One Step

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好きなこと・ものを新聞記事っぽく書いています。

2023年シーズンも残りわずかとなった9月14日。

阪神タイガースが18年ぶり6度目のリーグ制覇を達成した。

2021年、2022年と連覇を果たした我らが東京ヤクルトスワローズの3連覇は、約2週間前の9月2日に消滅していた。

今季は絶対的リードオフマンの塩見泰隆を欠く時期が多く、日替わりで打線を組まざるを得なかった。

また、WBCで世界一奪還に大きく貢献した山田哲人、村上宗隆、中村悠平、高橋奎二の4人は例年と異なる調整を強いられたこともあり、怪我や不調に悩まされた。


開幕からしばらくは好調だった。

2年ぶりに神宮で迎えた開幕カード。相手は昨年16勝8敗と圧倒した広島。

昨年の勢いそのままに、初回から村上に2ランが飛び出し、先制すると、先発・小川が7回無失点の好投を披露し、4対0と快勝した。そこからカープに連勝。開幕3連勝を飾った。敵地・名古屋での中日戦でも連勝を伸ばし、開幕6試合で5勝1敗。連覇した王者の力をまざまざと見せつけ、球団史上初の3連覇への期待が高まった。

しかし、4月末から徐々に歯車が狂い始める。

主砲・村上の不調、投手陣の勤続疲労が重なり、7連敗を喫し、首位争いから脱落すると、5月20日から6月1日まで引き分けを挟んで12連敗。昨年最高勝率を記録した交流戦でも悪い流れは止められず、下位に低迷した。

オールスター前時点で首位・阪神から11ゲーム差の5位。

目指した3連覇へかなり厳しい折り返しとなった。

後半戦になっても、低迷は続いた。優勝した阪神にはオールスター後の8試合で1勝7敗と大きく負け越し、水をあけられてしまった。また、ビジターゲームでの戦いもかなり厳しく、特にマツダスタジアムでは0勝11敗1分(9月14日時点)と開幕から1勝もできていない。


最下位に低迷する中日ドラゴンズには13勝10敗と2試合を残し、2年ぶりの勝ち越しを決めたが、阪神、広島、巨人戦の負け越しがすでに決定しており、残り4試合ある横浜DeNA戦は現時点では負け越しが決まっていないが、ここから全勝しないと負け越してしまうという厳しい戦いが続いている。9月14日の広島戦(神宮)で4点差逆転負けを喫し、2020年以来3年ぶりのBクラスが決まったが、最後まで戦う姿を見せてほしい。