今回は、スウェーデンの介護士が介護者についてどのように考えているかを、
少し書いていこうかなと思います。
スウェーデンの介護士たちは、それぞれ強い意見を持っている人が多いです。
何に対して強い意見を持っているかというと、
自分たちの介護環境を良くするということです。
これは、スウェーデンの労働意識にも関係しているのですが、
「自分たちがいるから現場が回っている!」と、
介護士だけではなく、会社に雇われている多くの労働者が考えています。
介護現場では、まず介護者のケアから始まります。
介護者が健康でいられなければ、利用者の良いケアは生まれません。
介護者の体と精神に負担の少ない労働環境作り。
労働環境により、介護者に負担がかかってしまった後の、ケア。
これは、スウェーデンでは良く考えられます。
介護者に負担がかかっていると一番数字に出やすいのは、病欠日数。
介護職員が体の痛みや精神的な問題で、病欠日数が増えると、
施設側もお金がかかる仕組みになっています。
なので、どの施設も病欠が増えたら、その原因を探る必要があります。
その為、介護士とボスが良い労働環境作りをしようと話し合われることもあります。
ボスや施設側が介護士の聞く耳を持たなければ、
介護士は労働組合という大きな組織をバックに付けて、
ボスや施設側と労働環境の改善に向けて戦うことが出来るようになっています。
当たり前のことですが、介護は介護者がいてこそ介護が出来ます。
介護者をケアしていかなければ、介護をする人がいなくなってしまいます。
介護は介護者をケアすることから始まる!
現在介護をしている方々、介護に追われて忘れがちかもしれないですが、
介護者自身のケアもお忘れなく
【感謝とお礼】
本日イベントに参加していただいた方、本当にありがとうございました
ブログ読者の方々とお会いできた大切な時間を与えていただけて、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです
スウェーデン介護がどういうものかというのを、
写真や言葉を通して、少しでも感じていただけたら嬉しいなと思います。
イベント内では、時間がなかったので、もし疑問に感じたことや、話し足りないことがあれば、
いつでもメッセージを送ってください。個別にお答えします