　飯舘村比曽の老猫の「マメ」。ケガのため９日に入院、今日抜糸して退院となった。給餌活動もソコソコにして、お昼前に病院へ迎えに行く。退院後は「ご両親」の依頼で、「暖かくなるまで」福猫舎で一時預かっていただけることになっている。

　「マメ」と松川仮設住宅に向かった。数か月「ご両親」と会えなくなるので、お預かりする前にと思っていた。
小一時間「ご両親」と触れ合った「マメ」は、車上のヒトとなり郡山の我が家に到着、夕刻に福猫舎からお迎えに来ていただいた。

　今週は、「マメ」の他にもこの４年間を頑張って生き抜いてきた「GS横」の「シロ」、「山木屋交差点」の「ゴエモン」の境遇が大きく変わることになった。

　「GS横」の「シロ」は、２２日に避難先のお宅に移り住むことになった。「Jupiter」さんの尽力のお蔭だ。今日も野生動物の脅威と寒さに耐えてギリギリに生きている様は変わらなかったが、明日が最後の給餌になった。その先には新たな生活が待っている。お母さんの懐で安心して生きられる。

　「山木屋交差点」では、今日も「ゴエモン」が真っ先に迎えに出てきた。そしてお食事処へ導くのだった。最初に食べ始め食べ終わるのは最後もいつもと変わらなかった。

　その「ゴエモン」もこれからの猫生が激変する。今週中に保護され家猫になる道ができた。

　私は「ゴエモン」がいつ頃から「山木屋交差点」を縄張りとして生きてきたかは知らないが、浜の真砂の猫たちと本当に厳しい数年を頑張って生きてきた甲斐があったというものだ。
「猫撮る」さん、ヨロシクお願いいたします。

　今日は３軒の給餌だったが、胸がいっぱいになる一日だった。新たな道を歩む猫たちの行く末を祈るのみだ。
そして、多くの残っている猫たちにも新たな道がひらけるよう、命を繫ぐお手伝いを続けなければと改めて思う。

追）
「山木屋交差点」、「GS横」、そして「マメ」宅には、まだ居付きの猫が多数残っています。給餌が必要です。

飯舘村訪問日記６３２ 2015/01/20

飯舘村訪問日記６３２　2015/01/20