
分かってる
人は空を飛べないこと
やりたい理由さえ忘れて
それでもまだ追い掛ける
分かったフリをしてみて
心の中で上塗り
赤いインクが掠れてきた
そろそろ気付いても良いだろ
答えは限られてきた
鳥さえ居ない世界で
だれも飛ぶ事考えずに
とうとう忘れてられた夢
残された赤い紙に
うっすらある発想と展開
空は必死に晴れていて
「いつでも飛べるよ」と
人に言って見ても
聞こえはしないんだ
いくつもの年が過ぎ
そろそろ聞こえたかな?
空もそろそろ限界
「雨が降ってしまう」
鳥なんて本で見ただけ
勝手な発想を描いて飛ばした
僕の晴れた世界に
インクはとっくに切れてた