独立起業へ向けたキャリア形成（続編９）マルチタスクをこなす鉄人
こんにちは！
戦略企画ドットコム の三宅です。
今回も前回の記事の続きを書きたいと思います。
その前に「Planned Happenstance Theory」の復習です。
◆予期せぬ出来事が個人のキャリアを左右する
◆予期せぬ出来事を避けるのではなく、起きたことを最大限に活用する
◆偶然を積極的につくりだし、キャリア形成の力にすることが重要
そのためには、
・好奇心：新しい学習機会の模索
・持続性：めげない努力
・楽観性：新しい機会を「実現可能」と捉える
・柔軟性：信念、概念、態度、行動を変える
・リスクテイキング：結果が不確実でも行動に移す
が大切。
ちなみに、私のキャリア形成は、すべて
Planned Happenstance Theoryでした（笑）。
では、私の事例の続きを紹介しますね。
前回は、社員10名のベンチャー企業へ入社してからの
出来事を書きました。今回は、その続編です。
入社して半年ぐらいで新規事業（外国人技術者の
紹介予定派遣）の立上げ責任者となり、
全く知識や経験もない派遣事業の
・戦略企画、
・事業計画作成、
・オペレーション基盤構築、
・スタッフ採用、
・企業への営業、
・中国ヘッドハンティング会社との提携、
・中国在住のIT技術者との面談、
・在留資格取得手続き
・WEBサイトの企画、構築、運用
などなど、すべて自分でやりました。
しかも、自分の人件費分は稼がないといけないので
新規事業を立上げながら、既存の人材紹介事業の
キャリアコンサルタントも兼務してました。
このマルチタスクをこなす能力が身に付いたおかげで、
現在、ハンズオン型戦略コンサルタントとして、
複数ビジネスのコンサルティングとその実行支援に
関わっていますが、問題なく仕事をこなせています。
ビジネスの数でいうと、10種類ぐらいありますが、
まだ余裕があります（笑）。
結局、この新規ビジネスは、2年目で年間売上1億円まで
いったのですが、先々のマーケットを考えると有望な
ビジネスとはいえなかったので、一部を残して撤退する
ことにしました。
その撤退処理が完了したのが、なんと2008年8月です
（リーマンショックが勃発した1か月前）。
これで、±ゼロでうまく撤退することができました。
ゼロから１を生み出し、そして撤退まで経験できたことは
大きかったと思います。
何しろ、新規事業は1勝9敗ぐらいの確率でしか
成功しないので。また、このビジネスを通して、
中国に関しても学べたのが大きいですね。
その後、親会社（上場企業）で新規事業を立ち上げる
ことになり、事業企画管理部長を兼務することになりました。
ミッションは、事業部の事業基盤を構築することです。
営業実務以外は、すべてこちらで対応するような
イメージです。ここでも、マルチタスクを経験しています。
親会社の新規事業立上げが一段落したところで
所属会社へ戻り、今度はまた自分で新しい
ビジネスを企画し、事業部を立ち上げることになったのです。
そのビジネスは、現在、独立して推進している「戦略企画ドットコム 」
http://strategy-plan.comになります。
長くなりそうなので、この続きは次回に書きたいと思います。
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