また秘密ができてしまった
太郎さんとの。
『僕と会ったこと会社の人に言わんといてや』
言うか
あなたは前の会社で
クソ野郎のクズとみんなに言われて
同期のレッドポロにも見放されてるんだよ
あなたはそれなのに
わたしの前で格好つけるよね
私は太郎さんの全てを知ってるのに
どうして普通に連絡できるんだろうなあ
知らないとは思ってないはずだけど
私が触れないから?
あのこととか全く言わないから?
連絡しやすいんだろうね。私。
なんせあなたにとても好意的だから
とはいえ、昨日は
楽しすぎて
酔っ払って
腕組んで歩いてた
『会社の人に見られたら、やばいで』
ええ、ええ、ええ、ええ。
とってもやばいで
ハル『社内の衝撃ニュースになるね』
太郎『俺は辞めたからいいけど、
大変なのは、ハルさんやで』
ハル『見つかった時は言い訳しないで
逆に堂々とするわ』
私がきっと社内の誰かと誰かが
太郎さんと私みたいにやたら気があって
くっついてしまうくらい仲良しを目撃しても
正直一瞬驚くけど
すぐに忘れる
人のことにあまり干渉しないタチなので。
ただ太郎さんの場合、
散々会社に迷惑かけたからね
なんであんなやつと?って
思われるのは間違いなくあるから、
何が問題ってそこが問題。
太郎『こないだキスしたしな』
ハル『言うな』
太郎『(笑)』
太郎『キャピ子とかにゆうたら、
ゴシップ好きそうやで
めんどくさいでー?』
確かにね
一番知られたくないのは
キャピ子と2年目のしっかりソニアちゃんと
一年目の寝坊メロンちゃん。
太郎さんと墓場まで持ってく秘密と
ふたりで話してました。
お互いに隠したいから、
問題なし。