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バンフマウンテンフィルム・フェスティバルにいろんなきっかけをいただきに行こう、、と思ふ

【佐々木俊尚コラム:ドキュメンタリーの時代】「ダムネーション」
 この映画の圧倒的な見どころは、エンディングも近い終盤にある。ドキュメンタリなのでここで言ってしまっ..........≪続きを読む≫


いきなりですが、ダム好きです。ダム萌えです。
ダムを見ると、おしりのあたりがムズムズしてくるのは小学校6年生のときにみた黒部ダムの強烈なインパクトがきっかけだと思います。

ダムの何に惹かれるのか、、、
美しいダム湖?いや、ダム湖の底には沈んだ集落があるのよねぇ、、とか思い馳せることはありますが、それじゃない。
雄大な放水?いやいや、、放水のタイミングにダムにいることはラッキーではあるけど、どっちかってと放水より取水口が渦巻いてるほうが滾るものがある。

たぶん、堤体萌え。
わたしにとってのベストショットは堤体(ダムをせき止めてるあのコンクリートの塊ね)を下から見上げるのがムズムズのクライマックス。
なんだろ、あの絶対的な違和感がたまらないんだと思う。
自然の中に超人工物が鎮座している様、周囲のバランスになじまないデカさ、、
ダムと何かを競うわけではないが、絶対かなわない感に支配されるのが心地よいのでしょう。
そのあたりが、渓谷、絶景好きにつながっているのだとおもいます。

あのでっかい堤体から巨人が顔をのぞかせたら、、もうクラクラです。

更に幼稚園くらいに遡ると、、
墓参りで横浜に行くとき、東横線が多摩川を渡るあたりの小さな水門に異様に喰いついていたのはいまでも鮮明に覚えています。

幼いころに形成された水好き、渓谷好き、ダム好きの要素。
となると、山は嫌いなはずなんだけど。
なんたって小5から中2までの超肥満児期は高尾山登れなかったですから。
小6の高尾山では友達に担がれている写真あるし、中2の富士山では途中リタイヤでバスで待ってたし。

いま、山に行ってるきっかけってなんだろ?ギア萌え?

さらなるきっかけづくりに

BANFF MOUNTAIN FILM FESTIVAL IN JAPAN 2015


一言で言えば短編のアウトドア映画の祭典です。
バンフマウンテンフィルム・フェスティバルはカナダの芸術文化の拠点、バンフ国立公園内のバンフセンターで開催される世界有数の山岳フェスティバルの一つなんだそうです。
1970年代にアウトドア、登山、スキーなどの愛好者がシーズンの境目に楽しめるイベントとして1日限りの登山映画祭を始めたのが起源だそうです。

現在では11月にバンフで9日間に及ぶ盛大なフェスに加えて、上映作品をワールドツアーにかけて世界中のアウトドアファンに親しまれているそうです。
日本では今年は9月から11月にかけて12都市の会場で上映されます。
東京、大阪、名古屋、福岡といった主要都市はもちろん、乗鞍高原や白馬では夜の野外特設会場で特別上映が企画されています。


東京会場では、、、
会場は一般の映画館ではなくゲートシティ大崎のゲートシティホールで上演されます。
作品は10~30分程度の短編作品がプログラムA7本、プログラムB8本に分け、それぞれブロック上映されます。













チケットは「チケぴ」で前売りされていてブロック単体だと1,500円、AB共通(両方見る)だと2,500円。

ダムネーション

上演作品はトレランやクライミングに始まり、非日常的なアウトドアてんこ盛りなわけですが、その中でも単体上映でも話題になっている「ダムネーション」の上映もあります。
ダムの映画なわけですが、、
冒頭のように「ビバ!ダム!」な内容でありません。
日本でも民主党がホットな頃に「八ッ場ダム」に関する議論が白熱していた時期もありましたが、、
アメリカでは発電、洪水防止などに高コストかつそれに見合わない価値しか無いダムが、川を変貌させ、生態系を絶滅させるような負の遺産しか残していない。
そんなダム撤去しましょうという考えが現実化してきているらしい。
とは言え、あんなでかいものを爆破することはクレイジーな選択でもありますが、そこに挑んでいる人たちを追っかけたドキュメンタリー。

環境保全を声高に叫ぶことがセルフブランディングとなりつつあるような昨今の日本で、本作品に寄せられている応援メッセージを読むと「は?(小籔風に)」と思うところも多々あるが、本当に不要になってしまった建造物を再生することにコストと雇用が発生するのはいいことかもしれない。

でも、ここ数年のゲリラ豪雨での被害を考えると治水事業は減らすより増やす方向にあるべきな気もするけどね。

初心者目線で棒ノ嶺をレポート。雨天なら独りで行かないほうがいいと思った(後半)


前半はこちらから
岩茸石を目指す
ここまでで、登山口から1時間。
沢歩きが楽しくてノンストップできたのでカップルには先行してもらいわたしは小休止。
漠然と、「今来た沢の道を下りで使うのは滑りそうだし危険だよなー、やっぱ尾根伝いに降りるしかないな」と一人合点し、岩茸石に向け出発。
階段と斜面を10分程登り、ゆるくトラバースして岩茸石に到着します。
この登りも結構こたえました。

この岩茸石が分岐点となり山頂方面、川又に降りる滝ノ平尾根、林道に出て名栗橋に降りる湯基入林道に分岐する。
天候に不安を感じながらも山頂方面、次なる目標ゴンジリ峠(権次入峠)に向かって歩き始めます。



10:50 山頂断念
岩茸石からゴンジリ峠までは10分程度の上りですが階段が続き心拍数上がります。
峠についたあたりでガスで視界が効かなくなりました。
山頂まではあと500mほどですが登り切ったとしても何も見えない上に、山頂うろついて方向感覚失うことも恐ろしかったので、ここまで来ての山頂断念!
くるりと踵を返し、きた道を岩茸石まで戻ります。

11:00 滝ノ平尾根へ進入
さて、ブログなどを読んで得た知識では岩茸石の左側を回りこんで通過すると尾根への入口へと続いている、、と言うのはインプットされている。
途中見えてくるであろう目標物もいくつかは把握している。

目の前には巨岩、周りは霧だらけ。無音。
先行したカップルは頂上を目指したのか、、、鎖場で追い越したグループが登ってきている気配もない。
ひとりきり。間違った方向に進んでもなんか言ってくれる人はいない。
「ひょぉぉぉ」という音がこころの方から響いてきました。

地形図をもう一度取り出して見てみる。
尾根の方向は間違っていない。右に下れば林道と合流するトウギリ林道コースもあるが、予備知識ゼロ。林道にうまく出られればこちらのほうが楽そうであるが事前に調べている尾根を選ぶことにする。

岩茸石を左から回りこむ。けっこう窮屈。
降り立ったところが果たして本当に尾根の入口なのか確かめるすべはない。
脱出口まで3.1km 12:30に地上に降り立っていたら自分を褒め称えよう。
おそらく500mも下れば最初の林道に当たるはず。15分下って林道に当たらなければ尾根道進んでないと判断してここまで戻ってくることをルールとした。

