樽本陽輔のブログ
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自我の電源を切る


先日のあるニュース番組での今をときめく女性タレント「檀蜜」さんの特集からの気づき。

その中で自分がどんな想いで「檀蜜」として生きているのかを語られている言葉がとても深く、尊敬し、感銘を受けました。

それは‘「檀蜜」は喜んでもらう人のための「檀蜜」。だから斎藤支靜加(本名)は「檀蜜」になるんです。’
‘だから「檀蜜」の間は自我の電源を切る。’そんな内容でした。

私は彼女の言葉の端々に他人のために生きるすざまじいまでのプロ意識を垣間見ました。
これは名経営者である稲盛和夫さんもずっと提唱されている仏教の古くからの教えである「利他心」と相通じるものだと思います。

人は生まれてから育っていくうちに自己同一性=自我(アイデンティティ)が成立し、確立されていきます。
なんとなく生きていたのが、だんだんと自我が確立されていって、自分というものを自覚するようになります。

しかしながら自我が、人格が確立されすぎているとそこで争いごとが起こったり、あるいは、事実を客観的にみることが難しくなったりします。
つまり自己中心的(主観的)になりがちです。

勿論、人生の中で「自分とは何者か?」=「自我」の確立は大きなテーマであることは間違いないのですが一方で大人である私たちは常に「社会的な役割」が与えられ、求められている以上、相対する事を演じきることも大変重要になります。

「自我の電源を切る」というこの言葉を今後自分も意識しながら自分の「社会的役割」を果たしていきます。
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