美味しんぼな旅 - 金沢編
さてさて、氷見の鰤を堪能した取材 が終われば、時間はもう夜9時。
後は寝るだけ…かと思いきや、全然そんな事はないのでした。
私は翌日は割りとゆっくりしたスケジュールだったんですが、
カメラマン氏が昼前には大阪に着かなければならないという事で、
少しで大阪に近づいてからの宿泊をする為に金沢へ移動するのでありました^^;
というわけで、帰りは出版社の現地スタッフの方に高岡駅まで車で送っていただき、
そこから電車で移動です。
この時、既に夜10時前。
こんな時間に、土地勘のない北陸の街の、
しかも人影のない駅にいると、
とんでもない寂寥感に襲われます^^;
金沢までは『特急はくたか』で移動。
快適でした^^
さて、金沢駅に着いて、
予約していた駅前のホテルにとりあえずチェックインし、
ちょっと落ち着くと、小腹が空いて来ました。
が、時は既に夜11時過ぎ。
金沢駅周辺は、すっかり静かです^^;
ガラーン
開いてるのは
チェーンの居酒屋かファミレスかカラオケの聞こえて来る店ばかり。
カメラマン氏は明日に備えて先に寝てしまい、
私一人だということもあって、入れそうな店は存在しません…orz
結局、仕方ないのでコンビニでパン買って、小腹を満たして寝ました。
せめて、ラーメン屋くらい作っておいて欲しいものですw
ていうか、下調べしていけばよかった…orz
明けて朝8時。
先に帰るカメラマン氏を見送り、私は一人、近江町市場へ。
が、どうも朝ゆっくりの市場らしく、まだあまり品も並ばず人もまばらです。
お腹が空いていたので、何か食べたいのですが、
お寿司屋さんとかは軒並み10時30分開店ばっかりです。
さんざんうろつき、やっと一軒朝からやってるお店を見つけました。
海鮮丼をオーダー。
これがかなりのクオリティで、スゲー旨かったです。
…ただし、ウニを除いて^^;
さて、お腹も膨れ、そうこうする内に市場も活気付きはじめたので、
色々見て回ります。
見慣れない魚が並んでる市場って、楽しいですねえ^^
お!?
こ、これは!?
以前に美味しんぼで読んだ、
この魚じゃないか?
おう!間違いない!
ちょっと感動。
早速購入…しようかと思ったけど、
よく考えたらこの後、結構な荷物と共に電車に乗って帰るんだった。
魚と氷の入った発砲スチロールのトロ箱なんか持ってたら、
とんでもなく大変なのは目に見えてるなあ…
と思い、今回は鮮魚は諦めました。
でも、見ているだけでもかなり面白かったのでした。
が、全くの手ぶらで帰るのは勿体無いので、
少しだけお土産をゲット。
まずは、日本海の高級魚、
ノドグロの、
棒鮨。
これがねえ、帰って食べたらもう、驚きの旨さ!
今まで、押し鮨系で滋賀県の鯖ずしにかなうものは無いと思っていたのですが、
これは、考えを改めさせられました。
すごい!
そして、これも美味しんぼで読んで興味のあった、
石川県独特のイカを発酵させて作った魚醤、
いしりゲット!
「いしる」とも言うようです
これも帰ってから舐めたら、
何にもしてないのにすごく香ばしくって、
少量を魚にかけて焼いたら、すごく美味しそうです。
これを使った料理は、また近々作ってアップしますね^^
ま今回、金沢にはホントに夜中に着いて翌午前には発つという、
極めて短い滞在だったんですが、
この近江町市場探索のおかげで、かなり充実したものとなりました。
今度は車で、たっぷりクーラーボックス積んで行こうw
いいなあ、北陸!
