『銀魂2 掟は破るためにこそある』

2018/08/17

2018/12/18

監督・脚本　福田雄一
原作　空知英秋
音楽　瀬川英史
主題歌　大不正解/back number

出演　小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、
柳楽優弥、三浦春馬、中村勘九郎、
吉沢亮、窪田正孝、岡田将生、堤真一、
堂本剛、ムロツヨシ、勝地涼、長澤まさみ、
戸塚純貴、佐藤二朗、キムラ緑子、夏菜、
柾木玲弥、六角精児

（あらすじ）

地球人と宇宙人「天人（あまんと）」が共に暮らす
幕末の江戸・かぶき町。

万事屋を営む銀時（小栗）と
仲間の新八（菅田）、神楽（橋本）は仕事がなく、
家賃を滞納して
大家のお登勢（キムラ）にせっつかれていた。

バイトを始めるが、
キャバクラでも、理髪店でも
行く先々で
警察庁長官・松平片栗虎（堤）が
お忍びで連れ回している
将軍・徳川茂茂（勝地）と遭遇してしまう。
緊張を強いられた。

その護衛をしている真選組。
その途中、副長・土方十四郎（柳楽）が
何かに刺されて変調を来した。
襲撃を受けるが、太刀打ち出来ない。
そこへ参謀の伊東鴨太郎（三浦）が帰って来て助けられる。
２人は不仲だった。

伊東は局長・近藤勲（中村）暗殺計画を企てていた。
だが近藤は彼をすっかり信頼していた。
土方は近藤に注意を促す。

が、土方の人格は
ヘタレオタクの「トッシー」になっていき、
伊東と沖田総悟（吉沢）にハメられてミスをして、
真選組を追われてしまった。

オタクの討論番組で顔を合わせた
新八と土方。

平賀源外（ムロ）によって
土方の体内にチップが埋め込まれていることがわかった。
骨まで達しており、取り出すのは不可能だった。

真選組の危機を悟った土方は、
犬猿の仲の銀時に頭を下げて
真選組を守って欲しいと言った。
そして土方本来の人格は
すっかり消えてしまった。

伊東が高杉晋助（堂本）率いる
鬼兵隊と組んでいることを知った山崎退（戸塚）は、
「人斬り万斉」こと
河上万斉（窪田）たちに襲われてしまった。

近藤は将軍の護衛で伊豆へ向かっており、
伊東はその車中で彼を殺そうと計画していた。

銀時たちも伊豆へ向かう。

実はその将軍は替え玉らしい。
高杉の真の狙いは
この隙に松平と共にいる
本物の将軍を暗殺することにあった。

（感想）

前作が好きだったので観賞。

冒頭の日本アカデミー賞についてのコメントから
飛ばしている。

ナンセンスで、アナーキーで、
バカバカしすぎて可笑しい。
突き抜けているので、わざとらしさを感じない。
演者たちも楽しそうだ。

が、笑いだけではなく、
泣かせてしまうのがこの作品の凄いところだ。
「クレヨンしんちゃん」にも通じる。

今作では柳楽と三浦が印象的。
柳楽の表現力の豊かさが光る。
実は三浦だとわからなかった。
２人の顛末に泣かされた。
これは男だけの世界だな。

銀時の思いにもジワリとさせられた。

ミステリアスさを醸し出していた吉沢、
スタイリッシュな窪田も良かった。
勘九郎は父親の芝居に似て来たなぁと思った。
堤も面白い。

よく考えたら、
後々

幕末太陽伝(1957年・川島雄三監督）のような
作品になるのでは？という顔合わせだ。

優れた娯楽作品。
日本アカデミー賞、イケるかな？ｗ

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