私は昔からいろんな年齢の人と知り合いになることが多く、
友達と言える人の中には70歳を超えている人もいます。
先日80歳を超えた知り合いの家へフィーカへ行ってきました。
心不全持ちの彼は、最近ずっと調子が悪く、
去年から足の浮腫が酷く、歩くたびに痛いと話してくれました。
医者には毎月かかっていて、心臓の専門家にもかかっていますが、
利尿剤やその他の薬を使っても、なかなか症状が改善しません。
私は今までにたくさんの心不全持ちの利用者を介護してきて、
その中で、薬以外で普段どんな介助をしているかということを彼に話しました。
(介護士の持っている知識は、元々、医者から指示されたことを現場で実践して、
その過程も全て見ているので、そこまで間違った知識ではないと思っています。)
まずは足の皮膚を柔らかくしておくように、朝と晩にふくらはぎ~足の指先までクリームを塗ること。
そして、心不全の人には水分摂取量をコントロールするということ。(多すぎても少なすぎても駄目です)
この2つは心不全の人への基本的なケアとして常に行っています。
それを話すと彼は両方ともやってないし、それを医者に言われてもないと話してくれました。
すぐに喉が渇くため、気がつけばコップ一杯の水を飲んでいるし、
足にクリームを塗っていたけど、ふくらはぎより上に塗っていたそうです^^;
私はてっきり心臓の専門医にかかってると聞いていたので、
その基本ケアを聞いていると思っていたので、知らなかったことにびっくりしました
たかがクリームと思うかもしれませんが、心不全や気管支喘息の利用者には、
クリームケアが絶大に効き目があります。
入所してきた時に、両足に紫色の斑点がいくつもあり、足の皮膚も固く動きが悪かった人も、
毎日、朝と晩にクリームを塗り続けると、半年くらいすると、紫色から薄茶色になり、
皮膚も柔らかくなり、足の動きもよくなります。
メカニズムは私には分かりませんただ、経験上の結果論です(笑)
知り合いには、心不全の人によく使うクリームをプレゼントしたので、
それを塗り続けることで症状が改善すると良いなぁと思います。
定期的に彼の所へフィーカしに行くついでに、足の経過観察もしてみたいと思います