融資の審査
先日、融資の審査について知人に質問を受けました
しかし、融資についてあまり詳しくないので、元銀行員の知人に話を聞いてみました
その元銀行員の人の話によると、銀行の営業マンは、割りと融資を引き受けたいのですが、上長の決済がおりないため、融資できないことが結構あるらしいです。
融資は、一般的に、融資担当の営業マン→融資課の課長→支店長→融資本部長→取締役会という流れらしいです。
基本的に支店長が承認したものは、その後、否定されることは少なく、支店内で決裁される案件の場合は、最終決裁者が支店長ですので、支店長をいかに説得するかがポイントになるそうです
営業マンも引き受けたいが、支店長が決裁してくれないというこが結構あるので、支店長が納得できるだけの材料を出すことが必要です。
その材料として、重要視されるのが①自己資本比率と②キャッシュ・フローです。
①自己資本比率とは、総資本に占める自己資本の割合(自己資本÷総資本)のことであり、これが高いほど返済義務のない安定した資金を確保していることが表れており、財務体質が良好であるといえます。
自己資本比率の全産業の平均は、約30%であり、これと比較することは自己資本比率の水準をみる上での一つの目安となります。
よくを言うと、「財務総研の法人企業統計調査」 等で産業別の自己資本比率と比較することが望ましいです。
次に、②キャッシュ・フローについては、特にキャッシュ・フローマージンとキャッシュ・フロー版インタレスト・カバレッジ・レシオが重視されます。
キャッシュ・フローマージンは、「営業キャッシュ・フロー÷売上高」により算定されます。この指標により、営業活動の結果、返済原資となる現金収支がどうなったかが読み取れます。
キャッシュ・フロー版インタレスト・カバレッジ・レシオは、「(営業キャッシュ・フロー+利息支払額+税金)÷利息支払額」により算定されます。
この指標により、利息の支払能力をみることができます。営業キャッシュ・フローに利息支払額と税金を加算しているのは、キャッシュ・フロー版の「事業利益」を表わすためです。
事業利益=P/Lの営業利益+受取利息配当金+有価証券利息+割賦販売利息 により算定されるものです。
営業活動の成果である営業利益と財務活動の成果である金融収益を合算することにより、当該事業全体の経営成果を示すものとして、財務指標において重視される利益です。
これらの指標をいかによくするかがポイントとなります。
ただ、赤字企業であっても周到な事業計画書を作成し、赤字が解消されることを示すことができれば、融資を受けることが可能らしいです。
それでも、融資を受けることができない場合には、信用保証協会からの保証を受けたり、ビジネスローンを受けることも考えられます。
うまく資金調達することができれば、有効に活用して、上記財務指標をよりよいものして、より有利な条件で資金調達するようにしたいですね
2006年5月1日「会社法施行」
いよいよ本日2006年5月1日、会社法が施行されました
この会社法施行を機に株式会社の設立(移行)を考えていらっしゃる方も多いと思われます。
会社法での株式会社の設立は、①設立手続の簡素化、②機関設計の柔軟化、
がポイントです
証券アナリスト1次試験(本試験)
今日は、証券アナリスト試験でした。
結局、十分な準備は出来ないまま受験しましたが、何とか乗り切ったかなと思っています。
この証券アナリストを受験するには日本証券アナリスト協会の通信講座を受講する必要があります。
今回の試験を受けるための通信講座の申し込みはとっくに過ぎてましたが、
お金を振り込んでもらえれば、教材をまとめて郵送するので、大丈夫とのことでした。
次に、試験の申し込みも過ぎてましたが、受理してもらいました。
そして、試験会場に行くと、よくある黒板への受験番号がありません
席はどこでもいいらしいです
携帯もマナーモードなら
試験が始まり、受験票を回収。
しばらくすると、試験官がざわつき始めました。
何と、私の右前の席の人が去年の受験票を持ってきてたらしいです。
今年の受験票は持ってきておらず、退場させられていました
受験すると、受験票は回収されてしまうので、昨年、申し込んだけど、受験しなかったのでしょう。
2回連続で受験できずにかわいそうでした。
受験当日は、忘れ物には気を付けようと身にしみた瞬間でした