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HEAVY METAL CAFE 

HR/HMを中心に、メロディの美しい音楽について語らせていただきます♪
映画にもハマっております。

…実は、その他なんでもありだったりして…


新メニュー、『山わさびそば』

山わさびに何のインパクトもなし。
辛味が物足りないし特別な風味がある訳でもない。これなら普通の粉わさびのほうがマシ。

何よりも肝心のそばがゴワゴワのボソボソ。『二八そば』と謳っているので期待したんだけど。
調理の加減だろうが、こういうアタリハズレは勘弁してほしい。以前の『ざるそば』でもちょくちょくあった。冷凍麺なんだろうから、注文が入ってから茹でないと。

もう、なか卯でそばは注文しない。
エエ加減にせぇよ。
シネスコ/96分

原作・監督・脚本:
劇団ひとり
脚本:橋部敦子

出演:大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとり、笹野高史、風間杜夫

撮影:2013年8月
ロケ地:長野県上田市・上田映劇、本町映劇通り、旧上田市産院、上田城跡公園


39歳。売れないマジシャン。母には捨てられ、父とは絶縁状態。そんな彼に、突然もたらされる父の死の一報。なんで俺、生まれてきたんだろう。絶望に暮れる彼に一閃――
青天の霹靂
そして気付けばタイムスリップ。その先は40年前の浅草。全ての娯楽が集まる街で出会ったのは、若き日の父と母。スプーン曲げで人気マジシャンとなった彼は、ひょんなことから父とコンビを組むことに。
そして母の妊娠。
10ケ月後、生まれてくるのは・・・俺だ。しだいに明らかになる自身の出生の秘密。果たして彼を待ち受ける結末とは――笑いと、たぶん一粒の涙の物語。(TOHOシネマズHPより)


HP解説にあるような『一粒の涙』どころではない、ぼろぼろと泣いてしまった。
できるなら声をあげて泣きたかった。

タイムスリップでこういう舞台をしつらえるのはズルいといえなくもないが、そこは劇団ひとり。見事に自身の世界に観る者を引き込み、笑いを絡ませながら着地点へ引っ張っていく。

昭和48年~49年の浅草の映像化も見もの。特に当時の自動車を集めて、走らせるのは苦労しただろう。
大泉洋の手品場面も素晴らしい。当然、映画ならではの撮影技術や特殊効果もあるのだろうが、実に自然だ。
クライマックスで、スプーン曲げなどに頼らず(当時ならスプーン曲げ一発で時代の寵児と成り得たはず)王道の手品を自信たっぷりに堂々と演じる姿は感動的だ。

ただ、上映時間の割りに短く感じなかったのは内容の濃さゆえだろうか…?

俯瞰のカメラアングルが目立つが名画へのオマージュか…初監督としての気負いか。


個人的最大の感涙ポイント。『堕せよ…どうせ半端な子どもなんだよ』『(こんな冴えない俺に)命がけでこどもを産む母親なんて辻褄が合わねぇんだよ』(大意)

若い人、人生につまづきを感じたことのない人がどう感じるかわからないが…
98点。
Vista/133分
PG12

監督:山口雅俊
出演:山田孝之/綾野剛/崎本大海/やべきょうすけ/菅田将暉/門脇麦/高橋メアリージュン/中尾明慶/窪田正孝/キムラ緑子/マキタスポーツ/光石研/柳楽優弥


「後がない」客に「10日で5割(トゴ)」、「1日3割(ヒサン)」といった違法な高金利で貸し付け、債務者を徹底的に追い込む闇金「カウカウ・ファイナンス」のウシジマ(山田孝之)と部下の柄崎(やべきょうすけ)、高田(崎本大海)。
新たな相棒として情報屋・戌亥(綾野剛)を迎え、待望の映画Part2ではスピーディで重量感のあるアクションとバイオレンス、特濃の人間ドラマと悲喜劇、すべてがスケールアップ。究極の"ウシジマ・ワールド"がここに開幕する―。(TOHOシネマズHPより)