出だしは平凡な林道の様相
ひっじょーにラッキーな事に登山道の左右で木の感触が違う。(ガイドブックによると右が針葉樹、左が落葉樹らしい)このアンバランスな林のどまんなかに自分が立っていればとりあえずコース通りと考えることにする。
一応、赤いテープもところどころにぶら下がっている。
このマーキングが自分にとって都合のいいものか、奈落への道標かは500m下ればはっきりするはず。
ところどころ木の根っ子や岩が露出している程度で歩きやすい。
視界は相変わらず効かないが、道筋ははっきりしている。
晴れていれば、手探りでなければとても楽しそうな登山道です。
予定通り、15分ほどで林道と交差。
ふう!ここまでオッケー!
サックをおろして水分補給と小休止。

この林道、地形図によれば、左に行けば往きに東屋があったところ。
右に行けばトウギリ林道として名栗川橋まで下っていける。が、この後、この尾根と2回交わった末にかなりグルグルととぐろを巻いて登っていくようである。距離も勾配もわからない。
とりあえず、尾根道の1stレグはあっていたと評価し、このまま尾根を進むことにする。

11:20 草まみれの白地平
2ndレグ入口の道標では川又まで2.9km。全然減ってねぇじゃん。
入口から覗いてみるとここからかなり道幅が狭くなって草もせり出している。
ここまで半袖で行動していましたが、虫ちゃん対策にウィンドブレーカーを羽織っていざ。
細いけどはっきりした道を軽くアップ・ダウンしながらハイペースですすむ。
ブヨだかアブだかもけっこう長いことまとわりついてきて長袖大成功。
どんどん進んで行くと

うっそー、、、こんな草むら絶対はいらない。普段なら。
ボール取りに来たら、見つかんなかったと嘘ついても入んない。
でも、入んなきゃ帰れないので猿岩石気分で進む。

おお、右手にブログで見た朽ち果てた展望台。

あってる、あってる、、あってるよ。
ここは白地平というらしい。が、特にこれといった説明もなかった。
しっかし、こんな危なっかしいもの誰が何のために使うんだろ。いちお立ち入り禁止になっていました。
白地平をあとにすると、川又まで2.4km。
切通状の急斜面をロープを伝って下ると2回めの林道合流。

降り始めて30分、川又まであと半分くらいか。
相変わらず霧が濃く林道もどこに向けてつながっているのかまったく見て取ることはできない。
ええぃ、林道学習は次来る時までの宿題にして尾根下りに集中しなさい。

3rdレグは割と短距離で3度目の林道に当たりますが、急勾配&丸太階段地獄。

丸太階段が浮いていたり、破損していたりでめっちゃ歩きにくい。
道が明確なのはありがたいが、なんとかならんかこの階段。
最後は石造りの、神社の境内みたいな階段を降りて林道に当たる。

4thレグの入り口はガラッと様相が変わり、薮っぽい雰囲気に、、いやだなぁ。
川又まで1.9kmの道標を越えたあたりから勾配の角度が増し、薮の下の崖にへばりつくような道に変わっていきます。
藪側にはロープが張られて規制されていました。
このがけ下の道を巻道と勘違いして藪の中を直進しようとする人が多いのかな?
崖道が大きくカーブした先には、、、、

ぎゃあぁぁぁ
木の根っこだらけの急勾配の森が急に開けました。
もはや道はありません。多分、モーグルのかスラロームのように谷に向けてひたすらまっすぐ落ちておいしかなさそうなんですが、先がガスで霞んでいるので到達点が、出口が、次の展開が読めません。
とにかく5m降りては左右をキョロキョロを繰り返し次のとっかかりを探しながら進みます。
もうこのあたりはあたり1面杉で自分の立ち位置を確認する術もありません。
程なく降りると薄ぼんやりと丸太の階段が見えてきたのでそこを目指して降りていきます。
「埼玉県の助成金で階段整備してまーす」的な看板のある折りやすい階段を進むと、また森が開けて先程と同じパターン。
写真を撮っている余裕もなくテキストだけで申し訳ないですが、この区間が一番緊張したし、疲れました。

悪魔の森ゾーンを超えると川又まで1.4kmの道標。
500m近く悪魔と格闘してたのかよ、疲れるはずだ。
道標を超えると、下りの勢いが増しています。
地形図時も「急坂になり注意」と記載されているエリアに突入したようです。

急勾配に割掘、根っこ、ザレの複合攻撃!
根っこに引っかからないように、ザレにあしもと救われないように、、、
しっかし、土砂降りになったらここは川になるね。
この状況が1kmほど続きます。
長かった、親指に結構ストレスかかったのかつま先がジンジン。
こっちのルートで登りは。。。こころ折れるな。多分。

川又まで0.5kmの道標の先はまた悪魔の森。
が、ここまで降りてきたら視界は効いてるし踏み跡もしっかりしてる。
川音も聞こえ始めた。
森を超えると一本道が伸びている。
間も無く脱出を実感。民家に注意!の看板。は?

12:05 ゴールは意外なところに
林道を抜けると民家の庭先とお墓の間の生活感丸出しの現世といきなり遭遇します。
河川広場というキャンプ場から楽しそうな嬌声がガンガンひびいてきます。
入間川にかかる相生橋でゴール。

そういえば、、、、
頂上断念したので上で食べる予定だったおにぎり食ってない。
朝4:30に朝ごはん食べてからなんも食べてない。安堵とともに急激に空腹をおぼえ、今日の行動を振り返りながら橋の上で座り込んでおにぎりをくらう。

9:30入山して約2.5時間。走行距離約9km、歩数約19,000歩
ガイドでは平均歩行時間4時間15分とされているが、頂上断念した分差し引いても結構平均的ペースなのかも。

前回の高尾、小仏ルートは4時間、14kmだったけど、倍以上つかれた気がする。
疲れの原因はあほな行動原理。
きちんと準備して晴れた日に再アタックします。

初心者目線で棒ノ嶺をレポート。雨天なら独りで行かないほうがいいと思った(前半)

アクティブに楽しみたい! 休日にオススメの、大自然を楽しむアウトドア遊び3選

大自然を全身で体感できるのがアウトドアの魅力です。最近は各地で施設も増え、初心者でも気軽に安全に楽..........
≪続きを読む≫



はなし長くなりそうなので結論から。
白谷沢の沢登りや、ゴンジリ峠の階段は楽しさと気力でカバーできますが、初めての滝ノ平尾根の独り下山、特に視界の悪い日はスッゲー心細いです。
他の登山者がいそうな天気の良い日にアタックしましょう。


