日本で介護士として働いていた時は、
時間に追われることと、業務内容が多すぎて、仕事に行くのが憂鬱になっていました。
利用者の為と考える時間などなく、ただ業務が終れば良いと考えていました。
スウェーデンで働き始めた当初は、仕事内容も時間も余裕があり、
仕事へ行くことが嫌だと思うことはありませんでしたが、
ここ数年間は、「もう嫌だ!行きたくない!!」と思うことが多々ありました。
しかし、今年に入ってから、その気持ちに変化がありました。
最近、仕事へ行くのが楽しくてしょうがない
「明日は利用者さんと何しようかなぁ~?」と考えたり、
「今度OOさんの介助する時は、一緒に本でも読もうかなぁ~」と考えたり、
「入り口の掲示板をもっと綺麗に整頓しようかなぁ~」と考えたり、
「同僚のOOさんと一緒にケアプランを考えようかなぁ~」と考えたりと、
いろいろ良いアイデアが浮かんで、仕事の時間を充実させることが出来ています。
何が起きたかというと、人員増加ですね。
今まで、5人だった時間帯が6人になり、大幅に時間に余裕が出来ました。
それにより、心にも余裕が出来、今まで頭の隅に追いやられていたアイデアが出来るようになりました。
それらをやることで、自分も満足するし、利用者も満足するので、
仕事へのモチベーションが上がり、仕事へ行くのが楽しくなります。
これは私だけではなく、私の同僚たちも同じことを感じているので、
たった1人の増加が、これほどまで職場の雰囲気や、職員の行動を変えるものかと驚いています。
ボスに理由を聞いたら、
制度が変わって、これから入所してくるしてくる人の介護度が上がるので、それに合わせて人員を増やした。
出来るだけ職員の意見を聞いて、合わせれる部分は合わせていきたい。
あと、地域ボスが変わって、その人からの指示もある。
と教えてくれました。
地域ボスは、今のボスの上司で、私の住んでいる地域を統括する責任者。
その人がYesと言わなければ、ボスでさえも出来ないこともあります。
元々、人員増加も10月からとボスは考えていたそうなのですが、
地域ボスが今すぐ!と指示を出したことで、急遽5月から人員増加されました。
ボスたちは経営を考えながら、労働環境も考えているのでしょうが、
労働環境を良くしよう考えたら明らかにお金がかかります。
それなのに、労働環境を良くするように指示を出すというのには、何か他の理由があるのかもしれませんが、
何はともあれ、そのおかげで楽しく仕事をさせていただいてます