原作を読んだこともないし映画のPart1も観ていないが、すんなりと作品世界に入っていけた。

ウシジマという魅力的なキャラクターを演じるのは個人的に大好きな山田孝之。彼は本当に演技の幅が広く、地の「天然キャラ」とのギャップも併せて実に魅力的だ。これからもあまりTVのバラエティ番組などに出ずに役者としてのイメージを大切にしてほしい。

物語は多くの登場人物を追い、盛り沢山な内容で見応え十分。ただ性描写やカップルを車ごと拉致するなど陰惨な犯罪を扱ってもいて、PG12指定は甘い。R15か18でも良いと思うのだが。

収穫はチョイ役だが本仮屋ユイカのイイ女っぷり。化粧と意外な美脚に、しばらく誰かわからなかった。

考えてみれば配役も豪華だ。
ただ、やくざ役の光石研は少し軽すぎないか。クレジットを見るまで、彼が何者なのかがはっきりとわからなかった。
彼に責任はないが、一目で「それ」と分かる役者のほうがいいと思う。

81点。

Vista/113分/R18+指定

監督:橋本一
原作:団鬼六
脚本:港岳彦

出演:天乃舞衣子/濱田のり子/桜木梨奈/津田寛治/川野直輝/木村祐一


団鬼六の官能小説を原作とした「花と蛇」シリーズの9作目。これまで静子というひとりのヒロインを中心に描かれてきたシリーズで初めて3人のヒロインが設定され、それぞれが禁断の緊縛と調教の世界に足を踏み入れていく姿を描く。

警視庁の女性警官・雨宮美咲は、監禁された女が調教されていく様をライブ配信している違法の動画サイト「バビロン」の首謀者を追いかけていた。一方、「バビロン」に監禁された遠山静子は、自身の陵辱シーンが配信されてしまい、そんな静子の姿を見た主婦の瑠璃は性に目覚めていく。天乃舞衣子、濱田のり子、桜木梨奈の3人が主演し、過激シーンにも体当たりで挑んだ。「探偵はBARにいる」シリーズの橋本一監督がメガホンをとった。
(映画.comより引用)

静子を演じるのは元セイントフォーの濱田のり子。セイントフォーには特に思い入れもない。美人ではあるが静子役としては顔が老けすぎではないか。年齢設定はどうなってるんだろう。ラストでは妊娠しているし。
ただ、流石に肉体は若くスタイルも良い。緊縛場面も49歳という年齢を考えると驚異的な頑張りだと思う。

ストーリーは序盤から安っぽさと現実味の無さでげんなりだ。

緊縛場面、特に女優三人が連縛されるクライマックスでは新鮮な驚きと感動を味わったが。
様々な技巧をこらし縄で肉体を縛り、吊るす。芸術性さえ感じた。

木村祐一はミスキャストでは?彼に二枚目刑事は似合わない。もしくは始めから三枚目でよかった。

ラストは何やら無理やりひねってみた感じ?理解出来なかった。

74点。
VISTA/116分

監督:矢口史靖
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香/西田尚美/マキタスポーツ/有福正志/近藤芳正/光石研/柄本明

勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ"超"が付くほどの田舎・神去村。耐えきれず逃げ出そうとする勇気だったが、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいると知り、留まる事を決意するが…。休む間もなくやってくる新体験、野趣あふれる田舎暮らし、とてつもなく魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。
(TOHOシネマズHPより)

