
ほぼ毎年見に行っている、小林賢太郎さんのお笑い舞台。
ソロ公演はPotsunen
舞台演劇はKKP(小林賢太郎プロデュース)
いまや伝説となりつつある、片桐仁さんとの二人コントライブラーメンズ
と様々な形態でお笑いの舞台をやられているコバケンさん。
今回は舞台演劇のKKP。
それも4年前にやったものの再演!
割と映像媒体で過去作品はみられるのですが、
この「うるう」に関しては2015年現在でもソフト化がされておらず、
当人も「映像には残さない」と公言しているだけあってプレミア感満載の舞台です。
4年前はチケットが手に入らず観に行けなくて、
映像化もないとされていたのでとても悔しい思いをしたのを覚えています。
(他作品と比べてもとても評判がよかったのも悔しさに拍車をかけました)
そんな本公演ですが、タイトルにもある「うるう」とは「閏」のこと。
すなわち4年に一度の特別なもの。
このタイトルに引っ掛けて、きっかり4年後に再演とはにくいことをしてくれます。
(4年前の公演でも「また4年後に会いましょう」とか言っていたらしい)
さてさて、レビューと行きたいところですが、もはや再演の舞台。
さんざんレビューサイトが上がっているのでいまさらーな感じなので率直な事だけ。
これはたしかに面白い!
コバケンさんの得意分野をふんだんに取り入れた贅沢な作品でした!
・韻を踏んだセリフ回し
・数字トリック
・マジック
・一人語り
笑いの部分もわかりやすいものが多かったと思います。(全年齢対象)
時々ある、ちょっと鼻につく「意識高い系の笑い」などもなく気持ちよく最後まで楽しめました。
会場も爆笑につぐ爆笑!
馬と鹿の合成生物「マカ(馬鹿)」の部分は会場が震えていましたね笑
自分もここが大好きです。
そんな爆笑の中でも、ストーリーはしっかりと、そしてとても優しいものでした。
大人の童話と評されるように、分かりやすく、自然と作品世界に入り込めます。
後期のコバケンさんの作品によく出てくる独りよがりの暴走野郎がうじうじ言ってる、
見ていて辟易してしまうような主人公ではなく。
意地っ張りで臆病だが、とても心の優しい、愛らしい人物が今作は主人公でした。
本当にソフト化されないのがおしい!
2016年も地方にはなりますが、公演は続くとのことでしたので、
まだ見ていない方は是非!
オススメです!
そんな舞台の最後には特報が!
なんと本公演が絵本になります!
2016年講談社より
『うるうのもり』
これは買いでしょう

