※食事中の方はこの記事スルーしてください

 

 

人が死ぬということは、どんなこととも比べられないくらい、人の心に重く響きます。

 

介護の仕事は、汚い汚物を扱ったりすることが多いので、

長く仕事をしていると、なんとなく慣れてきて、

自分の食事中にトイレ介助や嘔吐物の処理をしても、

介助後、食事を続けられるというような神経になっていきます^^;

ただ、やはり人間の死だけは、さすがに心に響くんだなぁと感じたことがありました。

 

先日、一人の利用者が亡くなりました。

家族と話をし、葬儀屋に電話をし遺体を取りに来てもらう手配をしました。

そして、葬儀屋が遺体を取りに来た時に、私はちょうど昼食を食べていたのですが、

利用者の部屋へ案内するだけだったので、葬儀屋を部屋へ案内し、

利用者の遺体の手と足にパーソナルナンバーのタグと、

医師の死亡診断書が付けられているかを葬儀屋と一緒に確認して、後は任せて部屋をでました。

その前にも、利用者の部屋に何度も行き、遺体を見ていたので、

葬儀屋と一緒に部屋に行った時に、遺体を見て特別な感情があったわけではないのですが、

部屋を後にして、自分の食事へ戻った時に、全く食事が喉を通っていきませんでした。

 

普段、トイレ介助で便の介助をしてもなんともないのに、ただ横たわっている遺体を見ただけで、

こんなにも精神的ダメージになるのだなぁと、その時初めて気が付きました。

私にとって、トイレ介助も遺体を送り出すことも、業務の一つなので、

そこまで変わりはないと思っていたのですが、やはりどこかで違うんだなぁと感じた瞬間でした。

 

 

それだけ重い責任を担っているという感覚を感じたと同時に、

利用者の最後の時間をお手伝い出来るんだというやりがいも同時に感じました。

人一人の人生最期の時間に関われるというのは、なかなか出来ることではないですよね^^

(でもこれからは、食事中に遺体を見るのは自分自身の為に避けようと思います・・・)