外から見た世界。日本と教育。

外から見た世界。日本と教育。

イギリスに住む海外子女、高校生のブログです。
現在は日本の大学在籍。
 
日本と国際バカロレアプログラムでの教育の違いから、
また、中学校から初めてインターナショナルスクールに通った経験から、
思考力の教育、第二外国語教育、学習について主に書いていました。

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昨日a.schoolにて、私の思い出のIB授業を再現する機会をいただきました。

ワークショップでは、ある忘れられない授業でのディスカッションを再現しました。
国際バカロレアプログラム高校1年のときの英語Aの授業です。
そのときは、インドのエコカーの広告と、イギリスの車の広告を比較し、
それぞれの
・目的
・文脈
・ターゲット と
・言葉遣い
・構成
・その他工夫 を生徒同士言い合い、最後に比較のエッセイをプランする
といった内容でした。

さて、今回は小学生向けに、
広告で用いられる手法を学ぶ授業としてIB授業、宿題などで共通したエッセンスを盛り込んでワークショップをいたしました。

実際に使ったスライド、そして私の考えるIB要素をご紹介します。

<ワークショップもくじ>
・広告分析
・広告の手法を確認
・広告作成 の3ステップ

<国際バカロレアの授業のエッセンス 4つ>

(1)パフォーマンス向上のための意識付け
・課題前に評価基準を示す
・課題後に自分・チームメイトができたことを必ず言う
・課題後にできなかったこと、向上方法を必ず言う

(2)題材の背景・目的・手法を分析する
 (美術、文学分析、社会科資料分析において必要)
・作成者の意図・目的を考える
・自分の持った印象をリストアップ
・その印象をもたらした作成者の工夫をリストアップ
・作成者の意図・目的をもう一度考える
・目的に対してされている工夫が効果的か検討

(3)自他の考えの違いを尊重
・答えをすべて生徒から引き出す問いかけをする
・まずは第一印象など明らかなことから生徒が発言する
・個人で考える、書き出す時間をとる
・のちに意見をシェア
  ことのとき違う意見や「なぜ」「具体例」「類似例」「反例」を問いかけて満遍なく皆に発言させる。
  「~~はこう言ったけど、これはどうしてだか思いついた人は?」など。

(4)答えを言わないで考えさせる
・IB授業のエッセンスはワークショップ終了後、参加者に聞いて考えてもらった
・広告作成を実際にすることで 学んだ広告の手法をどう使うか考えてもらった

実際に使ったスライド + 宿題の課題 リンク

イベント詳細:
a.school Workshop 「親子で1日体験! 探究心を育む、国際バカロレア・ライフ」
国際バカロレア認定校 卒業生の体験記を聞き、実際の授業を体感してみよう!



いらしてくださった皆様、そして、
a.schoolの岩田さん、岡村さん、とても楽しいひとときをありがとうございました!
5/23(土)「国際バカロレアセミナー」with 大学同期 開催いたしました!

まずは
参加してくださった皆様、
温かいご支援、応援のお言葉、熱心に聞いてくださる目線、
人生の先輩方の前で1人で話している立場としてはそれがどれだけありがたいことか。
それは一番素敵な発見でした。ありがとうございました。


さて、主催した側としての感想としては、
いくつかセミナー企画の一連で、思わぬ発見があり、学びに富む経験となりました。

3点、気づきをご紹介します。お世話になりました!


1:なぜいらしたのですか?

 留学に興味のある方?
 お子様が幼稚園児の方?  を午後セッションで伺いました。

 セミナー始めから質問にyes, yesという回答が返ってくる感じは
 安心感があり、よい滑り出しとなりました。

 先生方、経営者の方々、幼稚園の保護者の方々や留学アドバイザーの方まで、
様々な方がいらっしゃいました。今後アンケート結果も踏まえ、皆様それぞれに一番役立つ企画を心がけて参ります。



2:アンケート

白紙のアンケート用紙と 質問を口頭でお伝えしたほうが回答が多くいただけました。。


3:タイムマネージメント

運営・講演ともに、思った以上に時間がかかりました。
Q&Aの盛り上がり、道での誘導の必要性など。。切羽詰まっているときお助けいただいた方々にも感謝です。これを糧に次回はより準備をして参ります。


次回企画:
高校時代私が大好きだった、英語(国語)の授業で 車の広告を分析し、その社会的背景と広告で用いられる言語、写真、広告媒体の洗濯などを分析して意見を出し合う授業が
3年経った未だに忘れられません。
その授業を、簡単に、日本語で、小・中学生でも楽しめるように作り直し
共有させていただきます。
ご興味のある方は詳細をご覧くださいませ。

国際バカロレア流ワークショップ~IB英語 言語と文学 の授業をもとに~
2015/06/20(土)10:00~12:00


始め40分ほどは国際バカロレアの学校生活について、本日展示物としてあったものの他にも課題を紹介させていただき、
基本的な枠組みを簡単にご説明いたします。のちに思い出の授業を再現。
各自作った広告を紹介するか、みんなで広告を作る ところで授業を終えます。宿題も出します。
その後、会場閉場までは交流の時間として1時間程度見ております。
保護者の方や先生方にも楽しんでいただけるよう、大人の方々への「課題」も出させていただく予定です。
頑張ります。

セミナー参加者の皆様からの記事 ご紹介

話題の教育プログラム「国際バカロレア」って何?【Part1】
子どもの心を育むHappy Project 
by Kotonaコンシェルジュ / KiANO International Co. Ltd.

◇教育レポート◇ 【もう一つの大学入学資格・国際バカロレア】
できることからチャレンジ!こども教育デザイナー