ハロウィンの時期って昼間はまだまだ暑い感じがするのに、夜は冷え込むから、せっかくエロいコスプレしても上に上着羽織らないと凍えるよなーと思いながら
昼間、ノースリーブで汗だくになりなら一人ショッピングを楽しむ私。
現在はコスプレなんて自宅でしかしないので、テレビで見かける露出魔達を
「可愛いなー、谷間に血がついてるー♪」
とか思いながら見る程度だ。
友達との待ち合わせ前に時間ができたので、ブラブラとショッピングモールを探索に来たのだ。
この日、脇の空いたノースリーブのニットに、モフモフのカーディガンを羽織ってきたのだが、
脇汗にモフモフが絡まり、せっかくのワキ脱毛の効果が台無しになる程、脇にカーディガンの毛が張り付いてしまった。
両腕が挙げられない。
仕方なくトイレに向かい、ワキ毛となったニットの処理（もとい除去）をし、１０月中旬にもかかわらず夏みたいな格好をしてショッピングモール内の雑貨屋を見て回っていると
後ろから男の人に声をかけられた。
「一人ですか？良いのありました？一緒にお昼食べる相手とか探してません？」
明らかに私よりも背が高く、低い声の男性。
雑貨屋を見て回ってただけの汗だくの私は、さらに怖くて冷や汗までかいた。
ナンパ？だよな？？
ナンパなんて久しぶりだ。何年振りだ？？
だが全然嬉しくなかった。
昔はもっと男性に声をかけられるって嬉しいとか楽しいとか、自分の女としての魅力が…♪みたいな優越感に浸れるような感覚があったのに。
顔も見ることもなく小さく首を左右に振り、足早に私は店を出た。
何歳かは分からないし、どんな顔かも知らない男の人。
店を出て少し冷静になった後。私は思った。
顔くらい見とけばよかった。イケメンだったならランチくらい良いやん！！私のバカ！！と。
結婚してることも旦那がいることも忘れて、その日の私は服以外の収穫物を取り逃したのだった。
ハロウィンでもないのに旦那にコスプレ披露した時の動画↓
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