「Planned Happenstance理論」で独立起業へ向けたキャリア形成(続編1) | 手堅く独立起業・年収1,000万円ブログ

「Planned Happenstance理論」で独立起業へ向けたキャリア形成(続編1)

こんにちは!

戦略企画ドットコム の三宅です。


昨日に引き続き「Planned Happenstance Theory」で

独立起業に有効なキャリア形成に関して書きたい

と思います。 


このテーマに関する記事は、結構長くなりそうなので、

タイトルに ”続編1” を加えました。

前回の記事の続きを書きたいと思います。


その前に「Planned Happenstance Theory」の復習です。


◆予期せぬ出来事が個人のキャリアを左右する


◆予期せぬ出来事を避けるのではなく、起きたことを最大限に活用する


◆偶然を積極的につくりだし、キャリア形成の力にすることが重要


そのためには、

 ・好奇心:新しい学習機会の模索

 ・持続性:めげない努力

 ・楽観性:新しい機会を「実現可能」と捉える

 ・柔軟性:信念、概念、態度、行動を変える

 ・リスクテイキング:結果が不確実でも行動に移す

が大切という内容でしたね。


では、私の事例の続きを紹介しますね。


理系出身の私が何を間違ったのか、当時海外へ旅行した

こともなかったのに海外事業部へ配属されてしまいました。

そこで、最初はお隣の国、韓国を担当することになりました。


当時(1994年)の海外営業のメイン業務と言えば、オーダーの

手配業務と納期管理業務です。


そして、私のメイン担当業務も、やはりオーダー手配業務と

納期管理業務、韓国の販売代理店との連絡業務が中心でした。


最初は、「なんで大学院も出てる俺がオーダー手配や納期管理

をしなきゃいけないんだ」と正直思ってました。

「海外営業っていうのは、海外に製品を売るのが仕事でしょ」

心の中で、こう叫んでいたのです。


でも、愚痴を言っても現状は変えられないので、気持ちを

切り替えて、


”本来の海外営業業務ができる環境を作ってやろう”


と意気込み、非常に手間がかかっていた納期管理業務の

効率化を推進したのです。


やったことは至って簡単です。当時は、ちょうどWindowsが出た頃で、

一人一台のノートパソコンが支給され始めた時代なので、Excelを

活用し、納期管理が簡単にできるような仕組みを考え、

構築したのです。


単にExcelで納期管理表を作成するという

今では当たり前のやり方です。


そのやり方を見ていた当時の課長が

「これはいいね」

ということで、海外事業部全体にこのやり方を導入することに

なったのです。また、この方法をより効率的に行うため、専門の

部門を新設し、またシステム開発もしました。


その陣頭指揮を取ったのが、まだ入社一年目の新人

である私だったのです。


これにより、海外事業部の仕事の仕方が劇的に変わり、

本来の業務である海外のマーケティングや

営業活動に時間を割けるようになったのです。


ちなみに、この当時開発した納期管理システムは、

10年ぐらいそのままで稼働していました。


私としては、この配属は本当に予期しない出来事だったの

ですが、この予期せぬ出来事から逃げ出すのではなく、

むしろ最大限に生かして、当時の海外事業部の課題を解決する

という大きな仕事ができたのです。


この当時の経験は、現在の本業である

”戦略コンサルティング”にも活かされています。


ちなみに、この「Planned Happenstance Theory」に関しては、

以下の書籍がお薦めです。


「キャリアショック」高橋俊介著

こちらのサイトに詳しい情報が掲載されていますので、

そちらを是非ご覧下さい。

http://gpc-i.com/books.html

では、次回もこのテーマに関する続編を書きたいと

思いますので、楽しみにしていて下さいね。