スウェーデンで介護士として働き始めて11年。
そこまで長くスウェーデン介護現場にいても、日本人としての性格は変わらないなぁと思うことがあります。
特に他の職員と一番違うなと感じることは、危険予測。
あらゆる側面から利用者のことを観察して、危険を予測する能力は、
やはり他の職員より細かいと思います。
例えば、車椅子に座っている時に、不安定な座り方をしている利用者がいたとして、
その利用者の体の向きや座っている体制で、「このままいったら落ちる!」と感じるのですが、
他の職員はそこまで深刻に捉えていません。
結果的に、問題ないことが多いのですが、私は危険予測しすぎて、
一人で他の人より不安を抱えているという状態になっていることがあります。
あと、ナースコールを自分で押せない、日中車椅子に座っている重度認知症利用者を、
部屋でTVを見ていた方が静かな環境で良いということで、部屋のドアを閉め、
利用者一人で部屋の中でTVを見ていることもあります。
「見守り」という状態ではないので、私は部屋の前を通るたびに、異変がないか確認しているのですが、
周りの職員には、
「車椅子に座っているし、車椅子のブレーキもかかってるんだから、何もあるわけないよ!」
と良く言われます^^;
「心配性」←これは、日本人特有の性格なんですかね。
私は日本人の中でも割と楽観的な方だとは思いますが、それでも他の職員と比べると、
重度の心配性のように感じてしまいます・・・^^;
スウェーデン人や他の国の人のように、そこまで心配せず、
物事が起きた時に考えれば良い!と思えるようになれたら、
仕事も人生ももっと楽になるんだろうなぁと思うことがあります^^