朝から勝鬨橋まで走る。隅田川沿いは概ね気持ちよく走れるのでかなり気に入っている。晴れた日などは爽快だし数箇所を除いて信号で中断されることもないもいい。そのあたりが今まで続いている理由かもしれない。とは言うものの1月からほぼ毎日走っているのだがいつも同じコースだとたまに飽きる。そろそろいろいろと違ったコースも取り入れてみようかなあ。。。と思う。いずれにしても午前中は気分よく仕事がスタートできるのもいいですので皆さんもいかがでしょうか。午前中、世田谷区用賀A邸の最後の図面チェック。そして昼からスタッフの有友君と外出。施工会社に見積用の図面を渡しにいくためである。仙川にあるくらし建設さんは以前『生田の家』を施工してくれた工務店さんでひょうひょうとしている尾崎社長がいい感じで僕は好きなのだが。ともかくA邸の図面から見積書を作成してもらう予定だったので提出に。提出だけではなく口頭の補足も交えながら説明をする。このときに施工側から貴重な情報(こうしたらもっとコストが落とせる、この納まりはこうしたほうが良いなど・・)をもらうことも多いので出来るだけ直接会って十分に説明をすることにしている。その後事務所に戻りすこし打合せなど。今日はいろいろな仕事が一段落したこともあって事務所のみんな+シェアオフィスの井澤さん堀川さんとで人形町の紅虎餃子へ。最近ずっと忙しかったのですこし息抜きをする。飲み放題だったのでたくさん飲んだ(僕は)。みんなすこしは息抜きになったろうか


20050608 ikuta house

午前中は現場の対応を行い、昼前に泉岳寺にむかう。泉岳寺にて大井町K邸のKさんと打合せをする。場所は業務用冷蔵庫などのメーカーであるホシザキのショールーム。寿司ネタケース、冷蔵庫などの実物をみながらの打合せをおこなった。また1階の店舗部分以外にも前回の案から階段を90度回転させたことにより動線空間を出来るだけ少なくした案を提案した。先日の日記で建築における贅肉 について書いたが、出来るだけ無駄な空間を整理して使える面積を大きくしていくのは建築の設計の基本的な部分だと思う。平面図だけでは気づかなかったことも断面図、展開図を描きながらはじめて気がつくこともある。空間の贅肉は縦方向に隠れいていることが多いような気がする。空間を3次元的に検討し無駄のない設計をするということがとても重要である。先日読んだ『宮脇檀の住宅設計テキスト』にも断面を書いたときに黒く塗りつぶされる部分(床と天井の間の部分)が少ないことはいい設計の一つだと書いてあったがそのことを思い出す。本といえば先日から読んでいた建築知識2005年02月『内装設計ディテール便利帖』を一通り読み終わる。建築各部の基本的な寸法、納まりなどがわかりやすく整理されており知識の整理としてとても役に立つ本だった。うちの事務所でも流行っている。この号はバックナンバーも品切れだそうだ。
本日は午前中、午後は事務所にいて各計画の打合せを担当者と行う。また夜からの東日暮里I邸の見積の説明のため最終確認を事務所内でおこなった。見積り書に計上もれなどがあると工事が始まってから思わぬ費用の増額などにつながるので設計でも工務店でも慎重におこなう部分である。20時から東日暮里の建設予定地に建つIさんのお宅に伺い見積もり内容の説明を再度おこなった。コストを落とすために仕様を変更する項目は特になく工事請負契約、解体、地鎮祭の日程などを再確認した。また工事を行う関内工務店さんから工事の工程表も提出され11月いっぱいで工事が完了する予定を確認する。関内社長のアドバイスもありお引越しの日程も12月6日(火)に予定する。この日は年に4回しかない「天赦」という日で暦の上で最高の吉日に当たりなにをやってもいいのだそうです。2世帯が住む新しい家に方角の違うところから引っ越してくるご家族にとってはうってつけのお日柄である。

