メロディーこそ童謡だけど、歌詞を改めて読むと違う気がする。
ある程度このネタの文脈をまとめたところでこの解説を見つけてしまったので、端折れるだけ端折ることにした。
まず、詞が出来たのが大正だが、全国的に広まったのが昭和40年とそれほど昔ではないことに驚いた。
そして、三番の「ねえや」は「姐や」と書かれており文字だけで「姉」ではないことがわかる。
私はこの記事を読む前からそれを知っていたが、それを知るきっかけは「お里のたよりもたえはてた」という「ねえや」が肉親なら不自然な状況への違和感である。
なお、著者は「お里」は姐やの名前ではとしているが、「お里」を人名とするなら姐やとは別人に読めてさらに難解さが増す。
あと、二番にほとんど触れられてないが、一番ではおんぶされてた赤ん坊が山の畑へ行けるぐらいまで育ったわけだ。つまり姐やと過ごしたある程度の長い時間が見て取れる。
最後の結論は100%同意する。四番は起承転結の結として秀逸である。これは大人の詩なのだ。