毎年、この時期になると涙脆くなってしまうので、教訓を生かし、お酒は控え目で。笑
6年生、卒業・卒団おめでとう。
ユウノが試合中にしゃがみこんで、いじけている姿がつい最近のことのようです。
いや、それは本当だったか。笑
みんなが入学した年は、僕がコーチを始めた年でした。
みんなと一緒にリフティングをやって、記録を更新するたびに、僕のところ報告に来ていた姿がすごく印象的で、この子たちは本当にサッカーが好きなんだろうなと感じました。
コーチを始めた年とみんなが入学した年が一緒ということもあって、今年度はすごくいろいろと考えることが多かった気がします。
これまで考えることといえば、次の練習メニュー、次の試合、次の大会など、勝つためや上手くなるため、要は育成についてばかり考えていました。
しかし今年度は違って、みんなが成長している姿と自分の姿を比較して考えることが多かったです。
みんなは真剣に練習していて成長しているけど、自分はどうだろう。
変わっていない、もしくは成長するどころか退化してないかと。
指導が上手くなったわけでもない。
技術が上がったわけでもない。
年々、自分の発する言葉を裏付けるほどの自信がなくなっていると感じていました。
現役を退いてからもう6年ですから、技術が落ちるのも無理はないのですが。
何か努力をしたかといえば、何十冊もサッカーに関する本を読んだくらい。
それくらいコーチをやる人間としては当たり前のことだと思います。
試合を何度も観に行ったり、テレビで観たりもしました。
年に何試合観たか分からないくらいです。
でもそれも当たり前のこと。
しかし、それらをみんなにアウトプットするほどの能力とボキャブラリーが足りなかったと思います。
何より自分が下手になっているという実感があり、すごく悔しく思ってます。
僕自身の試合でももう何試合もノーゴールですからね。
結果が出ないと不安になるものです。
ただ今年の代から学んだことがたくさんあるのも事実です。
負け続けて、嫌になったかもしれない。
そんな時でもトライすることを恐れず、必死にやること。
それが結果へと繋がるということです。
改めて学ばせてもらいました。
区長杯での勝利がみんなにとって財産になるといいなと思います。
その成功体験があるからこそ、また次に進めるのだと思います。
またここからが新たなスタートです。
何をやるにしても真摯に向き合って、一生懸命に取り組んでほしいです。
僕もこれから社会人になり、新たなスタートを迎えます。
何があって挫けずにやっていこうと強く思っています。
卒団してもコーチ。
保護者の方からそんな嬉しい言葉を、6年生のみんなに言っていただきました。
でも僕はまだまだそんな人間ではありません。
みんなと一緒に学び、何かあれば兄のように相談に乗り、また嬉しいことや辛いことがあれば友達のように分かち合える存在でありたいと思います。
卒業・卒団、本当におめでとう。