旅人 和也  「 今 ここに 生きる 」

    世界を放浪しながら出逢った表情  


             旅人 和也  「 今 ここに 生きる 」


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国の意識から 地球の意識へ

これは、地球の外に出たことのある宇宙飛行士の話です。


初めて地球の外に出た宇宙飛行士達は、まずは宇宙に無事出た喜びを分かち合います。

そして目の前に広がる宇宙から、今度は青く輝く地球に意識を移します。 


初めの3日間は皆 青く輝く地球に自分達の国を必死になって探します


5日目には、自分の大陸を漠然と目で追います 


そして1週間経つ頃には、 皆そこにあるただ一つの地球を眺めるようになります


地球に生きる一人として 一つの地球を意識します。



もちろん私達には、それぞれ国籍があります。 だから、その認識はある程度必要なのかもしれません

ですが忘れてはいけないのが、その国籍の前に我々は皆 地球人であるということです。 


このことはスケールが大きすぎてなかなか実感を持つのが、難しいでしょうがとても重要なことです。

私達が生きているのは、まぎれもなく この母なる地球なのですから


こう考えると違った目で世界を見ることが出来ます

他の国も自分の国のように愛することが出来るでしょう。 

そしてこの地球上の問題のことももっと意識して考えるようになるはずです


国の意識から  地球の意識へ  



旅人 和也  「 今 ここに 生きる 」

武者小路実篤の詩より

この人のこの熱き思い 言葉が心に響きました  

この詩に恥じぬよう 動きます  その初動がこの詩を載せることになりました。  



未来の人間  

 未来の人間よ
 君達こそ 人間らしく生活してくれるだろう。
 愚かなことをくり返さずに
 幸福に生活してくれるだろう。
 すべての人がよろこべるよう
 働いてくれるだろう。 

 未来の人間
 我等のまいた種をかり入れる人間、
 出来るだけよき種を
 我等はまけるだけまきたく思っている。
 よろこびをもってとり入れてくれ。

 未来の人間
 君達こそ  大きな仕事を
 地上に完成してくれる人間だろう。
 人間の栄光の為に働いてくれ。
 人間らしくよろこんでくれ。
 君達  未来の人間。  


        過去の人間  

 過去の人間よ、 
 君達が地上にのこした
 働きのつみかさなりを
 我等は喜びをもって
 生かしたく思っている。
 君達は苦しい処を
 よく生きぬいてくれた。
 そして地上に
 いろいろの仕事を仕出かしてくれた。
 それは一朝一夕では出来ないことだ。
 あらためて君達に感謝する
 君達の苦心、血、労働、愛を
 無意味に消えささないつもりだ。


        我等は    

 我等は 
 過去の人間から受けとったものに、
 我等の精神と労働とを加味して、
 未来の人間に渡すものである。
 出来るだけよくして渡したい。