愛情をかけて育てた我が子も深い親の愛を

すっかり忘れてしまうかもしれない。


あなたが心から信頼してる最も身近な愛する人も

その忠節を 翻すかもしれない。


富はいつか失われるかもしれない。


最も必要とする時に、あなたの手にあるとは限らない。


名声はたった一つの思慮に欠けた行為によって

瞬時に地に堕ちてしまうこともあるでしょう。


成功に輝いてるときは、ひざまずいて敬ってくれたものが

失敗の暗雲があなたの頭上をくもらせた途端に豹変し、

悪意の石つぶてを投げつけるかもしれない。


こんな利己的な世の中で

決して裏切らない恩知らずでも不誠実でもない

絶対不変の唯一の友はあなたの犬なのです。

My life is likely to last ten to fifteen years.

Any separation from you will be painful for me.

Remember that before you buy me.

私の一生は10~15年くらいしかありません。

ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。

私のことを買う(飼う)前にどうかそのことを考えて下さい。


Give me time to understand what you want of me.

私が「貴方が私に望んでいること」を理解できるようになるまで

時間を与えてください。


Place your trust in me-it's crucial to mywell-being.

私を信頼して下さい...それだけで私は幸せなのです。


Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.

You have your work, your entertainment and your friends.

I have only you.

私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
貴方には仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。
でも...私には貴方だけしかいないのです。


Talk to me sometimes.

Even if I don't understand your words,

I understand your voice when its speaking to me.

時には私に話しかけて下さい。

たとえ貴方の言葉を理解できなくても、
私に話しかけている貴方の声で 理解しています。


Be aware that however you treat me,

I'll never forget it.

貴方がどれほど私を扱っても

私がそれを忘れないだろうということに気づいてください。


Remember before you hit me

that I have teeth that could easily crush the bones of your hand

but that I choose not to bite you.

私を叩く前に思い出して下さい

私には貴方の手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど
私は貴方を噛まないように決めている事を。


Before you scold me for being uncooperative,

obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me.

Perhaps I'm not getting the right food,

or I've been out in the sun too long,

or my heart is getting old and weak.

言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に

私がそうなる原因が何かないかと貴方自身に問い掛けてみて下さい。
適切な食餌をあげなかったのでは?

日中太陽が 照りつけている外に長時間放置していたのかも?
心臓が年をとるにつれて弱っては いないだろうか?


Take care of me when I get old; you, too, willgrow old.

私が年をとってもどうか世話をして下さい

貴方も同じように年をとるのです。


Go with me on difficult journeys.

Never say,

"I can't bear to watch it, or, "Let it happen in my absence."

Everything is easier for me if you arethere.

Remember, I love you.

最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい

「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」

なんて 言わないで欲しいのです 。
貴方が側にいてくれるだけで、

私にはどんなことでも安らかに受け入れられます
そして......どうか忘れないで下さい

私が貴方を愛していることを。

天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。

この地上にいる誰かと愛しあっていた動物たちは、
死ぬと『虹の橋』へ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、
彼らは暖かく快適に過ごしているのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさを感じているのです。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに小刻みに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する動物を優しく愛撫します。

そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。