情報過多の世の中では、かき集めて取捨選択しないとね
アウトドア雑誌「BE PAL」の創刊が1981年だそうです。
当時、18歳。
それ以前からボーイスカウトとかアウトドア領域での活動はあったわけですが、マガジンハウス系の雑誌などでは「バックパッキング」系のコンテンツも散見できたと記憶しています。
スキーや波乗りのブームとも相まって神田、御茶ノ水界隈はいつ行っても人が多かった。

登山やアウトドアアクティビティ文化の根幹を支えるような雑誌などは出稿量が激減しても粛々と情報を発信し続けていましたが、マジョリティの興味の先は別のベクトルに向いていた時代も永くあったと思います。

ここ数年、ライフスタイルやアパレルなどの軸も絡めて山、アウトドア系の雑誌にとどまらずインターネット上のコンテンツも増えている。
昔のブームの頃と一番の大きな違いはインターネット、特にCGMの台頭により個人主観での山の経験値があふれている。

登山初心者にとっては地図見てもその行程の難易度を測るのは難しいが、ヤマレコやブログを見れば大体の感触、座標をつかむことはできる。
その際、初心者の方が「大変だったけど、頑張りましたぁ」とおっしゃっているぶんにはいいのですが、経験豊富な方が「たいしたことないっす」には危険なダブルミーニングが潜んでいる。

ご自身の経験値から「初心者でも大丈夫よ」ってことなのか、「俺的にはたいしたことないっす」なのか。

集めるだけ集めた情報はしっかりふるいにかけて判断しないと山では怖い思いしそうですよね。


そんなこんなで棒ノ嶺
きっかけは登山2日前。
明後日、どっか行きたいぜ。それも独りで、日帰りで。と山雑誌をパラパラ。
と、木洩れ陽を受けてキラキラと輝く沢を楽しそうに登る特集記事。
コジャレた軽装と、苔むす岩が涼感を醸しだす。
危険な雰囲気は微塵もなく、、、、

おおこれじゃん!
とばかりに次はネットで情報収集。
アクセスもわかった、電車の時間もオッケー。一応地形図も入手した(ほとんど読めないんだけど)。

沢の登り方も、諸先輩方のコンテンツからなんとなくイメージできる。
おや、下山のことに関しては極端に情報少ないね。
とりあえず、このでっかい岩のところから尾根に入ればいいんでしょ。
林道下るコースも有るみたいだけど、尾根のほうが楽しいよね。
ま、とりあえず、行けばなんとかなるっしょ。これが「ちょーこころぼせぇ」の原因でした。


天気予想
前日の埼玉県地方の予報は曇りのち雨。雨は午後からの確率が高く60%程度。
5時前に起床した時点では世田谷周辺は曇り。6時に出発する際にはパラパラと霧雨が舞っていました。
JR新宿ホームでは「雨」になっていました。
行っても無駄足になるかなぁ、、と思いつつダム見て帰ってきてもいいかと成り行き任せ。


都心からの旅の起点は池袋
下山後の行程も考慮して9時過ぎの入山を目標に予定を組むと、6:35発の西武池袋線 準急飯能行きが現地に7:30着。
北口バスターミナルから7:45発名郷行きのバスに乗り、川又名栗湖入り口に8:24に到着します。
平日はこのバス逃すと約1時間以上、8:51までないので要注意。
逆に土日は5分早まり7:40発、その後、8時代は3本あるようです。
国際興業バスの時刻表はこちら


平日6:35発の準急飯能行きは、池袋ですでにシートの8割が埋まるほど。ちなみに行楽客的人はあまりいなく通勤、夜のお仕事明けの人がほとんど。練馬を過ぎたあたりから立ち客が出て、所沢あたりまで結構混雑していました。

ゆったり行きたい人は6:50発の特急ちちぶ3号(全席指定 特急料金420円)が飯能7:35着なのでダッシュすれば間に合います。
ちなみに飯能北口はコンビニ少ないです。
ターミナルから少し離れたところにファミマ、あと西武線改札内の売店がある程度なので行動食などは準備してから出かけるのが慌てなくて済みそうです。

北口バス停は改札を出たら左側、ミスド、スタバを左手に見ながらエスカレータを降りて直進。
改札から2分くらいです。

バスはスイカ、パスモのICカード使用できます。
上記時間帯、土日はさわらびの湯経由となりますが、平日は川又名栗湖入り口で降りてそこから歩きます。


トイレに要注意

ちなみにこのバスに乗っていた登山目当ての客はわたしだけ。
やはり山をよく知る人はこんな悪天候に山登ろうなんて思わないのか?
川又名栗湖入り口で降りたら最初に目指すのは農林産物加工直売所「やませみ」。
さわらびの湯手前の道の駅です。
川又名栗湖入り口でバス降りたら進行方向に向かって直進。観光案内の看板のある交差点を左、有馬ダム方面へ。
途中に公衆トイレがあります。「やませみ」に向かうのもトイレ。
実はこのコース、白谷沢の登山口から入って山頂、下山してくるまでトイレがありません。
ここの2箇所か、ダム脇の公衆トイレしかありませんのでお手洗いと身支度を済ませることをお勧めします。



さわらびバス停から一般車道を道なりに上がっていくと有馬ダムの堤体と石碑が見えてきます。
石碑手前には登山口への道標がありますので左に折れてダム堤体道路を進みます。
石碑をまっすぐ行くとレストハウス脇に最後のトイレがあります。


有馬ダムって


有馬ダムは主に入間川下流域を自然水害から守るために作られた多目的ダム。
入間川の支流となる有間川の流れを堰き止めて洪水を防ぎ、生活用水の備蓄にもなっているわけ。
有馬川を堰き止めてできた人工湖(ダム湖)が名栗湖。
目視的にはこれから登る沢の水が流れ込んで湖になっているような錯覚を覚えます。
ここはロックフィルダムといって粘土質や岩を積みあげて水をせき止める堤体を作っています。
よくダムで見かける水門や放水シュートはありません。
トンネル式洪水吐といって、満潮になってこの坑口(取水口)を水位が超えると自然にトンネルを経て有間川に水が流れ込む仕組み。
そんな理屈を噛み締めながら名栗湖の周遊路を進み、沢を渡る橋を越えたところに「白谷沢登山口」があります。



09:28 入山 グローブを忘れずに
登山口あたりでは曇天に加え霧雨が煙る感じ。
ダム湖周辺にはツーリングのバイクはちらほら見かけるが、バックパック背負っている奴は見かけない。
そういえば、かわせみやさわらびの駐車場にも登山者らしきクルマはなかった。
そして、こうして登山口にたってもこちらに向かってくる人の気配はない。
「こんな日に単独で慣れていない山に入ってしまって大丈夫かい?」と思いつつも、「行けるとこまでいってみよう」などというなんの根拠もない論拠に基づき、登山届けを出し、09:28入山。



最初は穏やかな林道を進みます。





朝露にくわえ雨も重なり、路面も葉っぱもウェットです。撥水性の高いパンツにしてよかった。
ものの7、8分で結構岩のゴツゴツした登山道に変わっていきます。結構段差があるところも多かったのでストックよりはグローブでしっかりホールドしながら登った方がいいと思いました。
イメージとしては高尾山6号路がもう少しワイルドになったような感じの出だしです。