※今回紹介したものの内、
げんげとノドグロは、美味しんぼ84巻「日本全県味巡り 富山編」に、
いしりは、美味しんぼ93巻「マグロのすごさ」内「イカの調味料」に収録されています。
■今回の関連商品■
■今回の関連BOOK■
- 雁屋 哲, 花咲 アキラ
- 美味しんぼ (93)
- 雁屋 哲, 花咲 アキラ
- 美味しんぼ (84)
- 陶 智子
- 加賀百万石の味文化
富山・氷見 鰤の聖地へ
今回は、またもや私が料理を作る内容ではありません。
では何なのかというと、内容的には番外編です。
最近どうもこっちの方が多い気がしないでもないのですがw
しかぁし!
よくご覧下さい。
ブログのテーマは「美味しんぼ」。
これはどういうことなのか?
ま、読んでください^^
さて、今回訪ねましたのは、
北陸・富山は鰤で名高い氷見でございます。
例によって新大阪駅からサンダーバードに乗りまして、
揺られること約3時間強、高岡という駅で乗り換えです。
高岡から乗り換える、氷見線のホーム。
さ…寂しい…^^;
時は既に夕方。
素朴な地元の高校生たちでいっぱいのディーゼルカーで、
終点・氷見を目指します。
氷見駅からタクシーに乗り、
着いたのが今回の取材先、永芳閣さんです!
あれ?何故に漫画???
今回は、「冬の氷見と言えば」の代名詞、鰤の取材です。
で…
おや、山岡さん!?
はい、そうなんです。
こちらのお宿は、美味しんぼ84巻の
「日本全県味巡り 富山編」に出られた所なんですねえ^^
作中に出てらっしゃる伏脇毅さんは2003年にお亡くなりになっていて、
今は、女将さんの平田淑江さんがお宿を仕切ってらっしゃいます。
中の人登場w
で、最も鰤が美味しくなる11月後半~1月、いわゆる寒鰤の季節にはまだまだ早いんですが、
そこは雑誌という媒体の宿命。
とはいえ、この季節のものとしては最高の鰤を、
女将さんが用意してくださいました。
内容は鰤のフルコースなんですが、
写真はその中の一部をご紹介。
鰤の刺身。
コリっとした歯触りから噛むと一転、
「ぶしゅわっ!」とばかりに口の中が旨みに溢れた脂で満たされます。
鰤の握り。
一つは炙りになっていて、食感と味の変化を楽しめます。
鰤カマの塩焼き。
嗚呼、思い出しただけで涎が…じゅるり…w
こちらは、鰤しゃぶの撮影風景。
女将さん、手タレで出演いただいてます。
他にも色々と撮影させていただき、
ふと見ると
女将さん、ご自分用に撮影中wwwwwww
実はこちらの女将さん、
ブログ もやってらっしゃいまして、
その為の写真だそうでございます。
撮影修了後は、勿論全ていただきました。
うん。
すごい。
今年の冬は氷見で鰤。
絶対にオススメです。
あ、この取材旅行の話、
この後「金沢編」に続きます^^;
■今回の関連商品■
■今回の関連BOOK
- 雁屋 哲, 花咲 アキラ
- 美味しんぼ (84)
- 市川 健夫, 北林 吉弘, 菅田 一衛
- 定本鰤街道―その歴史と文化
イワシのユッケ(と刺身)
いつものように市場に出かけた奥様が、
本日買ってきてくれましたのは、
とっても大きなイワシくん。
随分デカいが、キミは本当にイワシなのか?
なんでも、馴染みの魚屋の前を通り過ぎようとしたら、
わざわざ呼び止められて、
「このイワシ、絶対に旦那さんに捌いてもらって食べて欲しいんですわ!」
と熱く薦められたそうでw、
確かに、脂が乗ってすげー旨そうですw
でまあ、こいつをどうしようかなあ、と。
買ってきてくれたのは2匹だったんで、
1匹は
ということでいいとして、もう一匹は…
ん?
同じ話の中にひとコマだけ出てました
ほう。
イワシのユッケとな?
これはなかなか旨そうじゃないですか。
よし!これに決定!