いかにも頼りない主人公を演じる染谷将太は果たしてどこまでが素でどこからが演技なのか、素晴らしく自然だ。

逆に伊藤英明の弾けっぷりは見事。

個人的には西田尚美、優香のキャスティングが嬉しい。

長澤まさみは彼氏に逃げられて嫁に行き遅れたという設定。なぜか絶妙に「らしく」見えるのは流石。素っぴんの力演。

あまり知らなかった林業という仕事、人間は本来こういう生活をするべきではないのかと思わせる山奥での暮らしぶりに、考えさせられることの多い素晴らしい作品だ。

特に「今、我々が切る木は百年前に先祖が植えた木であり、我々が植える木は百年後に子孫が切る木だ」という林業の特殊性には考えさせられた。

細かい伏線が後々活きてくる脚本も見事。

クライマックスは巨木を切り倒す祭事だが、多分一発勝負の緊張感溢れる撮影だったろう、迫力満点。

その後のアクシデントだが…別に乗らなくてもほどくの間に合ったよね?

92点。

16:50頃、四条大宮で待ち合わせ。
Iさんとの合流まで時間潰しにどこに行くか少し迷うが、結局いつもの「新大宮」へ。
さすがに3回目ともなると顔を覚えてもらえていて店長(?)と話も弾み、嬉しい。前回、隣席の老齢の酔客に人懐っこく話しかけられて少し辟易してたのを覚えていてくれて、「そろそろ来はる時間です」などと。

が、なぜかダルビッシュは少し不機嫌?

18:30、Iさんと合流。
タクシーで四条木屋町辺りへ。
Oがお客さんから教えてもらったという焼き鳥BAR「TAKASEGAWA 炭」へ。

軍鶏のお任せコース。その他どれも美味い。ただ希少部位は一人一串ずつ当たらないのが残念。

一見、気難しそうだった店主が気さくに会話に絡んできてくれて楽しい。

塩ラーメンのスープが絶品。

次はIさんの案内で「ライヴハウス Bill board」…店内に入るとうっすらとカビ臭い。懐かしい匂いだ。
ライヴハウスとは言っても実際はカラオケスナック。
かなり年輩のお客さんたちと実に楽しい空間を共有した。
カラオケボックスでは味わえない愉快さだった。

タクシーで四条大宮へ。ホテル前の「三角や楼」でラーメンを。前回はOが一人で寝る前に入った店だ。
味は悪くない。なんといってもこの立地で深夜営業はありがたい。

解散。今回も楽しかった。
WOWOW録画

朝日放送創立60周年記念作品

2010年公開
シネスコ/123分

監督:香月秀之
出演:溝端淳平/木南晴夏/五十嵐隼士/大森絢音/宮崎美子/高島礼子

高知市のよさこい祭りを舞台に、腎悪性横紋筋肉腫様腫瘍という小児がんと戦いながらもよさこいを踊る実在の少女の話を元にした、難病の少女と奔走する青年たちの物語。

監督は『デコトラの鷲』の香月秀之。主演は『赤い糸』などを演じ映画初主演となる溝端淳平。高知市内での撮影では道路封鎖し3日間かけて行われた。

見習いカメラマンの新平は母の見舞いのために故郷の高知に帰る。かつて共に東京に出ようと誓ったが叶わず別れてしまった元恋人の香織が、難病の妹・さくらの願いをかなえるためによさこい祭りに出場するメンバーを集めていると聞いて力を貸す。

大志を抱いて東京に出たのに5年間も芽が出ず悶々とした日々を過ごす新平。新平と踊るのを希望にして病気と闘っているさくら。新平に対して呵責を感じながらもさくらのために周囲を説得する香織。そして新平の親友のつかさとの香織を巡る三角関係。各々の思いが交差する中で、己が必要とされていることこそ今やるべきことと新平は気付いていく。

よさこい本番直前になって新たな問題が起きるのはお約束通りだが、それが『死』というようなネガティブな展開ではなく、前向きの出来事だったので良い方に予想を裏切られた。

なんといっても主演の溝端淳平の新鮮さが素晴らしい。
高知の街並み、雄大な風景、カメラ。個人的に惹かれる要素満載の設定。
安直ではあるが爽やかなストーリーと相まって感動した。