20分ほど歩くと沢音が大きく聞こえてきました。

09:48 藤懸の滝


動画はこちら

3つあるうちの最初の滝。登山道からは少し見えづらい。
2段式の流れで、下段は大きな岩に阻まれ2本の流れとなって落下しています。

藤懸の滝を過ぎると沢を横切り、沢登が始まります。
上の写真の右手前から道標側に渡り、赤いテープの巻き上がりを経て対岸の赤テープの小道を目指すといったようなジグザグに渡っていく感じ。
沢音に交じって、葉っぱを叩く雨音が聞こえてくるようになってしまいましたが、鬱蒼としているのであまり濡れません。
が、すでにすっごい汗かいてます。ペースも速いのかな。

足元はこんな感じ。

この日は水量が普段と比べて多いのか、少ないのかわかりませんが、とりあえづ足着けるとこは結構ありましたしゴアテックス素材であれば濡れはそんなに気になりませんでした。
沢に来るまでにも結構岩場があったのでスニーカーはやめた方がいいです。

藤懸の滝を過ぎて少し行くと右手に「立ち入り禁止」の枝沢がありました。
標識とトラロープが張られているので注意です。


09:55 牢門 先行者捕捉

藤懸から10分弱で両側から巨岩がせり出してくる「牢門」と呼ばれるエリアに到達。登りもさらにきつくなります。このように狭く切り立った岸壁に挟まれた谷を、登山用語では「ゴルジュ」というそうです。
喉という意味のフランス語らしいっす。
ここで先行登山者のカップルを発見!
あー、この山にたった一人きりではなかったのね。
すっげー余裕出てきました。



動画はこちら
牢門から少し登ると正面に「天狗の滝」が見えてきます。
滝の左側の岩場を上がっていきますが、落差もあるので飛沫と滝音を非常にワイルドに感じることができます。


牢門からさらに5分ほど上がると3つ目の滝、「白孔雀の滝」を覆い隠すように2つ目のゴルジュが現れます。ここは簡単な「鎖場」というか、鎖の手すりがある岩の階段といった感じです。
足場はしっかりととっかかりのある階段状になっているので、鎖は補助程度に考えた方が良さそうです。



ここでも先行のグループ5名ほどのに追いつきました。岩場で苦戦して時間かかっていたようです。
わたしが鎖場をクリアして上がったところでグループさんは休憩中。
漏れ聞こえた話によると、どうやらここでピストンで引き返すらしい。
なんか、ひたすら残念で心細い感じになる。






ここからは木の階段と傾斜のあり登りが10分程続きます。
結構息が切れ始めた頃、整備された林道にぶつかりました。
林道の対岸には東屋があり、先行していたカップルが休憩しています。
ご挨拶をしてこの林道がどこに続くのか聞いてみました。
棒の嶺は初めてではないようで、林道を使った下山コースにつながっていると教えてくれた。

この時、この情報をもっと理解できていれば下山時の心細さも少しは和らいだかもしれないし、さらに混迷を深めたかもしれない。
ずべては事前に調査が必要だったのだ。


後半につづく

高尾山6号路、ミカサみたいなツンデレのペースメーカーのおかげてテンポよく登頂


とりあえず陣馬山~高尾縦走が年内の目標
「奥高尾」などと、「裏原宿」的な響きの言葉を知ったのは結構最近のこと。
たぶん、ウラハラよりは刺激的で楽しいところのはずである。
山登ってる人からすれば、「ふん」って感じの初級も初級、ポピュラーな登山コースらしい。
奥高尾縦走路も諸説、いろいろな定義があるようだが、一般的には
高尾山頂~城山~小仏峠~景信山~堂所山~明王峠~陣馬山の間の縦走路を指すらしい。
逆からのコースが一般的らしいけど、厳密には陣馬山より更に先の臼杵山ってとこまで範囲は広がるらしい。


で、高尾山の公式HPから画像を拝借してしまいましたが、このコースを数字で見てみると
全長18.5km 所要時間7時間 明確な計画を立てて出発しましょうとHPにも書かれています。
結構大変そうじゃん、、、

なのに、なぜこのコースがポピュラーかつ初心者向けかって言うと

トイレや休憩箇所が多い
・巻き道(いわゆる迂回路)も随所にある
・途中でバテたらJRやバス停へのエスケープルートが豊富

などなど、質素な携行食でなくお蕎麦やなめこ汁を振る舞ってくれるお茶屋さんがたくさんあり、山ガールもウキウキ気分でチャレンジできるようになっている。
って、まんまウラハラじゃん。

と、チャレンジしようとしているコースの概要がわかったところで、なにゆえニワカにそんなもんに挑戦したがっているかというと

・リタイヤメントライフの主軸は田舎暮らし&アウトドア(でも虫嫌い)
・じじいになってから登り始めたのではかっこ悪い(なぜ?)
・まず自分が先行してから嫁に面白さを伝えて共有する

ということの基礎づくりを今から始めとこう、ってわけです。
単純に言えば「Outdoorなアイテムが好きだから使ってみたいのね」ってこと。


まずは、6号路で高尾攻め
で、いきなりそんな縦走に挑んでもニュースネタになるのがオチ。
とりあえず、今回は高尾から小仏城山、次回は陣馬側から底沢峠辺りまで試してみて、経験値ガッチャンコして自分にいけるものなのか考えてみることにした。
と、日曜の夜に思いたち、曇天の月曜に実行。

京王線の株主乗車券を持ち、家にあったカロリーメイトを携行食に。
まぁ、なんてリーズナブル。
前回の一ノ倉沢の教訓を経て足元もバッチリ。

前回、高尾山口の駅に降りたのは13年の4月でしたけど、当時と比べるとずいぶんと手が入って綺麗になってました。
今回は足を伸ばせませんでしたが TAKAO599MUSEUMという施設もできていたし、秋には駅の横に温泉施設がオープン。

京王電鉄のプレスリリースを見ると、今後どんどん開発が進むようです。


なので、紅葉で混む前に、温泉で混む前に、、あるいはその後に目標達成しとかないと。
ということで


11:00 高尾山口駅前スタート
今回は「水と森のコース」6号路で高尾頂上を目指します。
全長3.3km コースガイドでは所要90分とある。12時前に山頂に達すればまぁまぁのスピードかな。
6号は山頂まで沢沿いに進むので常に水音が聞こえて心地よい、、はずなんだけど大騒音の蝉の声でかき消されていました。
この大騒音を奏でているセミが自分に向けて飛んできたらと考えると、、おそろしい。

ケーブルカー「清滝駅」左側の舗装路をしばらく歩くと「高尾山琵琶瀧水行道場」と書かれた石碑が登山道の入口。未舗装の荒れた登山道が続きます。
結構細い登山道でハイシーズンは上り方向からの一方通行の規制がかかったりするようです。








