本日は独り言&つぶやき&妄想の記事です。
スウェーデン現場で介護を始めて、早15年。
先日ふと、
「今、日本の介護現場で働いたら、私の知識と経験はどこまで通用するのだろう?」
と考えました。
スウェーデンでの介護士としての経験は15年でも、
日本での介護士としての経験は1年。
そして、その1年も16年も前の話。
私の今持っている知識は、スウェーデンの社会システムある上で成り立つもので、
実は日本では全く通用しないのではないか?と思いました。
そんなことを考えていた時に、Youtubeでベッド・車椅子間の移乗時に、
介助者と利用者の体の負担を減らす移乗方法というのを見て、
「私、これ無理!!」と本気で思いました
動画の中では、軽々と上手に移乗していたので、
移乗時の負担軽減紹介動画としては、とても素晴らしいものだったのですが、
移乗時に自分の体を使って持ち上げるという介護を15年以上していない私に、
日本の介護現場に入って戦力になるのは無理だと勝手に結論付けました
どんなにスウェーデンでの経験が長くても、
やはり日本での介護経験は1年目の新人のまま。
もし日本で働ける機会があるのなら、
まずは移乗の方法をしっかり学んで、自分の体を守ることに集中するべきなのか、
それとも経営者に直々に労働環境改善を訴えてから仕事を始めるべきなのかと、
ありもしない夢のようなことを一人で勝手に想像していました
ここ数年、日本の介護現場の現状を知って、
介護現場を変えようと動いてる人たちがたくさんいます。
現場にその理想が届くまでは時間がかかるかもしれませんが、
それまで諦めず、そしていつか、スウェーデン人介護士たちが、
「日本の介護って素晴らしいんだってね!是非見てみたい!」と、
言ってもらえる日が来るといいなと思います