足るを知る。
勿論、大事だと思う。
で
無いを知る。
のもいいと思う。
【無い】を知る事からはじまるのは
自戒や
自責ではなくて
《誰かと繋がる歓び》
私に無いものを
持つ人に学んだり、助けてもらって
私もまた
僅かばかりに持っているものを
誰かに気持ちよく渡して
そうして繋がっていく。
自分に【無い】を知らなければ
誰かが【無い】ってモジモジしてしまう事に
気付けないかもしれない。
私が助けてもらうまで
自身のチカラに気付かないかもしれない。
私も
手渡すまで、渡せるものがある事に
気付かないかもしれない。
渡してもらった歓び
と
渡せる歓びが
交差する。
誰もが【無い】を持っているから。
潔く
大地へと
花びらを還す桜は
その根から
大地のチカラを貰っている。
メグリメグル。
私に渡せるものがありますように。
あなたが渡してくれるものを
素直に受け取れますように。