07年の日本シリーズ。
この男の活躍なしに、中日の日本一は語れません。
一時は地獄を味わった男が、日本シリーズで大暴れしました。
今季から中日に新加入した
中村紀選手の活躍を、今日は書いていきたいと思います。


日本シリーズでは打って守っての大活躍
日本シリーズMVPを獲得した中村紀
しかし今季は地獄を味わった。


大幅減俸を掲示したオリックスとの契約がこじれると
移籍先探しも難航した。
1人っきりのキャンプイン、浪人も覚悟したという。
しかし野球がやりたい、その一心だった。


そこでチャンスをくれたのは中日・落合監督
キャンプでは丸刈りにしてテスト生として参加した。
そして当初は育成枠で拾われた。
当初の年俸は昨年の2億円から50分の1400万円
背番号は「205」。まさに0からのスタートだった。


しかし野球ができる喜びがあった。
「(同じように)リストラされた人たちにも
いつか結果が出ると自分が示したかった。
そして若手に混じってオープン戦に出場、本塁打を放って
結果を出すと、シーズン開幕前に支配下登録選手に。
背番号は「99」になった。


開幕戦、いきなり同点となる二塁打を放って結果を出すと
そこから中日のクリーンアップとして活躍。
夏場からは持病の腰痛なども出てきたが
注射痛み止めを飲んで耐えた。
すべては野球ができる喜びがあったからだ。


チームはCSを無傷の5連勝で勝ち上がって日本シリーズへ。
「野球ができることの感謝を胸に。」
5試合で18打数8安打4打点と文句なしの成績。
日本一を決めた第5戦でも、ダルビッシュから
チャンスを広げる二塁打を放った。


シリーズ男!

日本シリーズで大活躍した中村紀選手


右翼フェンス直撃打

右翼フェンス直撃のタイムリー二塁打を放つ中村紀選手

(札幌ドームで)

そして文句なしでシリーズMVPに輝いた中村紀
今季が走馬灯のように甦ってきた。
目にはで光っていた。
「今年1月から色々な事がありましたけど・・・。
ドラゴンズさんには本当に感謝しています
本当にありがとうございました!!」


「ここにいること自体が信じられない。」
日本シリーズを戦い、そう漏らした。
一時はどん底を味わった男が、今季の中日を救った


それでは、また♪