2011/12/07
筑波山登山道のパトロールをしている方から、「薬王院コースにある木の橋が腐って穴があいていて危険」との報告があり、現地調査に行きました。報告どおり橋には穴があき、他の部分も穴があきそうだったので、応急の処置として、つくば市の大穂窓口センター倉庫に預けてある板材などを材料に、簡易な橋を作りました(写真)。改修が済むまでの「仮の橋」ですので、安全に十分注意して渡ってください。
筑波山の標高200~300m付近は、冬でも暖かい気候を利用したミカンの栽培がさかんです。薬王院周辺にも何軒かの「みかん園」があり、温州みかんと、筑波山名産の「福来蜜柑(ふくれみかん)」のもぎとりが楽しめます(今月いっぱいまで)。ふくれみかんは、直径3~4cmの小さなみかんで、香りと酸味が強く、乾燥させた皮は七味唐辛子の材料にも使われます。ぜひご賞味ください。
登山沿いの落葉樹の紅葉はピークを過ぎましたが、コナラやカエデなどの黄色、赤がまだ残っています。足元には、冬に赤い実をつける「フユイチゴ」が見られます。暖地性の植物で、薬王院周辺の登山道沿いに多く見られますので、ぜひ探してみてください。