朝から東京駅前のオアゾの丸善の本屋に行く。朝9時から空いているので休日におきてから行くのにちょうど良い。自宅から東京駅まで自転車で10分くらいだ。途中、毎日新聞社本社ビルの前を通過。竹中工務店の設計施工だがいろいとな素材、ディテールが一つの外観のなかに織り込まれており見ごたえがある。丸善についてひととおり店内を散策し建築家の阿部仁さんたち著の『プロジェクト・ブック』(彰国社)という本を買う。複数の人で仕事を進めて行く際の進め方tipsといった内容である。創造性を維持しつつある効率を確保しながら作業をしていく方法、チームで設計をする際に創造性を出来るだけ大きくさせるやり方など。今まで自分たちが意識して行ってきた内容もあるが無意識にそうしてきたものもあり、逆にぜんぜん気にも留めていなかった方法もある。もちろん仕事の進め方は人それぞれだが無意識だったものやノーマークだったものに気づかせてくれただけでも読む価値があった・・・といってもまだ半分も読んでませんが。。。。その後、午後から事務所に行くと美紀以外みんな仕事に来ていた。今週に見積などの提出のある計画がいくつかあるのでみんな気合が入っている・・のか。いくつかの打合せと先週残していた作業を夜までおこない帰宅。


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今日は午前10時から事務所にて世田谷区用賀A邸の打合せを行う。来週の初めに見積に図面を提出する予定のため全般的に建築主のAさんとともに内容の確認をする打ち合わせを行った。実施設計に入ってコストダウンを意識しながら設計を進めてきたのでかなり贅肉が削ぎ落とされてきた感がある。いろいろと余分なものが取り除かれてきたことで逆に建物の性格がはっきりとしてきた。誤解を恐れずに言えば、基本設計の概算見積→実施設計の本見積に移行していく過程で当初やや予算オーバーでコストダウンを意識しながら設計を進めていく場合のほうがはじめから予算に合う場合よりいい建築になる可能性が高いのではないだろうか。それはクライアントにとって何が本当に必要であまり必要でないものは何なのかをもう一度みんなで真剣に考えていきメリハリのある建築となる・・・・からではないだろうか。