しばらくいくと、弘法大師の伝説がのこる「岩屋大師」を経て、水業の場「琵琶滝」が見えてきます。
所定の申込と指導を受ければ(修行ををすれば)一般の方でも水行することはできるそうです。






で、このあたりから常にわたしの10m先を行く女性ハイカーに気がつく。
結構なハイペースで黙々と上がっていく。
すれ違う下山者と、山特有の「こんにちわー」挨拶もかわさない。
後ろから見ていると「ツンデレ」というか「ツン」だけだ。
ミカサだ、エレンとアルミン以外の人に接するミカサのようである。
先行する登山者にも程よい距離感のプレッシャーを与えつつ、パスしている。
この人に付いて行けば良いタイムで登れそうだ。


11:40 6号路には沢を渡る4箇所の小さな橋があります。

最初の大山橋で山頂までの行程2/3くらい、40分ほど登りました。
この先は更に野趣強くなり、道も細くなったりします。この辺りからツンデレとの距離が少し開き始めます。
むむ、ミカサめ。
遅れながらも休むことなく足だけは前に。
最後の橋は渡らずにそのまま沢の中の「飛び石」を進みます。




ここで完全にミカサが視界から消えています。
倒木の間の飛び石を上がっていった先には、、、


6号路のメインイベント、200段の階段。





えー、最後の最後にダメおしするかね。
わたしもかつてはサンシャイン60を最上階まで階段ダッシュした男!
おら、おらーと15段くらい行きましたが、あとはゼーゼーで登り切るとベンチのある広場が。
ミカサもさすがに座って水飲んでます。
わたしは、とりあえず「ぜんぜーん」みたいな顔して、心でガッツポーズ(ミカサには当然競っている意志は無いですが)取りながら広場を後にし、山頂で思いッキしへばって水分補給。


11:55 山頂で写真をパチリ




ミカサのおかげで良いタイムでここまで来ました。
山頂のお茶屋さんも結構リニュアルされていたりしてお金が潤沢に回っている雰囲気がプンプン。
いままであんまり気にしていなかったけど、天望台の正面からは丹沢を中心に登れそうな山がいろいろあるのね。
こりゃ当分近郊で安上がりに楽しめそうだ。


12:15 小仏城山に向け出発</font>
高尾山頂でカロリーメイトと麓で仕入れたおむすび1個で小腹を満たし行程再開。
初めてのコースに挑みます。
小仏城山まで片道1時間との表示。往復して歩いて下山するにはちょうどいい感じ。
これより「奥高尾」ってちょっと脅されている感じだ。






山頂は原宿並みに賑わってますが、ここから先はあまり人とすれ違うこともなくお一人様状態。
コース間違ってても気づきません。まぁ、間違えろって言われてもそっちが難しいくらいコース然としていますが、そこは新人さんらしく謙虚に進みます。
山頂おりるといきなり先が見えない石段。帰りにこれ登るのかよと思うとげんなりします。


紅葉平の猫
高尾山頂から5分も行けば紅葉平のお茶屋さん「細田屋」があります。
まぁ、こんなすぐに休んでるわけにもいかないのでスルーしますが、ねこさんとご対面。
逃げないので少し遊んでました。








この先、いけどもいけども階段と横から3m級の巨人ができそうな心細い道が続きます。
一丁平に出る手前で試しに巻き道に入ってみた。
いや、これなら階段あがってる方が安全でしょ。結構な崖あんど獣道でしたよ。
一丁平は綺麗に整備されていてベンチや東屋などが。
トイレもあるのでお弁当広げてまったりしている人もちらほら。
桜の季節は超賑わうらしいです。

ここまでくれば目的地まであとすこし。フジロックみたいなウッドデッキを進みます。




13:06 小仏城山


高尾山頂から50分ほどで小仏城山に到着。
電波塔と天狗の彫り物が目印。
どうやらこの山頂に東京都と神奈川県の県境が走っているらしく、八王子市、相模原市両方の表示板がありました。
神奈川県側に目をやると相模湖やプレジャーフォレストの観覧車が見えてきます。
脇に降りていくと相模湖に抜けられるようです。
城山茶屋でラムネを買ってイップクご休憩。

さて、目標の1/3程度まで来てみましたが、所要時間は約2時間、アプリを見ると6kmほど歩いてきたようです。
足の状態や体力的にはまだまだいけそうな感はあります。
ここから同じコースを折り返します。

帰路は、、いま下った分を登るわけで、、、心折れそうになりますが、、、

高尾まで粛々と戻り、5号路から薬王院の参道を経て1号路で下山しました。
1号路は登り下り共に人が多いですが、車も通れるように舗装しているので延々と傾斜が続きます。
アクセントがないのも腿には結構負担がきます。
15時過ぎに麓の清滝駅に帰着。

Gear Sのデータによるとスタートから4時間12分、休憩を除く走行時間は3時間22分。
走行距離は約14km。心拍数は最大173、平均140bpm。階段登っているときはもっと心拍数上がっている気もしましたが。
復路も含めて走行14kmですから、全体目標も達成できる気がしてきました。

次回は陣馬側から攻めてみます。

嫁の4?回目の誕生日を土砂降りの谷川岳と見たこともないカレーで祝う

心身がっつりデトックス! 山ガールの楽しさ、教えます!
本格的な夏山シーズンが到来中。一時期の「山ガール」ブームを通り越して、いまやすっかり趣味のひとつとし..........≪続きを読む≫




8月下旬は嫁のBirthday weekなので毎年いくつかのイベントを組み込んでみたりする。
年月の経過とともに「手抜き」になっていくと思われるのもシャクなので年々エスカレートする方向に向かっている。
今年も劇団☆新感線のお芝居に日帰りShort tripとご飯だ、ケーキだと盛りだくさんになるはずである。


で、日帰りShort trip、、、
嫁には申し訳ないが旅にはいつも隠された主題がある。
今までも行き先を決める動機は
・このエアラインの新型機に乗りたい、だからサンフラン経由でどっか行けるとこ
・この宿のこの部屋に泊まりたい、だから周辺アクティビティで工夫してたのしむ
・ここんちのカフェの写真が撮りたい
などなど、はたから見ればど~でもよさげな主題があって旅先が決まる。

で、今回は
・在来線普通電車のグリーン車に乗って日頃の煩悩を実現したい
・ローカルな在来線にも乗ってテレビ東京気分を満喫したい
・最近ハマっているJRライフスタイルも満喫したい
・涼しい思いがしたい、あるいは寒くて震えたい
・山頂でカツカレーがたべたい

4月から仕事場が変わり、ひと駅だけ「上野東京ライン」に乗るんですが、、
湘南、はたまた伊東から栃木、群馬まで貫いているこの馬鹿げた路線、ちょっとした事ですぐ止まる迷惑極まりない路線ですが、たまーに「これ乗ってどっか遠く行きてー」とぼーっと思うこともしばしば。
んで、view cardとモバイルSuicaとecuteで生活のほとんどがまかなえ、更にはキャッシュバックまでついてくる「JRライフスタイル」(勝手に呼んでるだけ)も満喫したいと、、、