…作り方は今回どこにも描いてないんで、
久々の、完全「たぶん、こんなん。」かな?ですw
では、はじまりはじまり~♪
まずは普通に3枚におろし、
ガンバラすいて、血合い骨と小骨抜いて、皮も剥きました。
刺身用はこのまま、皮目に鹿の子包丁を入れてそぎ切りにすればいいとして、
刺身できた…
ユッケは…
ま、叩きますわな、普通w
ん~…なんか、これでもういい気がするなあ…
美味しんぼの絵では卵乗ってなかったけど、乗っけて、
韓国風に味付けすりゃいいんじゃないの!?
…ということで、そうしましたw
叩いただけのイワシをいきなり皿に盛り、
真ん中窪ませて卵黄置いて、
上から醤油とごま油と白ゴマかけて、おしまい。
イワシのユッケ、完成~!!!
食います。
あむ。
ほう!
ほうほう!
ほうほうほうほう!
旨いじゃないの、
これ!^◇^
新鮮なイワシの持つさわやかな香りと、脂のコクが、
ごま油の香ばしさで引き立てられて、相当に旨いです。
敢えて言えば、今回用意してなかったけど、
ナシの細切りとチシャと松の実という、
本格ユッケ3点セットがあれば、より旨かったかも。
今度はそうしよう。
てか、オススメです。是非!
■今回の自画自賛評価■
★★★☆☆
■今回の関連商品■
■今回の関連BOOK■
- 雁屋 哲, 花咲 アキラ
- 美味しんぼ (25)
- 竹内 冨貴子
- 元気を食べる―いわし
フグをめぐる冒険~下関編_3
更新は中1日ちょっと空きましたが、話は前回 の続きですw
前日寝たのが23時過ぎだったにもかかわらず
ちゃんと予定通り午前2時過ぎに起きまして、
日本のフグ取引の中心地、南風泊漁港へ。
市場内にはでかいフグのモニュメント(?)が。
フグいっぱい
これが名高い、「袋セリ」です。
漁港のすぐ横の身欠き加工場で、フグを捌く人たち。
捌かれた人たちw
この量で、いったい何人こr(ry
南風泊漁港の取材が終わると、
今度は唐戸市場へ。
市場内の食堂で朝ごはん。
ふくの唐揚げ定食700円。
味は値段なり…^^;
市場を出ると、やっと夜が明け始めました。
夜明けの関門橋です。
これにて、あっという間に、下関取材は終了でした。
ホテルに戻ってちょっと仮眠を取り。
午前中には新幹線に乗って昼過ぎには大阪へ。
疲れた~^^;
【おまけ画像】
マンホールもフグ。
駅前のモニュメントもフグ。
新幹線もフグw
…帰りのこだまが、0系だったのでちょっと嬉しかったです^^
新山口駅で買った駅弁『かしわめし』
…別に旨くなかったwww
はい。
ということで、下関編は以上です。
来週のフグ紀行は、
知多・篠島&日間賀島、2泊3日の旅です。
お楽しみに!
【今回の関連商品】
【今回の関連BOOK】
- 村松 友視
- 市場の朝ごはん
- 京王百貨店駅弁チーム
- 駅弁大会
フグをめぐる冒険~下関編_2 おまけつき
下関一日目夜の部は、
創業ウン十年を数えるふくの老舗の割烹へ。
ふく寿司。
これは、いただきました。
すっげーーーーーーっっっっ旨かったっす。
至福の味。
んで、ふく取材を終え、
「晩飯どうします?」となったのだが、
この街は夜9時半ともなると死んだようになってて、
ファミレスくらいしか開いてないw
と、
ふと旨そうなオーラを漂わすラーメン屋発見。
入ってみました。
さすが、九州が対岸に見えている土地。
完璧、九州豚骨ラーメンです。
お決まりの紅ショウガを入れて、いただくと…
うまーい!!!
わはは。
アタリでした^^
さて、明日は午前3時から南風泊漁港の取材です。
…って、午前3時って4時間後やんけー!!!
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