夏の高校野球栃木大会
準決勝第2試合
國學院栃木 vs. 青藍泰斗
この夏
僕の実況ラスト試合でした
解説は、
足利工OB・甲子園出場
大竹俊行さん(中央)と
ゲスト解説として
小山高校・斎藤崇監督にも
加わっていただきました
ありがとうございました
実況担当した第2試合は
國學院栃木 5-1 青藍泰斗
國學院栃木が
37年ぶりに甲子園に出場した
おととし以来となる
2年ぶり9回目の決勝進出です
一方、第1試合は
3年ぶりの夏・甲子園をめざす
今春のセンバツにも出場した
栃木の王者、作新学院と
初の決勝進出なるか
県立石橋の対戦でした
エイジェックスタジアムの
大観衆が熱い声援を送るなか
決勝戦へと駆け抜けたのは
初の決勝進出
初の夏・甲子園を目指す
県立石橋高校でした!!
打っては4番打者
そしてリリーフで好投した
石橋高校の入江祥太選手
昨春のセンバツ甲子園に
21世紀枠で初出場した時も
4番・投手としてプレーしました
「甲子園は全然違いました。プレッシャーと緊張と、あとはワクワク感。自分が自分でいられなくなる!!でも、あの時は楽しめました」
「(昨春の)選抜で負けたときに『絶対もう1回甲子園に行きたい』という気持ちが、より一層強くなりました。甲子園を経験している自分たち3人(入江・原・山下の3選手)が周りを引っ張ってまた甲子園に連れて行きたいです」
そして、入江選手は中学時代
県央宇都宮ボーイズで
全国優勝を経験しました。
その当時のチームメイトが
昨年夏の甲子園で
107年ぶりの全国優勝を果たした
慶應義塾高校の
小宅雅己投手と加藤右悟選手
その慶應の試合は
テレビで見ていたそうです
「尊敬、すごいなと思いながら、元々ライバルなので負けたくないなと。あいつらがああいうプレーができるということは自分もできる!また同じところに立って活躍したいと思います」
残念ながら慶應義塾は
神奈川大会5回戦で
桐蔭学園に敗れてベスト16。
2人からは
「決勝に行ったら見に行くからな」と
連絡があったそうです
きょう、王者・作新を破り
「まずは約束を果たしました」
笑顔で答えてくれました
作新撃破!という
歴史的快挙を果たした直後の
石橋高校のベンチ裏
きっと大盛り上がりしているかと
思っていましたが
「まだ終わってないぞ!
ここからだ!」
何人もの選手から
そんな言葉が聞こえてきました
誰一人、浮かれている選手は
いませんでした
明日の決勝戦にも勝って
21世紀枠ではなく
自分たちの力で甲子園へ戻り
昨春叶わなかった甲子園1勝へ
ゴールはここじゃない!!
もう1人
ゴールはここじゃない
敗れた作新学院のエース
小川哲平投手
この日は先発せず
チームが劣勢となった
4回ウラから
1塁側屋内ブルペンで
投球練習を始めました
急いで肩をつくって
スクランブル登板!!
ということも考えられる中、
小川投手は、
1人で入念な準備運動からはじめ
短い距離でのキャッチボール
そして徐々に肩を作るという
いつもどおりの姿を
全く変えることはありませんでした
今大会4試合 29回2/3 無失点
361球を投げ、わずか1四球
自己最速更新148キロ
故障に苦しんだ3年間
もう絶対に同じ思いはしない!
全くぶれることなく
1点も失うこともなく
高3夏のマウンドを降りました
ゴールはここじゃない!!
これで、2024年夏
担当全10試合が終わりました
▼1回戦
那須拓陽 v 小山(試合前中止)
幸福の科学学園 10-2 佐野東
宇都宮北 14-3 鹿沼東(継続試合)
佐野 5-4 栃木農
▼2回戦
真岡工 20-1 矢板
鹿沼商工 3-2 白鷗大足利
▼3回戦
石橋 2-1 宇都宮工
青藍泰斗 7-2 佐野
▼準々決勝
作新学院 1-0 文星芸大附
▼準決勝
國學院栃木 5-1 青藍泰斗
もし劣勢のチームで
気持ちで負けそうな選手がいたら
「暗い顔をしてないで前を向くのだ!」
≒JOYの歌詞を借りて
実況しようと思いましたが
誰一人暗い顔を
している選手などおらず
ただ「前を向くのだ!」
みんな最後まで
前を向いて戦いました!!
みんな優勝!!
毎年夏の恒例行事
大会中はナマモノ厳禁で
体調管理をしているので
全担当試合が終わって
東京に帰る前に
宇都宮市が本社の
元気寿司さんでナマモノ解禁!
そして、念願の
東武特急「スペーシアX」で
プチ贅沢して帰りました
きょうのおやち
「スペーシアX」車内の
GOEN CAFEさんで
日光珈琲
NIKKO BLEND(HOT)
伊澤いちご園
本日のジェラート(ミルク)
夏が終わった・・・