自分を嫌う、自分に絶望する、
というのは誰しもが通る道ではあります。
この嫌っている自分の要素は、別にあなたのものではありません。
それはエゴと呼ばれる、幻の自分です。
本当の自分自身に、たくさんの人間的な要素を付与してきました。それらを自分自身だと信じて、なにかに自信を持ったりなにかに落胆したりしてきました。
一体どんなことを信じてきたのでしょう?
どんなことがあって、それを信じるようになったのでしょう?
全て答えは過去にあります。
過去において、幻を付与してきたのです。
そうした嫌いな要素は手放すことが可能です。
無理に自分を好きになろうとしても、それはうまくいきません。
しかし、嫌いな要素が自分のものではないと理解することはできますし、好きな要素を付与することも可能だと知ることもできます。
自分を責めたり呪ったりしても、無意味です。それが好きな人であれば別ですが、わざわざ辛いことをずっと保持する必要はありません。