TBSで毎日、うんざりするほど宣伝するので、その罠にかかって、
ROOKIESという作品を知りました。

ずるいくらいに、正統派のスポ根ドラマです。

私が一番弱いジャンルです。
どんなに、ストーリーが単純で先が読めても、泣かされてしまいます。

イケメン俳優達に興味など全然無かったのですが、このROOKIESという作品の映画版が5月30日に全国ロードショーになりました。

1ヶ月以上も前から毎日、あらゆる番組に野球のユニフォームを着たそのイケメンたちがゲスト出演して宣伝していました。

イヤでも、名前とか覚えます。

案の定、公開直前になると試写会だの前夜祭だのイベントが連日大盛況だと、各番組の司会者まで相当時間を割いて宣伝します。

こんなに宣伝する映画は初めてです。
しかし、もちろんTBSの作った映画だからであって、他局では宣伝しません。

最近、ドラマが流行ると、その後テレビ局の後押しで映画版というのがお決まりの流れです。
配給会社ならぬ配給テレビ局がその立場をフルに利用して、延々と宣伝映像を流し続けて、視聴者の脳に「刷り込み」をします。

公開前からヒット作だと連呼して、自分の局アナたちは全て宣伝マンになるありさまです。
負けじと各放送局は真似するので、このパターンはしばらく続くと思います。
やりすぎだと思います。

ただ、最初に書いたように、この作品はスポ根ものの良い部分を取りまくって作ってるので少し見ただけで泣けてきます。

私は、少年時代から、本宮ひろしのまんがの世界に究極の憧れを感じていましたので、ワンパターンでも涙して見入ってしまいます。(笑)

たとえば、大怪我をして医者に行き、「無茶したら死ぬぞ」と言われても、病院を抜け出して、包帯を引きちぎって、他人のために無茶をするようなシーンはもういけません。

指が折れてるのにバットを握って、ヒットを打ち、傷口が開いても「へへへ、気にすんなよ」とか言う奴とか、ありえない奴が出てくるんですよ。

私は、そんなクライマックスシーンに涙して、単純なんです。
でも、どうしても、熱い男の世界が好きでたまらないんです。

後先を考えずに無茶して命を懸ける男のドラマには永遠に泣かされ続けることでしょう。

また別の日に、ゆっくり語ってみたいと思いますが、私が一番好きな歴史上の人物は、坂本龍馬なんです。
悔し涙をさんざん流して、他人のために、国のために奔走して命を懸ける志士達は美しく悲しい人生を送ります。

感動名作には、アカデミー映画や、もっと大人の映画を選ばなくては恥ずかしいですが、金だけかけた、詰まらん大作よりもいいかもしれません。

こんなに熱くなれることって素晴らしいと思います。

私の大好きな桜井和寿がHEROという曲の中でこんな誌を書きました

  ダメな映画を盛り上げるために
   簡単に命が捨てられていく
   違う僕らが見ていたいのは
     希望に満ちた光さ


私の好きな戦争やマフィアのアクション映画でも無駄に人が死ぬシーンがあります。
でも、それは史実というか、目を覆ってごまかしてはいけないものだと思っています。
私が嫌いな映画は、エグイ、ホラー(スプラッター?)ムービーです。

殺人シーンを過激に見せる残酷さを売りにしている映画は嫌いです。
変態を生み出す手伝いをして、実際に変態が事件を起こしてくれるのを待っているようにも思えて、気持ち悪いです。

脱線しましたが、子供には、世界の自然や動物のドキュメンタリー、そして涙の感動作品を見せて欲しいと思います。

そのときの感動は死ぬまで胸に持ち続けらるほどの大事な宝物になるかもしれません。
何かに一生懸命に打ち込んでいる姿は美しいです。
勝者も敗者もです。

若者に大人気の本作ですが、話のネタにでも見てください。(私はまだ見てません 駄作だったらごめんなさい。)

フィールド・オブ・ドリームスもロッキーもクール・ランニングも大好きですが
たまには邦画のスポーツ物も結構面白いですよ。
予告だけでもどうぞ。