こまきの自然学校

こまきの自然学校

縄文時代のストーンサークルで知られる「小牧野遺跡」をテーマに、文化財と自然との一体的な保護を目指した活動などを紹介するブログです。

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2015年(平成27年)5月にオープン予定の小牧野遺跡観察施設の完成までの写真をとっていたので、

紹介します。

写真は、2014年(平成26年)の7月から11月に撮影しました。


7月31日 基礎工事。


9月5日 基礎完成。




9月24日 柱建など。


10月8日 屋根工事。


10月14日 屋根工事ほか。


10月23日 外壁工事ほか。


10月30日。 建物の周りの外構工事。


11月15日 屋根や外壁工事がほぼ終了し、内部の工事を進めています。


11月19日 ほぼ完成です。



これまで、どんぐり拾い皮むき粉砕・アク抜きまで 紹介してきましたが、今回は最後の工程の説明になります。



アクが抜けたら、ボウルの水を捨て、さらしを準備します。

また、さらしの下に、ボウルを設置しておきます。


で、アク抜きした粉砕どんぐりを、さらしをかぶせたボウルに入れていきます。


そして、しぼります。




しぼったどんぐりは、こんな感じになります。

このままでも使用できますが、保存したい場合には乾燥させてください。



乾燥の様子です。

もっと細かくしたい場合には、乾燥後にジューサーを使ってください。

きめ細かいどんぐり粉が出来ます。

どんぐりの皮むきが終ったら、アク抜きしやすいように、細かく磨りつぶします。

今回は、キューティーブロンズの先川さんに手伝ってもらいました!



石皿の上に、どんぐりをのせて、手のひらサイズの石を使って、

縄文人の気分になって、ひたすら磨りつぶします。



こんな感じになります。

でも、このやり方だと、何日もかかるので・・・



最終兵器。フードプロセッサー。


このあと、ボウルに、どんぐりを移し、水を入れます。

右が1日、左が3日ほど経過した状態です。


この上澄みだけを、ほぼ毎日とりかえていきます。

経験的ですが、ミズナラだと3週間、コナラだと2週間ほどで、アクが抜けます。

ほぼ透明(麦茶をうすめたような色)になったら、次の工程(乾燥)に移ります。


今回は、どんぐりの殻むきです。何と言っても、この作業が一番時間がかかります。



photo:01







どんぐりを乾燥させると、先端が割れてきます。





これを2つに割って、中身(子葉)を取り出します。





そして、ここからの作業が大変です。


どんぐりには、農薬などは使用しないので、多くのどんぐりにゾウムシの幼虫が中に入っています。




写真の黒い筋が、ゾウムシが移動した痕跡です。(たぶん糞)


これを丁寧に、カッターで削り取ります。





なかには、マンション状態のどんぐりもあります。








最後に、渋皮を剥いで終わりです。この渋皮も結構時間がかかります。






これまで全国各地の縄文遺跡を有する都市で開催されてきた「縄文シティサミット」が、青森市で開催されます。


今回は、“縄文と祭りを通じたまちづくり”をテーマに、各都市の代表者が、それぞれの遺跡や祭りを紹介しながら、「縄文」をキーワードとしたまちづくりについて意見交換するようです。




1 日時
11月8日(土) 15:00~17:30



2 場所
新町キューブ1階イベントホール



3 内容
○記念クロストーク
崎谷 康文さん(青森大学学長)、竹浪 比呂央さん(ねぶた製作者)、後藤公司さん(跳人コーディネーター)
○事例発表
一町田 工さん(三内丸山応援隊会長)
○サミット本会議、各都市市長などによるリレートーク



4 料金
無料(先着200名) ※申込みは不要です。当日、直接会場にお越しください。



5 その他
県民カレッジ単位(3単位)認定事業



6 問合せ先
縄文都市連絡協議会事務局
青森市教育委員会文化財課 総務・文化財チーム
電話:017-761-4835