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午前から担当者と打合せを行う。とくに品川区大井町K邸のプランを河野君が急いで変更してくれた。前の案だと収納とトイレの関係が非効率的だったのだが、階段の向きを一部変更することでかなり無駄のないプランになった。もともと1層分の面積がかなり制限されているのですこしの無駄も残さないように計画していくことが必要になる。午後から横浜にむかう。横浜市のまちづくり調整局の中部建築事務所というところに行くためだ。計画のごく初期の段階でその土地に関する法規を調べてることになる。今回は横浜市神奈川区I邸の法規の確認や事前確認のため役所を訪れた。横浜駅から徒歩10分ほどで訪れると閲覧しやすい状態で資料が整理されていて効率よく調べられた。本日は時間がなく水道局などにはいけなかったが次回にはその辺りの調査も必要になる。その後18時半から打合せの約束をしているIさんのお宅に向かう。時間があったので歩いていったのだが30分ほどかかってしまった。上り坂で横浜が結構山がちな地形だということを再認識する。今回は初回の打合せだったがいろいろと詳細部分のことも打ち合わせを行った。まだ図面化するのははやいスイッチ、コンセントなどの話も出たが今後内容を念頭において計画に反映していく。われわれは基本設計→実施設計という大枠から詳細に検討を行っていくが、もちろん住む人は詳細の部分から先に頭に浮かんだりする。住む人がまずはじめに頭に浮かぶ部分こそ僕らが優先して検討すべき問題だと思うし解決するよう計画の初期の段階からあたまにおいておきたい。帰りは車で駅まで送ってもらい、車の中で僕の年齢を聞いて奥さまがおどろいていた。どちら側に驚いたのだろう・・・
一昨日ランニングで転倒した話をいろいろなひとからいわれる。みなさんも気をつけてください。本日は家具の図面を検討をした。建築の中で造作家具というのは独特な部分であるし細やかな気遣いが要求される。図面も自然検討していく図面のスケールも建築の他の部分より原寸に近いものになっていく。家具の参考資料などをあらためて調べなおし、どこか今の案でデベロップできる部分はないか有友くんと検討を行った。資料をいろいろと調べていると他の設計の人の案の細かな気遣いに敬服する部分も多い。出来るだけ吸収できる部分は吸収して今後に生かしていきたい。もうすこししたら家具の寸法、素材などについて事務所内で標準に近いものが出来ればと思う。そうすることで特別に検討していく部分に注力していくことが出来るし結果として全体の完成度があがるはずである。夕方からコピーの営業の人が来て機械のリース契約。使っていたFAXがとうとうだめになったので今月から入れ替えることに。夜は図面の検討をいくつかの進行中の計画案についておこない本日は21時頃に事務所を出る。
今日は6月1日なので朝から5月分に使った交通費などの経費をまとめを大急ぎでして美紀に渡す。本当は月末にやるものなのだが夏休みの宿題を9月になってからやるようなものでややあせる。。今週は神宮前計画、世田谷区A邸の実施設計のつめがあるので担当のスタッフと打合せをおこなう。その後、夕方から関内工務店さんにいき品川区大井町K邸の打合せをおこなう。設備に関する打ち合わせがメインだが厨房設備、店舗に関していろいろと貴重なアドバイスを受ける。計画は隣地との間隔がほとんどないので初期の段階から施工者と密な打合せをして計画の中に施工に支障になる部分がないように検討を重ねていく。帰り際に駅まで送ってもらった途中に関内さんが設計施工した飲食などの物件を外側から見せてもらう。外観など街にある実例を写真などでもう少し収集してみようかとおもった。100件目標で写真を集めていたのだがあつめてみるとまだ物足りない。やはり計画の初期の段階での事例収集は重要である。
朝から小雨が降ってるなか1時間ほどランニング。永代橋ちかくの階段のところで足が滑り久しぶりに派手にころんだ。。それもかなり派手に。。。足から背中にかけて階段に打つったのだが幸運にもたいしたことなし。目の前に人がいたのだがかなり驚いたことでしょう。階段のタイル面だったのだがかなり危険。「ノンスリップの重要性を体で学習した。」と前向きに捉える。午前中にたまっていた日記を更新する。その後いろいろと作業の後、午後から神宮前計画の打合せで神宮前の建設予定地に。現在の既存家屋は1階がテナントでカレー屋さんが入っているのだが工事のため今月で終了なのでぜひ食べにいこう。2階の建築主さんの住宅で2時間ほど打合せ。持込の家具などの写真撮影、採寸をスタッフの石川君と行う。細かな部分を決定したのであとは実施設計のまとめにはいる。その後、石川君と別れ日暮里に。東日暮里I邸の打合せを行う。今回は見積書を提出しその説明と工事までのスケジュールの確認を行った。昨年から進めていた計画がいよいよ7月から工事にはいる。今週来週は工事金額のチェックとコスト調整する部分の調整をおこない既存の建物の解体となる。解体の費用が近年じわじわ上がっていることを実感した。建築自体のコストと比べても大きな比率といえる。環境の問題、建物自体の持続性など考えるきっかけになりそうだ。
朝、今週のスケジュールの調整。その後事務所の掃除をいる人たちで行う。一通り事務所内をきれいにする。どうしても必要書類、模型などで設計事務所は乱雑になりがちなので(・・うちの事務所だけかもしれないが・・)、月曜日は見た感じきれいになるくらいまでの中掃除をする。そのあと毎週恒例の所内のミーティング、今週一週間の予定など確認していく。ミーティングが最近マンネリ化してきたのでなにか新しい方式でも考えようかとふと思う。明日の荒川区東日暮里I邸の打合せに向けて金額、仕様などの最終調整をおこなう。浴室のガラス扉の値段が思ったより高かったので、既製品と製作の強化ガラス扉のコストダウン案の両方から検討をおこなった。その後、世田谷区用賀A邸、茅ヶ崎市T邸の打合せを担当者とおこなう。両方ともディテールで未決の部分がまだ多いので今週集中的に検討しよう。建築知識の2005年2月号「内装設計ディテール便利帖」を読み始める。以前に事務所で買ってまだ読んでなかったので読み始める。3部構成なっており初めは水澤工務店の詳細についての考え方。高価なディテールも多かったが根底にある部分、オーソドックスな寸法などの解説も多く、あらためて勉強になる。より標準的なコストの仕様、納まりについては後半2部にありそうなのでとても楽しみだ。