で、思いついたのが

高崎線で高崎からぼっろーい在来線に乗って、日本一のモグラ駅土合から残雪の残る一ノ倉沢までハイキングして谷川岳、天神平の山頂でかつカレーをくらい嫁の誕生日を祝おう」コース。
調べてみると「JR駅からハイキング」なんてのがあってそこのコースにもなっとる。
JRerのわたしとしては「行って当たり前」のこーすなのだ。

ということで嫁をそそのかし、有給を取らせ、曇天の中いそいそと出かけていったのです。


わたしはてっちゃんなの?
今回のShort tripで忘れてはいけないもの、それはモバイルバッテリーとケーブル。
モバイルSuicaが仕込まれているGalaxyがダウンしたら旅の醍醐味も半減する。
まー、わからない人にはわからないでしょうけど。

5:40下高井戸から新宿周りで赤羽まで。
赤羽から高崎線に乗り換え高崎を目指します。と、ここでグリーン券が必要になりますが、モバイルSuicaがあると端末で購入、チケットレス環境が実現しちゃうんですね。

多分、JR遠距離通勤の方々にとっては「あったりまえよ、ズイブンマエから」ってことなんでしょうがにわかJRerのわたしとしては非常にあがるのです。
嫁もはしゃいでおります。




さて、自宅を出てから3時間弱で高崎に到着いたしまして、そこから上越線に乗り換え1時間ほど揺られますと、社員旅行のメッカ「水上」に到着します。
おお、なつかしのオレンジみどり!冷凍みかんを買いたくなる!売ってないけど。
水上の手前辺りから天候がかなり怪しくなってきました。

上越線は高崎から新潟の長岡までの営業路線なんだけど、群馬と新潟の運行区分、大都市近郊区域の境目などもあり高崎-水上、水上-長岡で運行区間が区切られている。
SuicaとかのICカード乗車券が使えるのも水上まで。
水上から先の乗り換え本数もぐっと減って、平日は1日5往復の閑散区間。9:47発を逃すと次は11:40までありません。
なので旅のしおりもしっかり用意。
ガスに霞む水上駅から白緑のこれまた超ローカルに乗継ぎ、土合駅を目指します。




水上駅を出ると谷川岳を貫く「新清水トンネル」に入るので下り線は湯檜曽駅、土合駅とも地下駅になってます。
この辺りは川端康成の「雪国」の舞台となって「トンネルを抜けると、、、」って表現はみんな知ってるところだけど、執筆当時とは若干周辺環境は異なっているようです。
わたしらが子供、高校生のころも上越新幹線、関越自動車道、当然ガーラなんてものはなく新宿から夜行で明け方に越後中里についたり、難所と言われた碓氷峠を夜中に越えたりとか結構アクセスしにくいエリアだったんだよね。


で、今回のポイントの一つでもある「にっぽんいちのモグラ駅 土合駅」

なんで地下70mに駅なんてつくったの?って話ですが、どうやら元々単線だった上越線を昭和42年に複線化するときに「下りホームは親切の新清水トンネルの中に作っちゃえ!」ってことで地下水まみれで冷蔵庫みたいなとこに駅をつくったらしい。
降りた瞬間、「さむっ!」となりました。
そしてここからがこの駅のメインコンテンツとなる長さ338m,462段の階段です。
大江戸線よりすごそうです。
登るリズムを作るためか10段ぐらいごとに小さな踊り場(小躍り?)が設けられているので余計に長く感じます。

登ってみると実際はそんなにきっつい感じはしない。10分かかると言われているけどそこまでかかんなかった。谷川岳とか登る人には屁みたいなもんでしょ、きっと。


かつては登山者、ハイカー、スキー客でそこそこ賑わってたらしいが、やはり関越やら新幹線、谷川岳のロープウェイには水上や両毛高原からもバスが出ているので次第に過疎化して85年から無人駅化。
現在も平日は利用客数20人位なんだって。ウチラが乗ってた電車からは10人位降りた気がするけどな。

えきは昭和の頃から手付かずなのか、かなりの戦慄っぷりです。
トンネルから改札までたった一人だったら、、ひとり富士急です。いやです。

表出たらかなり土砂降り
ここから約2km先の谷川岳ロープウェイ/谷川山岳資料館を目指します。
今回の一番のオマヌケポイントは靴もサックも雨を全く想定していなかった。
防水対策を怠っていたのでこの区間ですでに靴もサックもびしょ濡れ。クロックスで歩いてるような状態です。教訓教訓。


国道291号線が湯檜曽川を渡るポイント「土合橋」に「湯吹きの滝」があります。
谷川岳の雪解け水が流れてきてるのかと思うと非常に「ありがたやー」って感じもしますが、ここは人工的に堰とした砂防ダムです。
この辺りにはラフティングやらキャニオニングのベンダーさんたちのベースがあって、首都圏からはとバスなんかもラフティングツアーとか組んでかなり楽しげな雰囲気出てます。

谷川岳山岳資料館から自動車は乗り入れ規制されているので舗装道をゆっくりのんびり登っていきます。


目標は日本三大岩壁と言われる「一ノ倉沢」

この辺りはロッククライミングのメッカでもありますから豪快な岩壁を見ることができますが、一ノ倉沢までは道路も整備されているので天候が悪くなければスニーカーで充分。
かなりガスってますが、それはそれで幻想的でもあり、平日の雨天なのでハイカーも少なく、、独りだったら引き返したくもなります。



「マチガ沢」と呼ばれるうろこ状の大きな奇岩がある沢渡りのポイントが見えてきました。
昔この辺りには数件の宿があって、清水峠を超えてきた人が「ああ、まちがみえる」と発した言葉が「マチガ沢」の名前の由来らしい。


資料館をでて1時間ほどで「一ノ倉沢」に到着


「クラ」ってのはこの辺りで岩や岩壁のことを指すらしい。ここは世界でも登攀困難な岩壁として知られ、谷川連峰随一ってとこから「いちのくら」と呼ばれるようになったらしいです。
天気が良ければ岩壁の稜線もくっきり見えて迫力あるんでしょうが、霞んだ景色もなかなか。
雪渓から吹き降ろす沢風はなんとも心地良し。
しばし、沢とたわむれおにぎりで小腹を満たし。今きた道を戻り、山岳資料館に「無事戻りましたぁ」とご挨拶。

予定ではこのあと、谷川岳ロープウェイで天神平にのぼり、天上の涼しさを満喫し、カツカレーを食らう予定でしたが、この天候では登っても視界ゼロだし、すでに涼しいし、靴下つめてぇし、予定変更。

