北京五輪に対し
改めて不安を感じた一夜となりました。


中国の重慶市で20日、東アジアサッカー選手権男子の
日本×中国戦が行われました。
試合は日本が山瀬選手ゴールで1点を奪い
そのまま逃げ切り1-0で勝利しましたが、
一方中国の敗戦を受けた中国サポーターはこれに激怒
「日の丸」を焼いたり
日本人サポーターにペットボトルを投げつけたりしました。


1-0で日本が1点リードした後半の終盤。
この試合、日本人サポーター約50人は一角に集められ
その一角には中国人サポーターを一切入れず
100人以上の警察官に守られていた。
その日本人サポーターが集まる一角に向けて
ブロック両側の中国人サポーターから
「小日本」「日本のバカヤロウ!」などとヤジが飛び始めた。


そして試合終了のホイッスルが鳴ると同時に
日本人サポーターに向けてペットボトルや紙くずが投げられ
さらに若い中国人サポーターが1人、「日の丸」を燃やしはじめると
周りからは「オーッ!」と歓声が上がった。


日本人サポーターに直接の被害はなかったものの
ある1人の日本人サポーターは
「今日は我々日本人が標的になっていると感じた。」
と話しており、このままでは今年開催される北京五輪が心配だ。


重慶市の地元新聞は、この日「文明的な観戦」
と呼びかけていたものの、敗戦による興奮を抑えられなかったようだ。
以前の試合でも、日本人選手やサポーターに
物を投げつけたり「日の丸」を燃やしたり
反日感情が顔を覗かせていた。


しかし今年は北京五輪が開催される。
国際信用にも関わるものなので、中国政府は躍起になって
この問題を抑えようとしているが、時すでに遅しといったところか。
昨日の一夜は、北京五輪を改めて心配させる一夜となったに違いない。


しかしこんな話もある。
近年の中国代表の低迷ぶりには地元ファンも呆れ顔のようだ。
昨日の試合中のいたる所に悪質ともとれるプレーが連発。
これには中国で試合を実況していたアナウンサーが
「プレーが、技術が、意識があまりにも低すぎる。」と漏らした。
ネットの掲示板では「これが本当のカンフーサッカーだ。」と皮肉もあった。


中国戦で

昨日も中国戦で中国のゴールキーパーが
日本人選手に蹴りを入れているシーン


それでは、また♪