今夜、ロマンス劇場で | MusiCinemania by Uzo★mUzo

今夜、ロマンス劇場で



映画2018/02/10
CD2018/08/17

監督 武内英樹
脚本 宇山佳佑
音楽 住友紀人
主題歌 奇跡/シェネル

出演 綾瀬はるか、坂口健太郎、加藤剛、
本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、
西岡徳馬、柄本明、竹中直人、山下容里枝

(あらすじ)

看護婦の天音(石橋)は
入院中の患者・牧野(加藤)の病室へ検診に行く。
牧野には足繁く見舞いに来る孫がいるが、
彼に触れようとしないことが天音には気になっていた。

サボろうと考えた天音は
彼が書いた映画の脚本について聞かせてもらうことにする。

-撮影所の助監督の牧野健司(坂口)は
毎日失敗を繰り返しながら
本多(柄本)の映画館「ロマンス劇場」に通い、
そこで見つけた古い映画をかけて、
ヒロインのお姫様・美雪(綾瀬)に恋心を抱いていた。

ある日、美雪がスクリーンから飛び出して来た。

役柄同様、DVやわがままで彼を振り回すが、
同居生活をすることになる。

白黒の世界にいた美雪に
色について教えていく健司。
2人の心の距離も縮まって行く。

撮影所所長(西岡)の娘・塔子(本田)の提案で
若いスタッフから監督を抜擢することになり、
健司の脚本が採用される。
彼女は健司に思いを寄せていた。

健司は美雪にプロポーズするが、
そこで彼女は自分の秘密を告白する。
それは、
彼女は人に触れると消えてしまうということだった。

(感想)

今のところ、
今年のワースト映画。
なぜこんな作品を作ったのだろう?

ウディ・アレンの
映画カイロの紫のバラ(1985年) を思い起こす内容だったが、
出来は雲泥の差。
映画への愛情や畏敬の念も雲泥の差。薄っぺらい。

女性から男性へのDVを奨励するような始まり。
こういうのは本当に不愉快。軽く考えすぎ。
あそこまで暴力的にする理由はあったのだろうか?
あんなヒロインだから
あの映画は忘れ去られたんだろう。
監督と脚本家はド変態M野郎に違いない。

魅力的な役柄になるはずだったのに
綾瀬は完全な演じ損になった。

こういう非現実的なロマンティックな世界を描く時ほど、
映像の世界でのお約束ごとや
ご都合主義には細心の注意を払わないといけないと思うのだが、
この作品の随所に
やってはいけないご都合主義が登場するので
とてもサガった。

・橋の上からあんな浅い川に落ちて大怪我しないわけがない
・危篤状態になっている患者の病室に
病院関係者が誰もいないわけがない

この2点には絶句した。

観客を興醒めさせないようにするためには
こういう点には
現実性を持たせなくちゃ。
そうしないと世界観がチグハグになって
ロマンティックさも活きない。

こんな映画が
週末観客動員数第1位になるとは…
今の日本がどれだけ思慮に欠けた人が多いのかが
立証されている気すらした。無念。

クールイケメンのイメージをかなぐり捨てて
坂口健太郎が頑張っていただけに残念。
健太郎が酷い目に遭うたびに
監督と脚本家の醜い嫉妬を感じた(笑)
坂口が加藤剛(ご冥福をお祈り致します)になるのは
いいキャスティング。

映画オフィシャル・サイト













サントラ





主題歌



奇跡奇跡
250円
Amazon



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