バスで水上まで下り、バースデーブランチを。
行き当たりばったりが苦手、というか病的に計画的な夫は当然リサーチ済み。
目当てのお店をめざします。

社員旅行なら死んでも行きたくない水上
箱根、伊香保、水上、、、
個人で行くならそれなりに穴場を見つけたり、ひっそり佇む名旅館でのんびりしたり充分楽しめるコンテンツでありますが、
社員旅行で、、、
大箱の観光ホテルにつめ込まれ、サイズの合わない浴衣着せられ(つんつるてんやねん)、宴会場で冷えた晩飯食わされ、カラオケはなんとかエスケープしても帰りの陶芸体験やワイナリーでの試飲、、いらんねん。

水上も個人で行くならラフティング挑戦したり、各スキー場の近くにはコジャレたカフェがあったり、小規模な温泉宿もそれぞれ個性打ち出して今どきっぽいお宿が増えました。

で、こんかいチョイスしたお店は

Sumika Living(スミカリビング)
利根川沿いの竹林の中に立つ一軒家カフェ。
オーナーは大工の棟梁さんで、建築の傍らカフェとハンドメイド雑貨のお店をこの地でいとなんでいるらしい。
和風モダンの内装なんだけど、もともとこの大工さんは金物を使わない「わたりあご工法」という伝統工法で家造りをしているかたらしい。
きっとこのお店にもその思いは生きているのでしょう。
オーダーしたのは「ミミ盛りカレー」と「パンのプレート」。


カレーの「ミミ」とは
谷川岳は「トマ、オキの2つ耳」とよばれ、すなわち登頂部(耳)が2つあります。
この三角の玄米ご飯部分を「トマ、オキの2つ耳」になぞらえてスタッフのかたが考案したらしいです。
無農薬の「田村さんちの玉ねぎ?」をふんだんに使用したカレーは辛すぎるのが苦手なわたしにもすんなりいける感じ。
素揚げした夏野菜がアクセント。

パンのプレートは自家製のレーズンパンとまるパン(そんなにハードではない)と鶏肉の入ったラタトゥイユ。
ラタトゥイユは嫁が作るそれに非常によく似た味でワタシ好み。
鶏肉は多分ムネだと思うんだけど、柔らかくて味がしっかり染みていました。

コーヒーはずいぶんと深煎りのフレンチ。
これ、なかなか味わえないです。
もう少しゆっくりとしていたかったのですが、次の電車逃すと一時間無いので後ろ髪引かれつつ水上駅へ。
なかなかねー、風情っていうんですか?郷愁っていうんですか(東京うまれですが)?
サウジ・サウダージってかんじっす。
この、ももたろう電車みたいなのも含め。誰がこの色にしたんだ?

帰路は高崎から湘南新宿で新宿まで。
上越線で嫁に「進撃の巨人」を読ませたら新宿までipad離さず。5巻まで進んでました。

朝、5:40にでて19時帰宅。13時間ほどのShort tripでしたが歩数は2万歩と少々少なめ。
電車移動多かったからね。

定義があやふやになりつつあるクラウドファウンディングサイトで心躍るデジタルガジェットオーガナイザ

「それどこの?」と持ってるだけで話題になるフルレザーガジェットオーガナイザー Makuake[マクアケ]|クラウドファンディング



たぶん、、、立ち飲み屋でツーブロックの黒髪で縁の太いメガネにひげ、ボーダーのショーツにむちっとしたT-shirtsを着込んだ奴が「そんなのクラウドファウディングですぐお金集まるよ」といえば「へぇ~」となってその後、絶対何も行動しない、、、

「とくだね」で笠井アナが(だいたい間違ったことを例えるときはこのたとえが多いね)「とにかく最先端ですごいんです!」ってKickStarterが 5,6年前からCFを行っていたことなど無視して最先端扱いする、、、


世の中のクラウドファウンディングのイメージってそんな感じかしら。

結構勘違いされやすいのはCROWDとCLOUD

クラウドファウンディングは資金調達(FUNDING)手段としてインターネットを活用することが多いので、CLOUD COMPUTINGとごっちゃになってCLOUD FUNDINGと認識されていることが意外とおおかったりする。
手段はインターネットであっても多くの理解者(CROWD=群衆とか、大勢の人)から資金調達を行うというCROWD FUNDINGで言葉と意味が合致する。
人が介在するからソーシャルファウンディングって、呼ばれることも。

すなわち大口の投資家やVCに依存しないでアイデアを曲げることなく少額資金調達できるところが魅力だったワケっすね。


だんだんややこしくってか変になってきて
09年にKickStarterがCFを始めた時点ではおそらくそういった概念だったんだろうけど、近年結構ややこしくってか、胡散臭くなってきてもいる。
ちょうどグルーポンとかでクーポンがもてはやされた時のような、、、

調達するクリエーター側の方は単なる集客ツール
支援する側は安く買えるECサイト
的な感覚で、、、
なので満額調達できてもプロトタイプが完成する前に頓挫してしまったり、支援する方も「支援」ではなく「ショッピング感覚」だからプロジェクトにトラブルが発生してもサポートしようなんて気はなくプロジェクトが遅延すればクレーム等発生しているというお寒い勘違いが横行しているのも現状なようです。

と、そんな勘違い横行しまくりの国内CF市場で心躍るプロジェクトを発見しちゃいました。


サイバーエージェントが運営するCFマッチングサイトMaKuaKe

MaKuaKeというwebサイトがハブとなって「アイデアを形にしたい=資金調達したい」実行者と共感するプロジェクトを資金提供でサポートする支援者をマッチングさせるサービス。
媒体料としては実行者も支援者(出資金以外は)も無料で使えるけど、プロジェクトが成立した場合は調達金額の20%が手数料として媒体社に落ちる仕組み。
おいおい、200万調達したら40万取られんのかよって、いいんだか悪いんだか。


で、肝心のデジタルオーガナイザーですが、こんなかんじ!



MECE(ミーシー)という古典的な革小物カテゴリを現代的なデジタルギアにあわせて設計、製造するブランドのプロダクト。
詳しい内容はMaKuaKeでMECEのプロジェクトを確認ください。

わたしのデジモノ周りはいつもこんなかんじでごちゃごちゃなんですね。(T_T)


iPhone、Galaxyの2台持ちにipad、あ~んどバッテリーにケーブル。
で、紙も好きだからペンとメモも欠かせない。
バッチリじゃん、MECE!

なんか、これだけ持って歩いてると「クラッチバック?ヘビ革?バブルの不動産屋?」とか思われちゃうかもだけれども、そゆふうに見えないようにおしゃれすればいいんでしょ?
談話室滝沢とか行かなきゃいいんでしょ?