ちょい役だがDAIGOや里田まい、藤原竜也など中々印象的。

85点。
アナと雪の女王
Frozen

シネスコ/108分
日本語吹替版

監督:クリス・バック
出演:クリステン・ベル/イディナ・メンゼル/ジョナサン・グロフ/サンティノ・フォンタナ/ジョシュ・ギャッド

吹替版キャスト:神田沙也加/松たか子/ピエール瀧ほか

運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹、エルサとアナ。触れるものを凍らせる"秘密の力"を持つ姉エルサはその力を制御できず、真夏の王国を凍てつく冬の世界に変えてしまう。妹のアナは、逃亡した姉と王国を救うため、雪山の奥深くへと旅に出る。アナの思いは凍った世界を溶かすことができるのか?すべての鍵を握るのは、"真実の愛"…。
(TOHOシネマズHPより)

吹替版を選択したのは、予告編で見た英語版の歌の音質に圧縮音源特有の平坦さを感じたのと、日本語版の歌唱の評判が中々だったから。
そして、その選択は間違いではなかった。比較できないが、少なくとも日本語版に不満は感じなかった。

祝日早朝の上映回(8:30開始)とあって、小児の観客も多かったが、危惧したような騒ぎもなく、じっくりと鑑賞できた。

もっとも、小児には難しい内容ではなかったか。
冒頭で悲劇的展開はあるし、土壇場で唐突に意外な裏切りも描かれる。

それにしても素晴らしい作品だった。
歌唱も含めて、声優も良かった。特に声優としてはオラフ役のピエール瀧は良い仕事をしたと思う。

ついつい、アニメ作品は劇場で観る優先順位を下げがちだが、反省した。上映開始後すぐ、本作の英語版も観るべきだと思った。

劇場で観るべき。
100点。
Vista/111分

監督:吉田恵輔

出演:中島健人、広瀬アリス、市川知宏、黒木華、上島竜兵、吹石一恵、西田尚美、吹越満

進学校に通いながらも挫折し、逃げるように大蝦夷農業高校に進学した八軒勇吾(中島健人)。すでに将来の目標や夢を抱く同級生のアキ(広瀬アリス)や駒場(市川知宏)に劣等感を感じつつ、実習や部活に悪戦苦闘の日々。北海道の雄大な自然とニワトリ、ブタ、牛、馬、そして個性豊かな仲間たちに囲まれた常識を覆す農業高校の生活の中で八軒は、悩み、戸惑いながらも次第に自分なりの答えを見つけ始める。そんなまじめで正直な八軒に新たな難題が立ちはだかる…。
(TOHOシネマズHPより)

週刊少年サンデー連載中の原作マンガを読んでいるので、連載初期の美味しい部分を上手く使ったなぁ、というのが正直な感想だ。

ばん馬をたっぷり見せてもらって大満足。

広瀬アリスは実に可愛らしくて魅力的だし、黒木華と共によくばんえい競馬の騎手をこなした。

八軒役の中島健人も原作のイメージによく合っている。

他では特に吹石一恵がナイスキャスト。原作を離れて、このキャラで一本映画を作ってくれないものか。

映画終盤にやっと冬が描かれて、本作は北海道が舞台だったんだと思い出す。
冬の厳しさを乗り越えて、さらに成長していく主人公たち。その後を是非とも続編で描いてほしい。

87点。
昨夜の映画は「夫婦50割引」で観た。

夫婦のどちらかが50歳以上なら割引が受けられる。

夫婦かどうかの証明は不要のようだが、年齢の証明は必要なはずなので、運転免許証を見せながらチケットを差し出した。(TOHOシネマズのホームページにも『ご提示下さい』と記載があります)

すると、もぎりのお姉さんが一言。
「ありがとうございます、次回からご提示はけっこうです」

…ん?どういう事?
『お前はどう見ても50過ぎにしか見えない』って事?

どんな年寄りに見えても免許証を確認してほしいよ。

確認してあげようよ。老人も傷つくと思います。