Ｗ杯ベルリン大会での、加藤くんの成績が惨敗と報道されているようですが。

私は、あまり心配していません。もちろん、素人なので滑りのこと、技術的なことはわかりませんが（現地に行っているわけでもないですし）。

何故、心配していないかというと。今シーズン、夏の合宿～カルガリーから帯広、そして全日本距離別と接してきて、凄く余裕があるように感じるんです。話している時も、練習をしている時も。

新聞報道などでは「駄目です」、「ぜんぜん駄目です」などという本人のコメントが出ていますが、それも結局、どう伝えればいいのかわからないだけなんですよね。加藤くんや長島くんくらいになると、物凄く高いレベルでレース、滑りを考えていますし、それはなかなか言葉にして説明することは難しいんだと思います。

ましてや、新聞や通信社の取材は、レース直後に選手を囲んで行われるので、説明をしようにも、なかなか頭の中で、上手く言葉の整理がつかないのだと思います。

例えば数日後に時間に余裕を持って、ゆっくり改めて話を聞いてみると、実際にそのレースがどうだったのかが見えて来ることがよくあります。

特に加藤くんは、レースの成績が良くても悪くても、「ぜんぜん駄目です」とか、「まあまあです」くらいにしか言わないですからね（笑）。４年前に世界新を出した時のレースでさえ、彼の中では完ぺきではなくて、後半のコーナーが駄目だったと話していたほどです。

なので、今回の報道くらいでは私は心配いていません。まあ、そのうちにまた何本かいいレースが出てくると思いますし、本人も前回のトリノ五輪前にマスコミ（私もですが）が大騒ぎしていて、けっこうプレッシャーになっていたようですから、今回はマスコミの言うこと、書くこともあまり気にしていないと思いますし。

とにかく、加藤くんを応援している人たちは、あまり心配しないで欲しいと思います。

（全日本距離別500メートルの直後、酸欠状態で床に転がっていた？　加藤くん）

気休めだと思わないでね。