デジモノオーガナイザーってどうしても硬質感あるものが多くなってしまうから、革はよいのよねー。
で、様々なデバイスを収納できるように切れ込みを多く入れたサイズフリー設計らいしいから、appleの身勝手な発想で「また大きさ変わるのー?」とジタバタしなくてもいいわけだ。

面白そうなアイデアとしては登山用のバックパックなどによくあるメインコンパートメントへのアクセスポケット。
よく使うものは素早く取り出せるのがおもしろい。

プロジェクトとしてはすでに調達予定を200%以上達成して、現在は数量限定で申込を受付している。
うーん、どうしよう。

不正って、実際に行わなくてもフローやスキームを考えること自体は結構楽しかったりする

8月17日付 ITメディアによると



コンビニに於いては、内部不正、、すなわち店員によるパクリや横領が客側の万引きより深刻化しているらすい。

記事を要約すると
・期限切れの商品を持ち帰らせたりすると「商品持ち出し」の常習化に繋がりやすい
・ゴミに見せかけてゴミ袋ごと持ち帰る
・お釣り銭が発生しない場合はレジを打刻せずそのままポッケに入れる
など、パクる側も証拠を残さないよういろいろ画策しているそう。


記事の詳細はこちら


コンビニに限らず、不正はいかんわけだが、「こうすりゃ、バレねぇんじゃね?」とフローを考えてしまうことは多々あるし、考える事自体は結構楽しい。
すなわち、管理する側には不正する側の視点とメリットを理解することはたいへん意義のあること。

スーパーバイザーさんは不正を取り締まるだけでなく、犯罪者になったつもりでいち早くスキームの盲点を探しだして塞ぐ努力をしないとですよね。

以前、勤めていた企業で他の事業所の責任者と有価証券管理の落とし穴を発見し、経営層に進言したことがあった。
結果、その落とし穴をついてその責任者が数年で数千万の不正をしていたことが発覚した時にはドン引きした。


考えるのはいいけど、やってちゃダメでしょ!

が、その不正の摘発とその事業所の立て直しの功績が評価され、わたしはお給料上がりましたけど。

Diet log 15/08/2015 月初から△2,000g

摂取カロリー 2,088kcal
消費カロリー 2,890kcal
歩数 18,973歩 
月初との体重差 △2,000g



Business hour 13:30 - 22:30
出勤前に新宿まで6kmコース



月初から2kg減りましたが、体重アプリは2013年末から6kgリバウンドしてるよん、
と言ってます。
目標まであと11kgいってみよう!

朝ごはんは野菜としっかりめのメニューで推定400kcal

ダイエットの味方、アクティビティトラッカーをおさらいしよう:その2

さて、アクティビティトラッカーをおさらいしよう:その1からの続編です。

ダイエットを定義する
ダイエットにアクティビティトラッカーを効果的に活用するには、まず「自分にとってのダイエット」を定義する必要があります。
「なにが目的で、どのような数値にフォーカスしてログ化していくか」
この辺りの目的とゴールがあいまい、または無頓着だと2,3日数字見て「なんだ、つまんねえの」ってことになりがち。

わたしの場合、上記のチャートのように
「糖尿いやだし、見た目も中身もかっこいいおっさんになりてい!」という願望から
「今日は何をどれだけ食べて、どれだけ運動して、どれだけ消費したか」を毎日の目標と予実管理する。
食べたもの、運動がリアルタイムで反映されれば、夕食にあとどれだけ食べていいかってのも見えてきて摂取過剰も回避できるって寸法です。

アクティビティトラッカーでできること
わたしが使用しているJawbone UPを例に、トラッカー単体でできること、他のデバイス、アプリと連携してできることを確認してみましょう。

その1でも書きましたが、このJawbone UPというリストバンドだけしていても見た目は何も起こりません。最低でもスマートフォン上で稼働する専用アプリケーションとBluetoothで同期して初めて数値が可視化されます。
Jawbone UPからセンサーが計測し送られてくる数値は意外に少なくて
運動の記録:「歩数」「運動時間」「運動量(消費カロリー)」
睡眠の記録:「睡眠時間」「睡眠段階」
心肺の記録:「安定時心拍」「運動時心拍」(UP3から機能搭載)
といったところです。
これらの基本数字がアプリ上で外部からの数値ともマージされ様々な情報が生成されていくわけですね。


専用アプリ UPだけでこれだけのことができる
Jawbone UPを初期設定、稼働させるために受け皿となる専用アプリ UPをスマートフォンにインストールします。
現在は、iOS、Androidともに無料提供されています。
初期設定ではBluetoothでの同期、身体情報などを入力し、目標を設定します。
基本機能としてアプリに同期するだけで以下のことができちゃいます。




目標設定
1日の目標とする歩数、睡眠時間、そして中長期目標の体重を入力。
目標設定しておくと「Smart Coach」というアドバイス機能があり目標達成に向けて様々なアドバイスやUPのサーバに蓄積されたトレンドなどを紹介してくれます。

ダッシュボード
リアルタイムの情報を表示しています。
ザクッというと、、、
今日は6時間寝てるから睡眠はバッチリですよ
2万以上歩いてるから、200%クリア。アイコンが筋トレもやったねと言っています
食事はあと1,460kcalまでオッケー!でもバランス6.7だから食物繊維とか脂肪とか注意よ
で、コーチが
先週も水曜はよかったからその調子な、と先週のフィードバックをくれました

運動
燃焼系の詳細が表示されます。
ダッシュボードの歩数などの情報に加え、最長活動時間(これはウォーキングの時間だね)、最長非活動時間(デスクにへばりついてる時間とか)今日のアクティブな時間に対する情報。
それから消費量。活動消費量は運動による消費、非活動消費量は基礎代謝ってことだね。
アイコンがウォーキングと筋トレやりましたと主張している。

食事
摂取カロリー、栄養素、バランスの詳細が表示されます。
ここから読み取れるのは、今日は3食、おやつなし。
フードスコアはまぁまぁだけど偏りあるから栄養素よく見て注意しようね。
今日は結構運動していて3,000kcal以上消費している。
目標体重に向けて消費カロリーより368kcalは減らそうね。それにしてもあと926kcalは余裕あるよ。
おやついきたいとこだけど、炭水化物取り過ぎてるね。糖質の低いものならオッケーかな。
こんな感じで判断できて、結局おやつは我慢できます。

睡眠
UP24の場合、睡眠モードの計測は2通り。
①ベッドに入ったらバンドのスイッチを入れて睡眠モード切にり替え。起床時に活動モードに戻す。
②バンドを装着したままそのまま眠る。そうするとバンドが「今こいつ寝てる?」と計測を始め、翌朝「昨日の睡眠時間ってこれであってる?」と聞いてきます。
前者のほうがデータは正確に取れます。
UP24の場合は全体睡眠の中で深い、浅い、目覚めていた時間などを表示します。



基本的なUP24の機能がわかったところで、おさらい:その3ではUP以外のアプリ、デバイスとの連携、ログ化したデータの有効な活用方法などに話は進んでいきます。

まて、次号!

Diet log 12/08/2015

摂取カロリー 1,541kcal
消費カロリー 3,307kcal
歩数 20,959歩 
月初との体重差 △1,200g





>Business hour 13:30 - 22:30
朝7時からの早朝ウォークはあまりスピードが乗らなかった
ジムで筋トレ1時間

食べるものは少し控えたけど、炭水化物が過剰気味!
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